試合後、コブ、オーカーン、プレストリーのUNITED EMPIREのメンバーがリングイン。4人で記念写真を撮影すると、オスプレイがマイクを持ち、以下のアピール。
■オスプレイのマイクアピール
「腕にケガを負い、鼻を骨折しても、言ったとおり、このウィル・オスプレイが『NEW JAPAN CUP』を制したぞ! オマエら仙台のファン、いまは調子よく拍手を送ってるが、心の底では信じていなかったたくせに。俺がジュニアからヘビーに転向したときだって、誰も俺がここまで来れるなんて信じてなかった。でも、俺はこうしてヘビー級のトーナメントを制覇した! UNITED EMPIREを立ち上げたとき、俺たちがトップに立つと言っただろ!
『NEW JAPAN CUP』を制したからには……、飯伏」
ここで放送席の飯伏が二本のベルトを携え、リングインしてオスプレイと対峙。そして、オスプレイはマイクを続ける。
「最近のオマエには批判の声しか聞かない。IWGPヘビー級とインターコンチネンタルのベルトの統一、そしてIWGP世界ヘビー級の新設、賛否両論だな。だが俺は、オマエの提案に同意してる。正直、俺にとって歴史とか過去は大した意味はない。大事なのは自分がトップに立つことだ。本音では認めたくはないが、いま、トップに立ってるのはイブシ、オマエだ。オマエをぶっ潰してベルトを獲るためなら手段は選ばない。プロレスは俺の人生のすべてだ。IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くことは俺の宿命だ。俺に必要なのはそのベルトだ……、何よりも……、誰よりも……」
しゃべり終えたオスプレイは、そばにいたビー・プレストリーにいきなりその場飛びのオスカッター。飯伏が驚いて近づこうとすると、コブとオーカーンが立ちはだかって阻止。オスプレイは悲壮な表情をしながらリングを降り、優勝トロフィーとブリティッシュヘビー級王座を持ち、コブとオーカーンと共に引き上げていった。一方、飯伏は倒れたプレストリーに肩を貸し、一緒に退場していったのだった。