第1試合は上村優也が棚橋弘至と激突。今シリーズの上村は、後楽園で上位陣とのシングル対決が連日続く。6.14後楽園で鈴木みのる、6.15後楽園でザック・セイバーJr.に敗北を喫しているが、棚橋の牙城にどこまで迫ることができるか? 棚橋は6.14後楽園で、上村のライバルである辻陽太を下している。
棚橋は入場すると上村に声をかけ、コーナーに上って逸材ポーズ。そしていつものように肉体アピールはせず、場内に一礼。
開始のゴング、お互い力みなぎるロックアップの攻防。上村はロープまで押し込み、離れ際に足を取ってテイクダウン。だが、棚橋はキーロックで捕獲。すると上村は切り抜けてレッグロック。
しかし、棚橋はスキをついてアキレス腱固め。上村もアキレス腱固めで返すが、棚橋が上村の足をコントロール。上村は転がってロープエスケープ。
続いて棚橋はフルネルソン。上村は切り抜けてリストを取る。しかし、棚橋はカニバサミでグラウンドに持ち込んでヘッドロック。
その状態で立ち上がると、逆に上村がヘッドロック。棚橋はロープに振ろうとするも、上村はヘッドロックを離さず。ようやく棚橋は脱出し、アームホイップから腕固め。
だが、上村はエルボーで脱出。棚橋もエルボーを返すが、上村はエルボーを乱打。そしてロープに走るも、棚橋はカウンターの低空ドロップキックをヒザにヒット。
そして上村の左足にエルボーを落とし、レッグロック。そこからインディアンデスロックに移行する。上村は下から張り手を見舞うが、棚橋は足を締め上げてダメージを与える。上村は棚橋に逆水平チョップを浴びせ、ロープに手を伸ばしてエスケープ。
上村はエルボーを連打するが、棚橋はヒザにキック。そしてロープに走るも、上村は打点の高いドロップキック。しかし、上村はヒザを押さえて苦悶の表情。
だが、上村は串刺しドロップキック。さらに棚橋にフライングフォアアームを見舞い、閂スープレックスを狙う。棚橋が踏ん張ってこらえると、上村はエルボー。しかし、棚橋は顔面への張り手で動きを止め、ドラゴンスクリュー一閃。そしてテキサスクローバーを決めるが、上村は必死にロープに手を伸ばす。すると棚橋は自ら技を解除。
棚橋は上村にスリングブレイドを狙うが、かわした上村は閂スープレックス。そして逆エビ固めを決める。だが、棚橋はロープエスケープ。
上村はトップコーナーに上るとフライングクロスボディ。これは棚橋がカウント2でキックアウト。ならばと上村は雄叫びを上げ、ドラゴンスープレックスを狙う。しかし、棚橋は回避。
すると上村は張り手から閂スープレックスの体勢に。これを切り抜けた棚橋はツイスト&シャウト。上村も負けじとブレーンバスターで反撃。
そして上村はロープに走るも、棚橋はカウンターのスリングブレイド。続いてテキサスクローバーを決め、粘る上村を仕留めた。
試合後、棚橋は上村の肩に手をかけ、言葉を送る。そして勝ち名乗りを受けた。