CHAOSとBULLET CLUBが激突する10人タッグマッチ。3.28高崎大会では、KENTAがYOSHI-HASHIの“棒”を奪って暴行し、そのまま私物化。ここから両軍の遺恨が深まり、現在はKENTA&裕二郎&石森が、後藤&石井&YOSHI-HASHIのNEVER 6人タッグ王座に挑戦表明している。
CHAOSがゴングを待たずに襲い掛かり、大混乱の中で試合がスタート。そこから後藤&YOSHI-HASHIが流れるような連携を披露し、石森、KENTAに圧倒。そして、2人がEVILと裕二郎を衝突させ、オカダがまとめてDDTで突き刺した。
CHAOSの攻勢は続き、5人がかり東郷へ太鼓の乱れ打ちをお見舞い。さらに、YOSHI-HASHIが逆水平チョップで石森に追撃していく。
だが、石森がYOSHI-HASHIを場外へ落とし、激しい場外乱闘が勃発。BULLET CLUBが大暴れし、CHAOSを痛めつける。
これでYOSHI-HASHIはローンバトルへ追い込まれ、苦しい時間帯が続く。そして、KENTAが“棒”を持ち出すが、佐藤レフェリーが厳しく注意。すると、YOSHI-HASHIがKENTAから“棒”を奪還し、赤コーナーサイドへ退避させる。
続いてYOSHI-HASHIはKENTAに逆水平チョップを浴びせ、カウンターラリアットで逆転に成功。リング上は石井と裕二郎の対決となり、石井がカウンターショルダータックルを食らわせる。
そこへEVILが入るも、控えの矢野がロープワークを妨害し、首をトップロープへ打ちつける。そして、後藤がショルダータックルをお見舞い。
その直後、オカダがフロントハイキックで石森、フラップジャックで東郷を排除。そして、オカダ&後藤が裕二郎にトレイン攻撃を敢行し、石森がパワースラムで叩きつける。
すると裕二郎は、石井の手を噛んで流れを変え、リバースDDT、フィッシャーマンバスターで追い討ち。
そこへオカダが入り、KENTA&石森のトレイン攻撃を回避。そして、リバースネックブリーカーでKENTAを黙らせる。だが、裕二郎がインカレスラムで石井に逆襲し、青コーナーへ戻った。
矢野対EVILとなり、矢野がニュートラルコーナーのパッドを除去。そして、それを投げ渡してEVILのペースを乱すと、コーナーの金具へ激突させて丸め込む。
続いて矢野はロープワークでフェイントをかけるが、控えの東郷が頭を殴る。すると、EVILが矢野をコーナーの金具へ叩きつけ、レフェリーを利用してトラースキックを浴びせた。
矢野対東郷となり、トレイン攻撃からEVILがフィッシャーマンバスター。そして、東郷がスポイラーズチョーカーで首を絞めるが、矢野は急所を蹴って脱出に成功。そして、乱入したEVILの急所も蹴り上げる。
その直後、矢野はタイツの中から取り出した頭巾を東郷の頭に被せて視界を遮り、裏霞で3カウントを強奪した。
試合後、石井&後藤&YOSHI-HASHIが、KENTA&裕二郎&石森に向かってNEVER 6人タッグベルトを誇示。
すると、KENTAがYOSHI-HASHIのベルトを掴んでグイグイと引っ張り、急に手を離す。これでYOSHI-HASHIがバランスを崩した隙を突き、KENTAはベルトではなく“棒”を強奪。
素早くリングから立ち去ると、“お姫様抱っこ”で“棒”を持ち去った…。
矢野「(※KOPWトロフィーと黒い袋を手に)オイ! EVIL、オイ! 何度も何度も! 暗い! 見えない! 怖いんだバカヤロー、オイ! 暗い! 見えない! 怖い! 怖いんだバカヤロー、テメェ! テメェがその気ならなぁ、(※KOPWトロフィーを突き出して)KOPWでやってやるよバカヤロー、オイ! テメェがその気ならな、オイ、テメェがその気なら、オマエにも、(※黒い袋を突き出して)前が見えない、暗闇の怖さを、分からせてやるバカヤロー!」
石井「(※NEVER6人タッグ・ベルトを示して)やりてぇんだろ? もちろんやってやるよ。だけど、BULLET CLUBに一個だけ聞きてぇことがあるんだ。オイ、メンバーに裕二郎入れていいのか、裕二郎? 裕二郎だぞ? 取れる可能性がグーンと低くなる裕二郎。もう一回メンバー考えてこい!」
YOSHI-HASHI「オイ!(※NEVER6人タッグ・ベルトを示しながら)NEVERのオイ、6人、やってやるよ、オイ」
後藤「もちろんだ」
YOSHI-HASHI「棒がほしいのかオイ、このベルトがほしいのか、どっちだオイ! 俺はなオイ、両方もらってくからな、オイ」
後藤「どっちがほしいのか分からねぇけどよぉ、どっちみち、どちらもオマエらじゃ務まらねぇよ。俺らが全部取り返すぞ」
YOSHI-HASHI「オマエらにはオイ、1本も残んねぇよ。俺らが全部持ってってやるから!」
裕二郎「石井ちゃん、憶えてるか? 7年前、7年前だよ。この両国で俺はお前に、NEVERのシングルのタイトルマッチで負けてるんだよ。それによ、去年の『G1』でも負けた、お前によ。だからよ、このケインでお前の顔面を何回ぶん殴ろうが、バチは当たんねえだろう、オイ!」
石森「毎回のようによ、CHAOSとやってたらよ、なんか変な欲が出てきちゃってよ。まあ、俺ら、棒ちゃんとチームワークもいいし、KENTAさんと裕二郎さんが良ければ、NEVER6人タッグ、これ一丁ありだろうな、ウフフフ。あっ! それでもデスペ二冠チャンピオン様のベルトは、もちろんずっと狙ってっからよ。今日はチャンピオン様がな~んか、なんちゃってリボーンした3Kを潰してくれるだろうから、じっくり見させてもらうよ」
EVIL「(股間を押さえながら)ああ、矢野、てめえ、ふざけんなよ、この野郎。くだらないことしやがって。(東郷に向かって)大丈夫か、オイ?」
東郷「(股間を押さえながら)前が見えねえじゃねえか、この野郎! ふざけんじゃねえ、コラ!」
KENTA「(棒に向かって)だから、離さねえって言っただろ。(自分の顔に棒をぶつけながら)ちょっ、待てよ。人前だよ。わかったよ。なあ、俺はゼッテーお前のことを離さねえ。(TVカメラマンに向かって)見た? ちょっちょっちょっ、座ろう。棒ちゃん、おいで。膝枕ね、膝枕(と言って、自分の太ももに棒の先端を乗せる)。見た、あいつ? 強引に、嫌がってんのに連れ去り?
これ完全に連れ去りだろ。この間のコメント、見た? (うなづくTVカメラマンに向かって)いや、だからあんたがうなづいてどうすんですか。この間のコメント、なんか棒が、俺のことを使って殴ってくれって言ってるって? いや、思考がストーカーやん。言ってもないことをそんな自分の都合のいいように聞こえちゃってんの? ヤバイよ、あいつ。(棒に向かって)ねえ、怖かったね。(声色を変えて棒がしゃべっているように)アイツ、マジデブス! (自分の声に戻して)そうだよね。怖かったよね。ほんで、トモとゴトヒロのおかげで獲ったベルトを、さもてめえの実力で巻いてるかのように誇らしげに抱えやがって、お前。あれも奪ったろうか、お前。なあ?
お前の本当の実力、みんなに見せてやるよ。お前なんかな、ベルト持つには値しねえ人間なんだよ。それを思い知らせてやるよ。(棒に向かって)ねえ、怖かったね、あいつね。ああいう思考の人ね。気をつけな。心当たりのある奴、それぞれの人生あるから、しつこくすんなよ! (立ち上がって)だから結局、俺たちが何を言いたいかって言うと、YOSHI-HASHIはブスってこと!」