メイン(第5試合)は『NJC』1回戦、オカダ・カズチカvs鷹木信悟。オカダは2.27大阪城でEVILとの遺恨決着戦を制すと、試合後に「そろそろ、IWGPの戦いに行っていいよね! でも、やっぱり大人の世界には正しい順序というのがあるから、次から始まる『NEW JAPAN CUP』を優勝して、あの戦いに入っていこうと思います」と宣言。鷹木は1.30愛知で棚橋弘至に敗れNEVER無差別級王座から陥落するも、先シリーズの2.25後楽園のバックステージで「俺はいつもどおり絶好調だ。正直、高橋ヒロムの欠場は痛い。まあ、本人が一番辛いと思うけど、このネガティブなニュースを俺たちはポジティブに変えていかなきゃいかん」と力強くコメント。その活躍の場として、「NJC」は打って付けの舞台となる。
オカダにとって今回の『NJC』は2013年、19年に続き三度目の制覇を懸けた戦いであり、優勝候補筆頭として活躍に期待がかかる。鷹木としては初優勝を目指すと共に、まずはオカダに昨年の『G1 CLIMAX』公式戦の雪辱を果たしたいところ。
開始のゴング、鷹木はすばやくリング中央まで歩を進める。オカダはその姿をコーナーでにらみつける。そして、両者はまずロックアップで組み合うと、オカダがロープまで押し込む。オカダは攻撃すると見せかけてクリーンブレイク。
すると鷹木は打撃の猛攻。だが、オカダもエルボーを返し、ヘッドロックで捕らえる。続くショルダータックルの応酬では、オカダが鷹木をカニバサミで転倒させ、エルボードロップをお見舞い。
オカダは鷹木にコーナーを背負わせ、頭部にバックエルボーを連発。そしてショルダーネックブリーカーからカバーするが、鷹木はカウント1でキックアウト。するとオカダはチンロックで捕獲。鷹木は足でロープエスケープ。
オカダはフライングメイヤーから低空キックで鷹木を場外に吹っ飛ばす。鷹木は鉄柵を揺らして怒りをあらわに。そして、鷹木は「外、来るか?」とオカダを挑発。
鷹木がエプロンに上がるとオカダが近づくが、鷹木は足を引っ張ってうまく場外戦に誘い出す。そして鉄柵に叩きつけようとするが、逆にオカダがハンマースルーで激突させる。
オカダはエプロンに鷹木を固定し、場外に向けてDDTを狙う。しかし、鷹木は切り抜けるとオカダの腰を鉄柵とエプロンに打ち付ける。さらに抱え上げて、オカダの顔面をエプロンに打ち付けてから、間髪入れずにDDTをお見舞い。
鷹木はオカダをリングに投げ入れ、トップロープ越しのニードロップ。そして、追走式キチンシンクからショルダータックルでオカダをねじ伏せ、「拍手!」と場内の拍手を巻き起こす。
勢いに乗る鷹木はブレーンバスターで豪快に叩きつけてカバー。オカダがカウント2で跳ね返すと、鷹木はスリーパーで捕獲。オカダが切り抜けると、鷹木はダブルチョップでダウンを奪う。
オカダはエルボーで反撃するが、鷹木はエルボーで後退させ、熨斗紙を狙う。しかし、切り抜けたオカダはマネークリップの体勢に。鷹木はそのまま後退してコーナーに挟み撃ちにし、ロープへ。しかし、オカダはフロントキックをお見舞い。
さらにロープワークの攻防からオカダはランニングエルボー。続いて串刺しエルボー、DDTとたたみかけてカバー。これは鷹木がカウント2でキックアウト。
オカダは鷹木をコーナー上に固定し、ドロップキックを狙うが、鷹木は切り抜ける。そして、バックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
鷹木はオカダのリストをつかみ、ショートレンジラリアットを炸裂。続いてボディスラムから龍魂エルボー。
鷹木は「来た、来た、来たー!」と叫んでからレインメーカーポーズ。さらにマッスルポージングを見せると、レインメーカー式パンピングボンバーを狙う。
だが、オカダはキックで切り抜け、エルボーを連発。しかし、鷹木は後頭部にショートレンジラリアットを見舞い、ロープへ。するとオカダはカウンターのフラップジャック。
ここから両者は激しいエルボーの応酬に。互いに感情ムキ出しでやり合う。競り勝った鷹木はハンマースルーを狙うが、逆にオカダがロープに投げる。オカダのドロップキックをかわした鷹木は、スライディングラリアットへ。これをオカダが回避すると、技の読み合いから鷹木は串刺しラリアット。
だが、続くパンピングボンバーはオカダがかわし、マネークリップで捕獲。そして逆さ押さえ込みの体勢に入ろうとするも、鷹木が熨斗紙で切り返す。
鷹木はロープに走るも、オカダはカウンターのドロップキック。そしてツームストンパイルドライバーで突き刺し、マネークリップで捕獲。鷹木は足でなんとかロープエスケープ。ここでオカダは腰を押さえて苦悶の表情を浮かべる。
オカダは先に立ち上がると、鷹木をボディスラムで叩きつけ、コーナーを上る。しかし、鷹木は「いかせねえよ、コノヤロー!」と叫んで阻止。そして、鷹木は雪崩式ブレーンバスターで一気にぶっこ抜く。オカダは腰を押さえて昏倒。
鷹木はオカダにスライディングラリアットを決めてカバー。オカダはなんとかカウント2でキックアウト。鷹木は「オイ! オイ!」と雄叫びを上げ、パンピングボンバーへ。だが、切り抜けたオカダは逆さ押さえ込みの体勢から、ショートレンジラリアットへ。しかし、鷹木は回避し、カウンターのMADE IN JAPANを炸裂。オカダはカウント2で跳ね返す。
そして、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、オカダはこらえる。すると鷹木はショートレンジラリアットでなぎ倒す。鷹木はワンツー・エルボーから、パンピングボンバーを狙うが、オカダはカウンターのドロップキックをヒット。
ここでオカダはマネークリップで捕獲。そして、旋回式のツームストンパイルドライバーで突き刺し、もう一度マネークリップへ。鷹木はロープに逃げようとするも、オカダはバックブリーカーで痛めつけ、マネークリップで絞め上げる。鷹木は必死の形相でロープエスケープ。
オカダはショットガンドロップキックを食らわせるも、鷹木は間髪入れずにパンピングボンバー。だが、オカダは倒れず。そして、鷹木のリストをつかみ、ショートレンジラリアットを連発。だが、鷹木は二発目をかわすと、技の読み合いからオカダにレインメーカー式パンピングボンバーを炸裂。だが、カバーはオカダがなんとかカウント2でキックアウト。
ならばと鷹木は追撃のパンピングボンバーでねじ伏せ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンへ。オカダは脱出すると、ショルダースルーからそのままエビ固めで押さえ込む。だが、鷹木はカウント2で跳ね返す。
オカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、鷹木は切り抜けて豪快なドラゴンバックブリーカーを炸裂。そして、もう一度パンピングボンバーを決めてカバーするが、オカダはカウント2で意地のキックアウト。
鷹木は雄叫びを上げ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。オカダは回避するとレインメーカーを繰り出すが、かわした鷹木は肩に担ぎ上げ、ついにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。この一撃で鷹木が優勝候補のオカダから3カウントを奪取。3.13愛知の2回戦では後藤洋央紀と対戦することに。