5月4日（火・祝）福岡の「IWGP Jr.戦」を目前に控え、王者デスペラードと挑戦者YOHが前哨戦で対決。なお、4.28鹿児島の「IWGP Jr.タッグ戦」では、SHO＆YOHがデスペラード＆＆金丸の挑戦を退けている。

　鈴木軍がゴングを待たずに襲いかかるが、SHOが鈴木に逆襲して形勢逆転。さらに、スピアーでデスペラード＆金丸をまとめてなぎ倒す。
　ところが、鈴木がトップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めでSHOを悶絶させ、場外乱闘で鈴木軍が逆襲。そのままSHOを捕まえ、代わるがわるの攻撃で痛めつけていく。
　苦しい時間の続いたSHOだったが、鈴木が仕掛けたゴッチ式パイルドライバーを回避。そして、フロントネックロックをブレーンバスターへ切り返し、ようやく赤コーナーへ戻る。
　タッチを受けたYOHは、フライングフォーアームでデスペラードをなぎ倒し、ドロップキックで金丸を場外へ落とす。そして、串刺しジャンピングバックエルボー、ネックブリーカードロップ、ミサイルキック、ファルコンアローで追い討ちをかけていくが、デスペラードはカウンタースパインバスターで逆襲した。
　それでもYOHは替わった金丸をカウンタードロップキックで蹴散らし、田口とタッチ。ここで田口はコーナー最上段から飛び降りてリングインするが、鈴木がカウンターフロントハイキックを食らわせる。
　しかし田口は、カウンタージャンピングヒップアタックで鈴木に報復。そして、SHO＆YOHが金丸にトレイン攻撃を敢行し、田口のカウンタージャンピングヒップアタックを呼び込む。
　その後、YOHとデスペラードがエルボー合戦を展開し、そこからYOHがトラースキックをお見舞い。一方、田口は低空ドロップキックで金丸をダウンさせ、アンクルホールドで絞る。
　続いて田口はドどんの体勢に入るが、金丸が脱出して首固めで丸め込む。しかし、田口がキックアウトし、ジャンピングヒップアタックで挽回。
　次に田口はギタってからケツイェを放つが、金丸がカウンターでスクールボーイ（横入り式エビ固め）を繰り出し、一気に3カウントを奪った。

デスペラード「試合に関して言やあ、自信と頭と腕が違うから当たり前の結果として。YOH、お前にはそういう部分はあんまり期待してないんだけどさ、もうちょっと、わかりやすく闘志を伝えてくれるかな。（闘志が）ないとは思わないんだけど、いかんせん、それがイマイチ伝わらないんだ。お前が思ってる以上に、もっと大きく、強く、ハッキリと伝えてくれないと。こっちはよう、リング上で闘ってさ、ガンガンガンガン殴り合ってんじゃん、蹴り合ってんじゃん。頭の中、真っ赤っ赤になるときもあるんだ。な、それでもよ、（控室に）返ってきたときに、『ああ、あいつの何かが残った』って、そういうの見せてくれよ。そうじゃなかったら、このタイトルマッチ、やる意味なんてねぇぞ。お前が休んでる間、SHOは人生初のシングルのタイトルマッチ経験したな。対戦相手は（高橋）ヒロム。お前の初のシングルの対戦相手は、タイトルマッチ（の相手）は俺だ。なんかそれはそれで、いろいろ考えちゃうんだな。何をとは言わん。比べられると思うぜ、俺もお前も……」
　
※鈴木＆金丸はノーコメント
　
　
田口「ああ、ヤバイ。ちょっと調子に乗ったら、やられちゃいました。今日は金丸選手がうまかったということで。金丸選手に“あっぱれ！”、“あっぱれ！”を差し上げます」
　
SHO「そう、いまの俺にできること……全力で闘う、それはもちろん、この残された前哨戦、YOHさんに追い風を吹かせるために。勢いをつけて乗ってもらって、帆を風いっぱいに受けて、前に前に進んでもらうためにもね、俺ができること、ガッチリ。そのために嵐を起こさないといけない。でも今日、俺はなんにもできなかった。でもYOHさんならね、俺は信じてるよ。（5月）4日、必ずやってくれるって。俺は信じてるよ。その先も、楽しみで仕方ないんだ。YOHさん、チャンピオンになってからも。その先もその先も楽しみで仕方ない。だからこそ、俺はYOHさんを信じてる。俺にできること、全力で闘って、そしてYOHさんに勢いをつける。それだけです」
　
YOH「…………（※腕組みして言葉を選んでいる様子）…………（※何か話し始めようとするも、無言のまま控室へ）」