第4試合は6.7大阪城で一騎打ちを行なう飯伏幸太とジェフ・コブが、それぞれマスター・ワト、グレート-O-カーンと組んで前哨戦。前日の6.1後楽園の前哨戦で勝利を収めたコブは、試合後にバックステージで「俺が戦いたいのは覚醒モードの“MURDER IBUSHI”だ。英語で言ってもオマエには伝わらないだろうから、日本語で言ってやる。オマエなんて、“アサメシマエ”だ!」と激しい挑発を繰り広げた。
ゴング前から飯伏とコブはにらみ合いを展開。コブはニヤリと不敵な笑みを見せる。UNITED EMPIREはゴングを待たずに仕掛ける。
オーカーンは飯伏に奇声を発しながらモンゴリアンチョップを連発。だが、飯伏もレッグラリアットで反撃。そして相手コーナーのコブを挑発する。
スイッチしたワトはオーカーンに打撃のコンビネーション。最後はローリングソバットでダウンを奪う。
さらにワトはキックを連発。しかし、オーカーンは早くも大空スバル式羊殺しを繰り出し、ワトを強引にマットに叩きつける。そしてストンピングを連発。
オーカーンは自軍コーナーにワトをハンマースルーで叩きつけ、コブにスイッチ。コブは飯伏を意識しながら、ワトにハンマーパンチ、さらにショートレンジラリアット。
続いてコブがコーナーにハンマースルーで叩きつけると、その勢いでワトは転倒してしまう。そしてコブはワトを抱え、飯伏に視線を送ってからサイドスープレックスで叩きつける。
スイッチしたオーカーンは「どうした、オイ! 靴を舐めろ!」とワトを挑発。だが、ワトは土手っ腹にパンチを連発。しかし、オーカーンはニーリフトで動きを止める。
オーカーンはボディスラムの体勢で担ぎ上げるも、回避したワトはヒザ裏にキック。さらに飛びつき式のネックブリーカー。
次は飯伏とコブのマッチアップ。技の読み合いから飯伏が鋭いキック。さらに打撃のコンビネーションからその場飛びムーンサルトプレスを炸裂。コブはカウント2で大きく飯伏を跳ね除ける。
飯伏は早くもカミゴェを狙うも、切り抜けたコブはコブゴェへ。だが、飯伏はフランケンシュタイナーで切り返す。そして串刺し攻撃を狙うも、コブは抱え上げると、そのままランニングしてバックドロップ。
続いてコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、飯伏は回避。しかし、コブは飯伏を両肩に担ぎ上げ、強引に前方に叩きつける。
スイッチしたオーカーンは飯伏の後頭部に追走式ラリアット。そしてトップコーナーに設置し、背中にモンゴリアンチョップ。続いてスライディングキックを繰り出すが、飯伏は腹筋で切り抜け、コーナー上からフットスタンプをオーカーンにお見舞い。
次はワトがエプロンからオーカーンにジャンピングキック。さらにスワンダイブ式エルボーアッパーから旋風脚をヒット。だが、オーカーンはカウント2でキックアウト。
ワトはハイキックを繰り出すが、オーカーンはかわしてバックに回る。するとワトはヒザ十字で切り返す。しかし、コブがカットに入り、ワトを強引にスパインバスターで叩きつける。
そしてコブが飯伏を食い止めると、そのスキにオーカーンが豪快なエリミネーターをワトに炸裂。3カウントを奪い、延髄斬りに凱歌が上がった。