第2試合はオカダ・カズチカ&矢野通&石井智宏vsEVIL&ジェイ・ホワイト&高橋裕二郎。当初、ディック東郷が出場予定だったが、昨日の2.2後楽園で復活したジェイが、急遽交代することに。前日の2.2後楽園のイリミネーションマッチで、遺恨を深めたCHAOSとBULLET CLUB。ジェイは試合後に石井をKOすると、G.o.Dと共に後藤洋央紀&石井&YOSHI-HASHIの保持するNEVER6人タッグへの挑戦をアピールしている。
石井は入場と同時にジェイに襲いかかる。オカダと矢野は裕二郎とEVILを場外戦に連れ出す。
ジェイは石井の背中にパンチを連発。さらにエルボーを見舞うが、石井は仁王立ち。すると、ジェイは打撃を浴びせ、挑発するように張り手。
石井がロープに飛ばすと、ジェイは場外にエスケープ。するとオカダと矢野がジェイに襲い掛かり、リングに戻す。
ここで石井はラリアット。さらに垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、ジェイは回避して場外へ。
だが、石井はジェイをリングに戻す。すると、外道がエプロンに立って石井の注意を引きつける。そして、ジェイがロープを挟んで石井にドラゴンスクリューをお見舞い。さらにDDTを炸裂する。
ジェイは石井の左足にキックを連発。さらにグラウンドで逆回転のドラゴンスクリュー。
スイッチした裕二郎は石井の後頭部にエルボーを落とす。だが、石井は構わず、場外のジェイに襲いかかる。すると、ジェイはカメラのケーブルで石井にチョーク攻撃。
ジェイが石井をリングに戻すと、裕二郎がカバー。だが、これはカウント2。スイッチしたEVILは、石井を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
EVILはもう一度金具むき出しのコーナーに叩きつけてから、ジェイとスイッチ。ジェイも金具むき出しのコーナーに石井の胸板を衝突させる。
ジェイは苦悶の表情の石井を何度も押さえ込み、スタミナを削る。石井が自軍コーナーに戻ろうとすると、ジェイが妨害。そして、顔を踏みつける。
ジェイは手拍子に合わせて石井の頭をはたく。怒りの表情の石井に対し、ジェイはエルボー連発。さらに石井のエルボーをかわし、低空バックドロップ。だが、石井もブレーンバスターで反撃。
次はオカダとEVILのマッチアップ。オカダはランニングエルボーから串刺しエルボー。これはEVILがかわすも、オカダは走り込んでヨーロピアンアッパーカット。
ここで東郷がオカダの気をそらすと、EVILがオカダを場外に投棄。そして二度にわたり鉄柵に投げつけ、オカダの後頭部を踏みつける。
EVILはオカダをリングに戻すと、その顔面を踏みつける。さらにフィッシャーマンズバスターを狙うも、オカダはこらえる。そして、EVILを金具むき出しのコーナーにハンマースルーで叩きつけ、リバースネックブリーカーを狙う。しかし、これはEVILが回避。
スイッチした裕二郎はオカダにエルボー連発。さらにロープに貼り付けてフロントキック。しかし、オカダも高さのあるフラップジャックで反撃。
次は矢野が登場。コーナーパッドを外すと、東郷に手渡し、レフェリーの注意を引く。
そして、金具むき出しのコーナーに裕二郎を激突させようとするが、逆に自爆してしまう。裕二郎がローブに飛ばすと、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。
だが、裕二郎は矢野の手に噛み付き攻撃。そして頭部に低空キックを決めてからリバースDDTを炸裂。
続いて矢野にトレイン攻撃を狙うが、矢野は回避。するとジェイがブレードランナーの体勢に入るも、石井はカット。
ジェイは石井にブレードランナーを狙うが、石井は切り抜けてジャーマン。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
矢野はロープに走るも、東郷が場外から足を引っ張って妨害。そして、裕二郎が突進するが、矢野はマンハッタンドロップ。そしてシーソーホイップで東郷に激突させる。
さらに矢野は背後から裕二郎にローブローを決めると、すかさず横入り式エビ固めで3カウントを奪取。CHAOSに凱歌が上がった。
石井「小僧、元気そうだなオイ! それにしても随分長い間、逃げ回ってたなオイ。おかあちゃんにでも慰めてもらってたのかオイオラ! たった1回の失敗でよ、現実から目を背き、挙げ句は逃亡か。笑かすなコノヤロー! オイ、オメーの喧嘩、買ってやるよ。あ、オメーじゃねえな、オメーらの喧嘩だな。オイ。(NEVER6人タッグベルト)獲りに来いよオイ。オイ、それから小僧、今んとこブレードランナー二つだな、覚えてるぞオイ」
矢野「オイ! バレットクラブ! テメーらな! 押してはいけないスイッチを押してしまったんだバカヤロー!!」
オカダ「オイ! 新日本プロレス!! カード変わったな。何で俺とEVILが組まれてねーんだよコノヤロー! 俺が、言ったことは何でもやってくれるのが新日本プロレスじゃねーのか! 俺は怒んねーけどな内藤さんがなんていうかわかんねーぞコノヤロー! あっちもやる気だろう! さっさと組め新日本プロレス! いつでもいいんだ! 組まないんだったら、もういいよ組まないで。そしたら俺はタッグマッチで1本獲って、先進んでやる!!」
EVIL「オカダよ! オメーはよ、もう“顔”じゃねーんだコノヤロー! テメーはよ、必ず潰してやるよコノヤロー! なあ、オイ」
東郷「オイ! ただ、恥かくだけだぜ!」
EVIL「よーし、行くぞコノヤロー」
ジェイ「あれはダブルスタンダードじゃないのか? 何が起きたのかハッキリ教えてやる。もし立場が逆だったら、もし仮に俺が試合後、CHAOSに攻撃を仕掛けたとしたら、ヤングライオンとレフェリーは全力で俺を止めるだろう! でもゴングが鳴った後だというのに、ゲイブとツジは止めにも入らずただ突っ立って、俺がアイツらに一方的に攻撃されるのを見ていた……」
※ここで石井がバックステージに突如現れて「うるせえ!」とジェイを襲撃!
※石井は外道をエルボーで撃退! 石井は、怒号を放ちながら、ジェイを控室へ引きずっていく。
※しばらくした後、ジャージ姿のジェイがパイプイスを手に、再びインタビュースペースに現れる。
ジェイ「ほらな、俺が言った通りのことが起こっただろ! 誰もイシイの攻撃を止めないじゃないか? でも、イシイがその気なら、いつでも相手になってやる! さっきも言ったように、もし立場が逆だったら…もし俺が試合後誰かを襲撃したとしたら、真っ先にヤングライオンとレフェリーが止めに入るだろう。でも、イシイが俺を襲撃しても、誰も止めようともしない!
新日本と新たな契約を結んだばかりだと言うのに、なぜ新日本はこんなにも俺を邪険に扱うんだ? スタッフもヤングライオンも新日本のスターである俺が襲撃されても知らんぷりだ! 今、プロレス界で一番話題を集めてるのは誰だ? ジェイ・ホワイトだろ! 新日本、俺がどれだけ会社に金を生み出してるのかわからないのか? 俺なしでお前らはやっていけない! ふざけるなよ!
誰か会社の奴がヤングライオンに、イシイが俺を襲撃しても止めるなと命令したのか? トーキョードーム2日目のコメントでも言ったが、俺はやっぱり会社に大事にされていない。その証拠にバックステージでイシイに襲撃され、コメントを邪魔されても、誰も止めに来なかっただろ! でも、もしまたイシイがこの場に現れたら、やってやるぞ!
※と、持っていたイスを床に叩きつける。
それから、コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインはどうなったんだ? 場外乱闘は禁止されているはずなのに、ゴトーは実況解説席からフェンスを乗り越えて襲撃してきたぞ! 新日本の責任者は一体何をしてるんだ? 何だ、ジェイ・ホワイトに襲撃するのは例外で許されてるのか? それもレスラーだけじゃなく、解説者も含まれてるのか?(スタッフに向かって)こうして話してる今にも攻撃を仕掛けてくるのか? 新日本、責任を取れよ! もし俺が実況解説席からフェンスを飛び越えて襲撃したら、大問題になるだろ?
罰金か何らかの処分が下るはずだ! ルールを破った後藤にも同じ処分が下されないとおかしいぞ! いや、もっといい提案がある。ゴトーをNEVER6人タッグのタイトルマッチに出すな。俺とタマ、ロアの3人対、イシイと“燃える闘魂”YOSHI-HASHIの2人のペナルティマッチに変えろ! 新日本、これは命令だ! これを見たらすぐに回答をよこせ! 何もせずうやむやに終わらせようとするのなら、目に物見せてやるからな!」