第2試合は鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIvs高橋裕二郎&エル・ファンタズモ&石森太二の6人タッグマッチ。2.25後楽園のIWGPジュニアタッグ王座戦（王者・石森&ファンタズモvs挑戦者ヒロム&BUSHI）、2.28大阪城のIWGPジュニアヘビー級王座戦（王者ヒロムvs挑戦者ファンタズモ）の前哨戦となる。
　
　ゴング前、ヒロムはレフェリーにファンタズモのシューズをチェックするよう要求。しかし、とくに異変は見つからず。

　開始のゴング、ヒロムとファンタズモが先発を買って出る。まずは共にエクササイズを繰り広げ、対抗心を見せる。
　続いてロープワークの攻防を経て、ヒロムが串刺しラリアット。さらにハサミワザを見舞うが、ファンタズモは着地。すかさずヒロムは丸め込みを連発するも、ファンタズモは切り抜ける。
　ここでファンタズモは握手を要求。ヒロムが応えようとすると、ファンタズモは顔面かきむしりで押し込む。そして技の読み合いからセカンドロープに飛び乗り、フライングクロスボディ。続くライオンサルトはヒロムがかわすも、ファンタズモは背中に引っかき攻撃。そして、土手っ腹にサイドキックを入れると、ヒロムは昏倒。
　次は裕二郎がヒロムの背中に引っかき攻撃。そしてバックドロップで叩きつけてカバー。これはヒロムがカウント2でキックアウト。
　スイッチした石森はセカンドロープから飛び降りると、ヒロムの背中に引っかき攻撃。さらに腰にエルボーを浴びせる。
　次はファンタズモが裕二郎のアシストを受け、鉄柱から飛ぶも、まずは着地。そして、ヒロムの背中に引っかき攻撃。ヒロムのローンバトルが続く。
　ファンタズモがヒロムをコーナーに逆さ吊りにすると、石森が顔面にスライディングキック。そして、石森&ファンタズモはヒロムの急所を同時に踏みつける拷問攻撃。
　次はファンタズモが背中への引っかき攻撃から、スーパーキック。しかし、ヒロムは蹴り足を捕らえて変形ドラゴンスクリュー。
　ようやくスイッチしたBUSHIは、石森と激しいエルボー合戦。続いてBUSHIはロープを利用したオーバーヘッドキックからミサイルキックをヒット。
　続くフィッシャーマンズスクリューは石森が切り抜けるも、BUSHIはDDTをお見舞い。しかし、石森はカウンターで担ぎ上げ左肩にショルダーバスター。
　そして石森&ファンタズモがBUSHIにトレイン攻撃。しかし、BUSHIは切り抜けヘッドロック&ドロップキックを二人同時にお見舞い。しかし、石森もハンドスプリング式のスクリューキックで反撃。
　次は鷹木と裕二郎のマッチアップ。エルボーの応酬から、鷹木はブレーンバスター。だが、裕二郎は手に噛み付き攻撃。そしてフィッシャーマンズバスターを決める。
　続いて裕二郎はマイアミシャインを狙うが鷹木は脱出。そして、裕二郎の串刺し攻撃をかわすと、L･I･Jがトレイン攻撃。ヒロム&BUSHIのサンドイッチ式低空ドロップキックから、鷹木がセントーンを決める。
　鷹木は気合いを入れ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、石森がカット。ここから両軍入り乱れる展開に。
　鷹木は龍魂ラリアットでファンタズモを排除。すると、裕二郎が鷹木をラリアットでなぎ倒し、さらにマイアミシャインを炸裂。だが、カバーは裕二郎がカウント2でキックアウト。
　裕二郎は気合いを入れるとピンプジュースを狙う。鷹木が切り抜けると、裕二郎はロープへ。しかし、鷹木はバックエルボー、ナックル。そしてラリアットではなく、フェイントのDDTを決めてからスライディングラリアット。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを見舞って、裕二郎から3カウントを奪取した。

　試合後、場外でヒロムとBUSHIが挑発合戦。BUSHIと石森もにらみ合いを繰り広げる。

鷹木「2週間ぶりの試合だ。『Road to CASTLE ATTACK』かぁ……。『CASTLE ATTACK』、まさに城攻めだな。城攻めと言えば、俺しかいねえだろう。だが、残念ながら大阪城、『CASTLE ATTACK』、俺はカード組まれてねえんだよ。まあ、それは仕方ねえ。今、ベルトもなんにもねえからよ。だが、ただ！　ただただ黙ってるわけにはいかねえからな。3月には『NEW JAPAN CUP』もあるから、今シリーズ、毎試合、刺激を求めてとことん暴れ狂ってやるからな」

BUSHI「どうだ？　正式に決まっただろう、IWGPジュニアタッグのタイトルマッチ。ここ後楽園ホールで俺とヒロムで巻くぞ、IWGPジュニアタッグのベルト。こんなチャンス、ものにしないといけないよ」

※ヒロムがコメントスペースに登場して、BUSHIと合流
ヒロム「今度こそ、俺たちで巻きましょうよ。ただ一つ、やっぱりファンタズモの野郎、あいつ右足に何か入ってんのか、何か鉄板でも入れてんのかわからないですけど、そこだけ気をつけてください。

そこさえ気をつければ、大した相手じゃない。むしろファンタズモ、俺ばっかり狙い過ぎじゃねえか？　IWGPジュニアタッグは守らなくていいのか？　そんなんじゃ俺とBUSHIさんが軽々獲っちまうぞ」
BUSHI「いいか、ファンタズモ、お前の足、暴いてやるよ？」

　
ファンタズモ「負けて悔しいかって？　まさか。こんなのたいして重要な試合じゃねーよ！　俺は調子いいぜ。だって今日のヒロムからは、俺のスーパーキックをいつ食らってしまうのかっていう不安が伝わって来たからな。手のひらで踊らされるとは正にこういことだ。

ヒロム、俺とイシモリにはCR2、ブラディー・クロス、ボーン・ログ、サンダーキス86といった数々の連携技もあるんだ。気を抜かないほうがいいぞ。てか、俺は前哨戦なんてどうでもいい。前哨戦をしたところで何が変わる？　最後に勝つのは俺たちBULLET CLUBだ。そしてオーサカジョーホールでジュニアのベルトを返してもらうぞ。ベルトのレンタル期間はあと少しで終了だ」

※ファンタズモが控室に戻ったあと、フロアに腰を落として
石森「BUSHI、やっとこのベルト、やる気になったか？　お前からこのベルトを巻きたいっていう言葉、待ってたよ！　それにヒロム、何？　コソコソチョロチョロ隠れてる金魚のフンだって？　いやいやいやいや、浅いな～！　やっぱヒロムはまだまだオコチャマだな、へへへ！　シングルと違って、幅広くできるのがタッグだろ？　なあ？　違うか？　フフフフ。どっちがいつ出てくるか読めないのも戦略の一つ。あくまで二人で勝つのがタッグだ。ああ、でも、ヒロムみたいな目立ちたがり屋の極みにはちょっと難しいよな、ハハハハハ！」
※裕二郎はノーコメント