第5試合では石井とジェイがシングルで激突。両者は1.6TDCの10人タッグで対戦し、石井がジェイからピンフォール勝ちをスコア。1.5東京ドームの飯伏幸太との二冠王座戦に続いて敗北を喫したジェイは、失意から行方をくらませる。
だが、ジェイは2.1後楽園に突如姿を現すと、石井をブレードランナーでKO。翌2.2後楽園から正式に試合復帰を果たし、以降は石井と激しい抗争を繰り広げてきた。
両者は昨年の『G1』の最終公式戦(10.16両国)で対戦し、そのときは石井が垂直落下式ブレーンバスターでジェイを粉砕し、優勝決定戦進出を阻んでいる。そのとき依以来となるシングルマッチ、果たしてその結末は?
ジェイは外道を伴って入場。石井がリングインすると、ジェイは一旦場外にエスケープ。そして、石井を牽制しながらリングに戻る。続いてジェイは場内に向けマッスルポージングを決めてから、外道とToo Sweetサインをかわそうとする。ここで石井が突っかかろうとすると、すかさずジェイと外道は場外へ。そして、鉄柵の外でToo Sweetサインを決める。
ジェイはリングに戻るも、ゴングと共に場外へ。そして、ジェイはリングに上がると見せかけ、不敵な笑みを浮かべながら場外に下りる。
石井も場外に下りるが、ジェイは距離を取る。すると、外道がリングに上がろうとする石井の注意を引き、そのスキをついてジェイがストンピングを連発。
続いてロープワークの攻防から、ジェイは場外へ。石井が追いかけるも、ジェイはリングに戻ってレフェリーの注意を引く。そのスキに外道が場外で石井を鉄柵に叩きつける。
ジェイは石井を場外へ。そして、場外に下りるも、石井はすばやくリングに戻り、追いかけてきたジェイにショルダータックル。そして、石井は外道を警戒しつつ、ジェイを場外で鉄柵に二度にわたり叩きつける。ジェイは花道の奥にエスケープ。
レフェリーに促されジェイがリングに戻ると、石井はエルボー、ストンピングとたたみかける。ジェイはスキをついて石井を担ぎ上げると、ノドをトップロープに打ち付ける。さらにジェイは石井を抱え上げ、その脇腹を鉄柵に落とす。石井は脇腹を押さえて昏倒。
ジェイは石井を捕らえ、エプロンと鉄柵に交互に打ち付ける。石井はダメージでのたうち回る。ジェイは無理やり石井を立たせ、リングに投げ入れる。
ジェイは石井にストンピングを連発。さらにコーナーを背負わせ、脇腹部分に細かくショルダータックルを浴びせる。ジェイは石井をグラウンドに持ち込み、胴をベアハッグのように絞め上げてダメージを蓄積させる。
ジェイは石井をコーナーパッドにハンマースルーで叩きつける。さらに石井の突進をコーナーパッドに自爆させる。劣勢の石井だったが、カウンターのパワースラムで反撃。
石井はジェイにコーナーを背負わせて逆水平チョップを連発。ジェイが崩れると、首付近にエルボーを落とす。さらにブレーンバスターをお見舞い。
続く石井のバックドロップはジェイがしのぎ、ここから技の読み合いに。最後はジェイがDDTを炸裂。ジェイは串刺しエルボーから変形デスバレーボム。しかし、カバーは石井がカウント2でキックアウト。
続いてジェイが変形の裏投げを狙うも、石井は回避。するとジェイは逆水平チョップを乱打。だが、石井はジェイのノド元に強烈な逆水平チョップを連発。レフェリーが制止するも、石井は跳ね除けてチョップを重ねる。
石井は串刺しラリアット。続くラリアットは、ジェイがカウンターのコンプリートショット。さらにジェイはジャーマンで叩きつける。
ジェイはキーウィークラッシャーの体勢に。だが、そのまま石井は突進してコーナーに激突させる。すると、ジェイはフロントネックチャンスリーでコーナーに向けて石井を叩きつける。
場外に落ちた石井を捕らえたジェイは、鉄柵に向けてフロントネックチャンスリー。石井は脇腹を押さえて悶絶。石井はカウント18でリングにギリギリ生還。
続いてジェイはブレードバスターからカバー。これは石井がカウント2でキックアウト。ここでジェイはもう一度変形の裏投げへ。だが、石井は切り抜けてヘッドバット。しかし、ジェイは変形の裏投げで叩きつけ、キーウィークラッシャーを炸裂。カバーは石井が必死にカウント2で返す。
ジェイはSSSを狙うも、石井は回避。するとジェイは脇腹に強烈なヒザ蹴り。さらに脇腹にストンピングを連発する。
ジェイは石井の脇腹に強烈なエルボーを連発。石井は「来いよ、コノヤロー!」と前に出る。ジェイはエルボーを繰り出すが、石井は仁王立ち。そして前進するも、ジェイはヒザ蹴りで動きを止める。
しかし、石井は意地のエルボーでジェイをダウンさせる。石井はジェイをトップコーナーに設置。すると外道が妨害し、ジェイがトップコーナー上から石井にサミング。だが、石井は下から突き上げるようなヘッドバット。ジェイはコーナーに逆さ吊りに。
石井はジェイを捕らえると、雪崩式ブレーンバスターをお見舞い。しかし、カバーはジェイがカウント2でキックアウト。
石井が右腕を突き上げると、外道が場外から石井の気を引く。すると、ジェイが石井のバックを取る。だが、石井はフライングメイヤーからスリーパーで捕獲。
ここで外道がエプロンに上がり、石井が近づいてパンチを繰り出すが、かわした外道は石井の脇腹にパンチ。石井はヒザから崩れ落ちてしまう。
すかさずジェイはSSSを炸裂。そしてスリーパーで捕らえ、石井が逃げようとすると、ジェイはレッグホールドスープレックス。石井はカウント2で必死に返す。
続いて技の読み合いから、石井がショートレンジラリアットでなぎ倒す。だが、自身も脇腹を押さえて転倒。
石井は気合いを入れると、ジェイにラリアット。かわしたジェイはスリーパー。しかし、石井はスリーパーで切り返す。そしてブレーンバスターを狙うも、逆にジェイが相手のお株を奪う垂直落下式ブレーンバスター。だが、カバーは石井が必死にカウント2でキックアウト。
ならばとジェイはブレードランナーを狙うも、石井は切り抜けてジャーマンをお見舞い。続いてラリアットを狙うが、ジェイがかわすのを読んだ石井は、延髄斬りをヒット。
石井はパワーボムで叩きつけるも、ジェイはカウント2で必死に跳ね返す。ここで外道がメリケンサックを装着してリングイン。レフェリーが制止すると、ジェイが石井に背後からローブロー。だが、石井はその手をキャッチして回避。そして、ジェイを激突させて石井を排除すると、ジェイにはラリアット一閃。
続いて石井はスライディングラリアットからカバーするが、ジェイはカウント2でキックアウト。石井は雄叫びを上げ、垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。ジェイは切り抜け、ここから技のめまぐるしい読み合いに。最後はジェイがSSSで叩きつける。
ジェイはブレードランナーを狙うも、石井は回避してショートレンジラリアット。そして垂直落下式ブレーンバスターの体勢に入る。ジェイが切り抜けると、石井はヘッドバット。
続くバックの取り合いを経て、石井がショートレンジラリアットを振り抜くも、かわしたジェイはすばやい動きで一気にブレードランナーを炸裂。この一撃で3カウントを奪取した。
試合後、ジェイはマットを叩いて興奮。そして、勝利の咆哮を上げると、石井の頭に銃口のハンドサイン。続いてジェイはセコンドの上村優也に抱きつくが、上村は押しのけて石井を介抱する。すると、ジェイは上村に低空ドロップキックをヒット。
ジェイは外道に抱きついて喜びをわかちあってから、勝ち名乗りを受ける。続いてToo Sweetサインをかわし、ジェイは会心の勝利に雄叫びを上げると、花道をあとに。石井は脇腹を押さえて苦悶の表情で退場。