オープニングマッチは辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッドのヤングライオントリオが、タイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIにチャレンジ。タイチ&ザックは、3.20仙台の試合後、タマ・トンガ&タンガ・ロアに奪われたIWGPタッグ王座奪還に宣言している。辻は今大会で内藤哲也とのシングル実現を目指し、ツイッターでの「5.5万いいね」企画を行なっていたが目標達成ならず。その悔しさを鈴木軍にぶつけるか?
ゴング前に辻がタイチに襲いかかり、試合は開戦。リング上、上村はDOUKIにショルダータックル。さらにボディスラムで叩きつけ、閂スープレックスの体勢に。しかし、これはDOUKIがロープエスケープ。
DOUKIはカウンターのラリアットで反撃開始。そしてスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、上村は前方回転エビ固めで返す。
DOUKIは上村を場外戦に連れ出し、鉄柵に二度にわたり投げつける。さらに鉄パイプで上村の背中に殴りつける。続いて鉄パイプを使ってチョーク攻撃。タイチはケーブルコードで辻のノドを絞め上げる。
DOUKIは上村をリングに戻すと、挑発しながら頭を小突く。上村はエルボーを返すが、DOUKIが顔面かきむしり。
スイッチしたタイチは上村にフライングメイヤーから、背中にサッカーボールキックをヒット。そして後頭部を踏みつける。
タイチは喉輪で自軍コーナーに押し付ける。すかさずザックとDOUKIも足を押し当ててアシスト。辻とゲイブリエルがリングに入るも、タイチは喉輪で排除。
次はザックが上村にグラウンドでネックロック。上村はロープの反動を利用して切り抜けると、打点の高いドロップキックをヒット。
スイッチしたゲイブリエルはザックにエルボー連発。さらに片足タックル。そして技の読み合いからボディスラム、セントーンとたたみかける。
ゲイブリエルはバックに回るが、ザックは腕を取る。ゲイブリエルも丸め込みで返すが、ザックは跳ね除けると逆片エビ固めへ。辻がカットに入るも、タイチが場外に追いやる。
ザックはゲイブリエルを逆片エビ固めでえげつない角度で絞り上げるも、ゲイブリエルはなんとかロープエスケープ。ザックは余裕の笑みでゲイブリエルを称える。
ザックはゲイブリエルにローキックを連発。ゲイブリエルは強烈なエルボーで反撃。続くドロップキックはザックが交わすも、ゲイブリエルは丸め込み。
返したザックはローキック。しかし、ゲイブリエルはエルボーの猛攻。だが、ザックは相手の左腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。そしてロープに走るが、ゲイブリエルはカウンターのドロップキックをヒット。
次は辻とタイチのマッチアップ。タイチは喉輪で捕獲するが、辻ははねのけてエルボー。そしてロープに走るも、タイチはフロントキック。さらにケブラドーラ・コンヒーロのように抱え上げるが、辻はアームホイップで切り返し、ドロップキックをヒット。
辻は雄叫びを上げ、ここから上村が串刺しエルボー。さらに辻がボディスラム。そして上村のエルボードロップから、辻は上村のアシストを受け、ロープを用いたボディプレスを見舞う。
続いて辻はタイチを逆エビ固め。これはDOUKIが地獄突きでカット。しかし、辻はDOUKIをボディスラムで叩きつけ、場外に排除する。
辻はタイチに串刺しエルボーから、ロープへ。しかし、タイチはカウンターのアックスボンバー。辻がカバーを返すと、タイチはパンタロンを脱ごうとするが、辻が背後から横入り式エビ固め。
タイチがはねのけると、辻はアバランシュホールド。だが、タイチはカウント2でキックアウト。辻は気合いを入れ、ロープに走るが、かわしたタイチはジャンピングキックをヒット。そして、最後はデンジャラスバックドロップで叩きつけて3カウントを奪取した。

ザック「(※パイプイスを頭に乗せて頭部を守り、頭上をしきりに気にしながらコメントスペースに入ってきて)ダイジョーブ?」
タイチ「大変な目に遭ったよ、昨日は。(ホテルの)エレベーターが動かないでな」
ザック「10階まで階段で上がらないといけなかった。もう地震が起きなければいいけど」
タイチ「何時間俺ら、時間潰したと思ってんだ。大変な目に遭ったよ、チクショー」

ザック「最近、頻繁に起こってるよな。もう、地震とマスター・ワト、そしてコールドプレイの曲はこりごりだ。地震なんてなければいいのに。本当に嫌だ。もうこりごりだ」

タイチ「まあ、さすがだな。昨日あんなことあっても、興行やり遂げるって。さすがだな。褒めてやる(※と言って拍手する)。わかってるよ。いいんだよ、あんな若いヤツら当てなくたって。汗もかきゃしないんだよ。言ってる通り、早くあいつら帰ってこい。キン○マ・トンガ、タ○キン・ロア。逃げてんのか、お前ら? 勝ち逃げ? 勝ってねえよな。勝った気になってねえだろ、お前ら、あれじゃあよ? 試合で完璧に負けてたんだよ。たまたま、俺があれに憑依されただけで。(※首から下げていた袋からアイアンフィンガーを取り出し)こいつに憑依されただけで。俺らは負けたわけじゃねえんだ。ルールに負けただけだ。いいな、決着といこうぜ。そうだ、かかってこい。これもおとなしくなった。その状態でな。すぐ戻って来い。どこ行ってんのか知らねえけどよ。やらねえんだったら、俺らが行くぞ、そっちに。(※DOUKIに向かって)お前もだぞ。お前もいいのか、邪道にやられたままで。邪道と3人でかかってこい。(DOUKIを加えた)3人で相手してやる」

ザック「3年前に『NEW JAPAN CUP』で優勝した俺も、今日は第1試合でヤングライオンの相手か。でも俺は、ゴトーみたいにずるずる後退しないから、新心配してくれなくてもいい。今、俺たちが見てるのはタッグのベルトだけだ。早く戻って来るんだな、G.o.D。さっさと日本に戻って来い。お前らは俺たちと闘わないといけないんだ」
タイチ「新たな新日本プロレスの世界戦略、みてみるか」
ザック「必要があるならそうしてもいいけど、できれば日本でやりたいな。あいつらがとっととこっちに来ればすむだけの話だ。待ってるぞ」

DOUKI「(※1人残って)デンジャラス・テッカーズがG.o.Dに、また照準合わせたな。俺はよ、いつも邪道とシングルやらせろやらせろ言ってるけど、先にやんなきゃいけないことがあるよな。このな、タイトルマッチ組まれるだろ。組まれたら、それがシングルマッチより、一番大事なことだ。邪道を含めて、俺がしっかり止めてやるよ」

ゲイブリエル「ザック・セイバーJr.、お前にこれだけは言わせてもらう。俺がお前の眼中にないことは見ればわかるが、俺はまだお前を倒してない。いつかおまえを倒してやるから。覚悟しとけ……」

辻「ツイッターのプロジェクトは昨日で終わった。結果、3.6万だったけど、3.6万人もが俺のことを応援してくれたことに、とても感謝してます。ありがとうございます(※と言って頭を下げる)。はあ……内藤さんが達成できなかった時のリスクを考えろって。メリットは、内藤さんと試合ができること。デメリットはなんだ? 最大のリスクは。スクワット1000回か? 練習生からやり直しか? そんなこと求めてないよな? 一番は、俺が内藤さんとの闘いをあきらめること。ただ、そんなことは絶対にしない。だから俺なりに考えたんだ。何がリスクになるかと。俺の答えはこうだ。いつか俺が、IWGP世界ヘビー級王者になったとき、挑戦者として内藤さん、あんたを指名する。これが俺の答えだ。こんなこと言ったら、お前にそんなことできるはずない、そういう人もいいるだろう。ただ、夢や希望を与える俺たちが、夢を持たなきゃ、どうやって夢を与えられるっていうんだよ。なんとでも言え。これが俺の答えだ」

上村「今日も……相手につかまって、やられっぱなしで、返すのが精いっぱいでしたけど……DOUKI、あんた、悔しくねえのかよ? 俺は今日の試合、すげえ悔しかったよ。もっとやれるだろ? 俺も、もっとやりてえんだよ。こんなもんじゃ、終わらせられない。そしてもう一個。鈴木軍なのに、なんでボスの鈴木みのるがいないんだよ? 最近、鈴木みのるについて何も言わなかったけど、俺はずっと思ってるからね。俺は、自分の力で、あんたを絶対、振り向かせてやるよ。俺とシングルマッチで闘わせたいって、そうやって思わせてやる。また次のシリーズ、その次のシリーズも、誰と試合するかわかんないですけど、俺が狙ってるってこと、絶対……。俺は逃がさないよ。覚悟しとけ。ありがとうございました」