第5試合のスペシャルシングルマッチはSANADAvsアーロン・ヘナーレ。ヘナーレは4.4両国でUNITED EMPIREの新たな兵器“X”として姿を現すと、L・I・Jとの6人タッグでSANADAからStreets of Rage(フィッシャーマン式デスバレーボム)で衝撃の勝利をスコア。続いて4.18後楽園のタッグマッチでも、ヘナーレはSANADAを撃沈。
SANADAとしては二度にわたりフォールを取られた落とし前をつけたいところだが、今シリーズのUNITED EMPIREは怒涛の快進撃。果たして勝負の結末は?
SANADAがリングインすると、ヘナーレはゴングを待たずに奇襲攻撃。いきなり場外で鉄柵に4度にわたり叩きつける。
ヘナーレはSANADAをリングに戻すとハンマースルー。しかし、SANADAはロープに踏みとどまり、突進してきたヘナーレの背後に回るとアトミックドロップ。そしてパラダイスロックで固め、臀部に低空ドロップキックをヒット。
ヘナーレが場外に落ちると、SANADAは空中技を狙うも、ヘナーレはリングへ。すかさずSANADAはエプロンに着地するも、ヘナーレはフロントキックで場外に吹っ飛ばす。
ヘナーレはSANADAの左足を鉄柵を用いて攻め立てる。そこに試合を終えたばかりのウィル・オスプレイがセコンドとして駆けつける。
ヘナーレはSANADAを担ぎ上げると、スネを鉄柵の上に叩きつける拷問攻撃。そしてリングに戻し、強烈なエルボー、ボディブロー、ヒザ蹴りと打撃をたたみかける。
続いてヘナーレはブレーンバスターの体勢に入るも、SANADAは着地。そしてバックエルボーからその場飛びムーンサルトプレスを繰り出すが、かわしたヘナーレはぶっこ抜きのブレーンバスターで叩きつける。
ヘナーレはサードロープにSANADAの足首を固定し、そこを踏みつけていく。さらにスタンディングのアキレス腱固めからアンクルホールドに持ち込む。そしてヒールホールドへ連携。SANADAはなんとかロープエスケープ。
ヘナーレはSANADAのヒザにストンピングを連発。SANADAは必死にエルボーで応戦するが、ヘナーレはコーナーにハンマースルー。そして突進するが、SANADAはヒザに低空ドロップキック。
続いてSANADAはリープフロッグの二連発からドロップキック。ヘナーレが場外にエスケープすると、SANADAは華麗なプランチャ。そして、セコンドのオスプレイを牽制する。
SANADAはヘナーレをリングに戻し、スワンダイブで飛びかかる。これをかわしたヘナーレは、SANADAに串刺しニー。そして背中に強烈なサッカーボールキック。
さらにヘナーレは重い左のミドルキック三連発でダウンを奪う。続くサッカーボールキックをよけたSANADAは、ロープへ。ヘナーレはキャッチして担ぎ上げるも、切り抜けたSANADAはもう一度ロープへ。するとヘナーレはバーサーカーボムを炸裂。
ここでヘナーレはランペイジを狙うも、SANADAは回避。そして、セカンドロープからトンボを切ってヘナーレのバックに周り、フランケンシュタイナーへ。しかし、ヘナーレは空中で捕獲し、パワーボムのように持ち上げる。SANADAは脱出すると、スワンダイブのミサイルキックをヒット。
そして、SANADAは串刺しエルボーからバックドロップ。続いてマジックスクリューからカバーするも、ヘナーレはカウント2でキックアウト。ならばとSANADAはラウンディング・ボディプレスを放つも、ヘナーレに寸前でかわされてしまう。
ヘナーレはランペイジで襲いかかるが、SANADAはうまく切り抜けるとスタンディングのドラゴンスリーパー。そこからスイングするも、ヘナーレはカニバサミで転倒させ、変形のグラウンドコブラで捕獲。SANADAはなんとか足でロープエスケープ。
するとヘナーレはSANADAをトップコーナーに設置し、雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、SANADAはこらえ、コーナー上でエルボーの応酬に。
SANADAはヘッドバットでヘナーレを墜落すると、トップコーナーからダイビングクロスボディ。しかし、ヘナーレは受け止めながら後転し、一気に担ぎ上げるとバックフリップをお見舞い。
ヘナーレはサッカーボールキックを決め、今度こそランペイジを炸裂。カバーはSANADAが必死にカウント2でキックアウト。
ここを勝機と見たヘナーレはStreets of Rageを狙うも、SANADAは回避。そしてセカンドロープからトンボを切ってバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。するとヘナーレがドラゴンスリーパーで切り返し、相手のお株を奪うようにスイング。そのまま締め上げ、SANADAの力が抜けるとStreets of Rageの体勢に。
だが、SANADAはドラゴンスリーパーで切り返し、ヘナーレが逃れようとすると、オコーナーブリッジの体勢からスタンディングのドラゴンスリーパー。そしてSkull Endに移行して締め上げる。
ヘナーレの力が抜けると、SANADAは技を解除し、ラウンディング・ボディプレスへ。だが、ヘナーレはヒザと突き立てて迎撃。SANADAは腹部を押さえて苦悶の表情。
両者はヒザ立ち状態でエルボーの応酬に。そして立ち上がると、ヘナーレは強烈なボディスローを見舞い、SANADAは前のめりに。SANADAも必死にエルボーを返すが、ヘナーレは縦ヒジのエルボーからソバットでダウンを奪う。
ヘナーレは気合いを入れるとStreets of Rageの体勢に。しかし、SANADAは着地してローリングエルボー。そしてローリングソバットからタイガースープレックス。だが、ヘナーレはカウント1で意地のキックアウト。
ヘナーレは雄叫びから突進するも、ヘナーレはカウンターのTKO。そして腹ばい状態のヘナーレにラウンディング・ボディプレスを浴びせると、最後は追撃のラウンディング・ボディプレスで3カウントを奪取。SANADAが接戦を制した。
試合後、オスプレイがヘナーレを介抱する。SANADAは場内の手拍子を煽り、快心の勝利をアピール。
ヘナーレは場外で声を荒らげ、悔しさをあらわにする。そして、オスプレイに抱えられるように退場。SANADAは花道を堂々とあとに。