『KIZUNA ROAD 2021』第4戦として開催されるキラメッセぬまづ大会。
オープニングマッチは、新日本プロレス本隊による6人タッグマッチ。
辻対天山で試合開始となり、天山がショルダータックルをブロックしてヘッドバットを浴びせる。すると、辻はなおもタックルを見舞って天山を倒し、ボディスラムへ繋ぐ。しかし、天山はモンゴリアンチョップですぐに巻き返した。
本間対小島となり、本間が逆水平チョップ連打、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー。そして、小こけしを放つが、かわされて自爆してしまう。
これで本間の動きがストップし、第三世代軍が集中攻撃を敢行。小島が逆水平チョップ連打から串刺しジャンピングエルボーを見舞い、「いっちゃうぞバカヤロー!」の叫びからダイビングエルボードロップを投下していく。
しかし本間は、カウンターこけしロケットで小島に逆襲し、赤コーナーへ帰還。ようやくスイッチした真壁が、タックルで天山を吹き飛ばし、串刺しラリアットから頭部にパンチの雨を降らせる。
それでも天山がモンゴリアンチョップで逆襲すると、真壁はカウンターラリアットで対抗。しかし天山は、カウンターマウンテンボムで逆転した。
辻対永田となり、辻が串刺しエルボーからボディスラム。さらに、ランニングサンセットフリップ、ジャンピングボディプレスへ繋ぐ。
それでも永田は一瞬の隙を突いてナガタロックIIを極めるが、本間がカットへ飛び込む。そして、天山&小島が仕掛けたテンコジカッターを回避し、天山をDDT、小島をコンプリートショットで同時に叩きつける。
続いて真壁&本間が永田にサンドイッチラリアットを食らわせ、辻がスピアーで追撃。そして、逆エビ固めで捕獲するも、永田は自力で脱出。
その後、永田の延髄斬り&天山のモンゴリアンチョップという同時攻撃が辻に炸裂。そして、永田がエクスプロイダーから押さえ込むが、カウントは2。しかし、永田が改めてナガタロックIIで捕獲し、辻をギブアップさせた。
天山「今日もね、(6.16)後楽園(ホール)に続いてしっかりとね。今日は永田がガッチリと。真壁、そして本間、辻(が相手)やったけどね、そんなこと誰が相手でも、俺ら3人組んだら、どんな敵でも、誰が来ようが、なんも怖いことないって。そこまで来てるし、いまは。このまま、どこまでいったらええんやろってぐらい、気持ちは昂ってるし。まあ目標はおのずと、3人仲良く同じ方向見るかもしれんし。これからそれをね。(これは)自分の考えですよ。でもやっぱり、照準を絞って、しっかりと目的を持ってやりますよ。必ず結果を出せるようなシチュエーションに持っていきたいですよ」
小島「(※天山と入れ替わりで)第三世代の3人でタッグを組んで第2戦が終わり、こんなに充実感と、こんなに多幸感と、こんなにすごい達成感とかいろんな思いが、たった2試合で充満してる。これを何とか形にしたいと思うし、形にできると思ってる。3人組んでみてね、ハッキリ言って、強すぎるよってぐらい思ってるんで。あとはもう任せてください、このシリーズ」
永田「(※先に2人がコメントしているのを聞いたあとで)天山に小島、もう言いたいことがありすぎて、しゃべり足りないってぐらいしゃべって。こないだから久々にアメリカに行って試合に臨んでますけど、アメリカでの充実感、感じたものをそのまま(日本に)持ち込みたいっていうのもあるんで。なんか非常にいい汗をかいてるなっていうのはありますよ。世界にジャパニーズ・レジェンドとして迎えられて、とてつもない感銘を受けてね。日本ではともかく、アメリカでは自分たちが思ってる以上の評価っていうのを受けてるんだなあっていう、そういう充実感っていうのがあるし、だからまだまだ頑張っていきたいですね。日本では世の中の風評は暗いけど、そういうのを我々のパワーでもっと明るくしていきたいですね。小島さんがこの前帰国してちょっとして、『アメリカ帰り同士、なにかやりたいな』って泣きを入れてきたんで(笑)、なにかやりたいなと。それもひとつありかなと思ってます」
真壁「いやあ、悪いな、(今日の敗因は)俺だ。フォローはきいてない。これはもう言い訳だな。ダメだ。試合勘がまだ戻ってない。まあ、しょうがない。もう、いくしかねぇから……」
本間「いや~、辻はメチャクチャ強くなった。やっぱり経験か…。棚橋さん、オカダとか、トップ選手とシングルマッチをやってきただけあるよ。実際、今日攻めこまれたのは俺だし、俺がやられてもおかしくなかった。俺は意地でも負けないけどね。辻も優也も“夢・希望”しかないね。ヤツらにも負けられない。絶対負けないから。俺にだって夢と希望しかないんだ。夢の続きを…」
辻「『NEW JAPAN CUP』のとき、永田さんと闘って、ナガタロック(II)を耐えて、なんとかバックドロップホールドを出させるところまでいった。ただ、今日はこの結果だ。連戦の疲れなんか言い訳にならない。そして、前回のオカダ選手との試合(6.16後楽園)、正直、最後のドロップキックで(意識が)飛んでしまって、最後のほうはあんまり覚えてない。(新日本プロレス)ワールドで動画を見直したけど、レインメーカーからの丸め込み……完全に遊ばれてるよな。それに、俺を投げつけたときの、あの冷たく氷るような目。俺は絶対忘れない。お前を倒すまで、あの目を俺の心に焼きつけとく」