第3試合はYOH&SHO&矢野通vs石森太二&エル・ファンタズモ&邪道。6.23後楽園大会でのIWGPジュニアタッグ王座戦(王者SHO&YOHvs挑戦者石森&ファンタズモ)の前哨戦となる。前日の6.14後楽園の試合後、RPG 3Kは「石森に言われっぱなしじゃ、負けっぱなしじゃ、そんなのイヤなんで。おもいきりいきます」(YOH)、「後楽園ホール、これを懸けて『ジュニアタッグが最強に、最高におもしれえ』って言わしてやろうぜ。その上で俺とYOHさんで、このベルトを必ず守ってやる」と強い決意を示している。
RPG 3Kはベルト、矢野はKOPWのトロフィーを携えてリングイン。矢野は「コイツら引っ掻くじゃん!」と、Tシャツをタイツにインする。BULLET CLUBはToo Sweetサインをかわす。
先発はSHOと石森。脇の差し合いから、バックの取り合いに。石森はリストを捕らえるが、SHOも切り返す。
石森は顔面かきむしりでSHOをひるませ、強烈な逆水平チョップ。そして、すばやい動きでSHOを翻弄し、スワンダイブで飛びつく。だが、SHOはかわすと、ロープワークの攻防からドロップキックをヒット。
SHOはエルボーを石森に叩き込み、YOHとスイッチ。RPG 3Kは石森に連携攻撃を狙うが、ファンタズモがSHOをうまく場外に引きずり込む。これを合図にBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。
邪道はYOHを鉄柵に叩きつける。ファンタズモはSHOの顔面をエプロンにこすりつける拷問攻撃。
石森がYOHをリングに戻すと、邪道がパンチからYOHの顔面をロープにこすりつける。そしてグラウンドでのスリーパーから頭部にナックルを何発も振り下ろす。
邪道はYOHの腰にエルボーを見舞ってから、背中を引っ掻く。スイッチしたファンタズモはYOHの背中にエルボーを連発し、やはり引っかき攻撃。さらにマット運動を繰り広げてから、YOHの背中を引っ掻いていく。
矢野がリングインすると、ファンタズモは引っかき攻撃。だが、矢野には効かない。すると邪道と石森が矢野のTシャツを脱がし、ファンタズモがあらためて引っ掻く。矢野は悶絶し、場外へ。
劣勢のYOHだったが、ファンタズモにエルボーを連発。さらにオーバーヘッドキックをヒット。
スイッチしたSHOはファンタズモにエルボー、ショルダータックル。石森が襲いかかるが、SHOはエプロンに追いやり、スライディングキックをヒット。
勢いに乗るSHOはファンタズモにスピアーをお見舞い。SHOはブレーンバスターを狙うも、ファンタズモは回避するとスピニングアルゼンチンバックブリーカーの体勢に。
SHOは切り抜けるが、ファンタズモはジャーマン。だが、SHOは立ち上がり、ラリアットでファンタズモをなぎ倒す。
次は矢野と邪道のマッチアップ。矢野はコーナーパッドを外すが、邪道は竹刀を持つ。レフェリーがカウントを数えると、矢野は素直に手放す。だが、邪道はそのまま竹刀で襲いかかる。
矢野はかわし、ここから両者は金具むき出しのコーナーを巡る攻防。邪道は矢野を自爆させ、ここからBULLET CLUBがトレイン攻撃。
そして邪道が矢野をクロスフェイス・オブ・JADOで捕獲。しかし、これはRPG 3Kがカット。
石森&ファンタズモは矢野にダブル攻撃を狙うが、RPG 3Kがダブルのジャンピングニー。そしてCHAOSはBULLET CLUBを同士討ちさせ、最後は矢野が邪道を丸め込み3カウントを奪取した。
試合後、石森&ファンタズモが耳打ちを見せると、RPG 3Kも耳打ち。邪道はレフェリーに八つ当たり。上村が止めに入るも、ファンタズモがサミング。そしてBULLET CLUBはイラ立ちを見せるように退場。