第3試合からメインの第5試合までは7.2後楽園でのNEVER無差別級6人タッグ王座戦(王者・後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvs挑戦者・天山広吉&小島聡&永田裕志)の最終前哨戦として、シングル3番勝負がマッチメイク。第4試合では後藤と小島が激突。6.29高岡の前哨戦の試合後、小島が「俺たちは2~3戦するだけで、オマエたちの弱点なんてすぐわかってしまう。警告してやるよ。俺たちもっともっと強くなっちゃうぞ」と貫禄のコメントを残せば、対する後藤は「「“いく”か“いかれる”かだ! どっちが先にいっちゃうかが、勝負のカギになりそうだな……。ベルトは絶対に渡さない!」と必勝を宣言。どちらも闘志が充満している。
後藤はベルトを巻いて入場。先に入場した小島もは合いに満ちた表情を見せる。
開始のゴング、ロックアップで組み合うと、小島が一気に押し込む。そしてクリーンブレイク。続いて後藤がヘッドロックで捕らえるが、小島はハンマースルー。しかし、後藤はショルダータックルでなぎ倒す。
続いて小島がヘッドロックで捕らえる。後藤はロープまで押し込むと、離れ際にキック。そして頭をはたくと、怒った小島がショルダータックルで後藤を場外に落とす。
小島は追いかけるとエルボーを連発。そして鉄柵に叩きつけ、土手っ腹にキック。さらに顔面に足を押し当てる。浅見レフェリーが注意するも、小島は「うるせー!」と叫ぶ。
後藤も鉄柵へのハンマースルーで逆襲。さらに突進してきた後藤に対し、小島はキック。そしてラリアットを繰り出すも、後藤がかわすと鉄柱に誤爆してしまう。
ここから後藤は小島の右腕にエルボーを落とし、鉄柱にハンマースルー。今度は小島の左腕を鉄柵を用いて締め上げる。
後藤は小島をリングに戻すとストンピング。さらにロープを使って小島の右腕を攻め立てる。続いて後藤は小手返しから右腕を捕獲。小島は足でロープエスケープ。
後藤は小島にバックエルボーからカバー。小島が返すと、すかさずハンマーロックへ。そして腕ひしぎ逆十字を仕掛けるが、小島は必死にロープに逃げる。
後藤は荒々しいストンピング、エルボーをお見舞い。小島もエルボーで応戦するが、後藤は小島の右腕にエルボー。そしてバックドロップで叩きつけるが、小島はすぐに立ち上がって意地のバックドロップをお返し。
小島は後藤の串刺し攻撃をかわすとマシンガンチョップ。だが、後藤もエルボーを乱打。すると、小島はもう一度マシンガンチョップ。さらに重たい逆水平チョップで尻餅をつかせる。
続いて小島は串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーを投下。だが、カバーは後藤がカウント2ではね返す。
小島はエルボーの連発からローリングエルボー。そしてロープに走るも、後藤は追走式ラリアット。そして村正からブルドッキングヘッドロックをお見舞い。
続いて後藤は牛殺しを狙うが、小島は回避。しかし、後藤は串刺しラリアットから「俺もいくぞ!」と叫んで、トップコーナーへ。だが、小島は動きを止め、雪崩式コジコジカッターを狙う。すると、後藤はヘッドバットで追撃。
負けじと小島はコーナー上の後藤に、下から突き上げるようなラリアット。これで後藤は場外に墜落してしまう。小島はダメージの大きい後藤をリングに投げ入れてカバー。だが、後藤はカウント2でキックアウト。
ならばと小島はコジコジカッターの体勢に。後藤は切り抜け、ここから激しいエルボーの応酬に。競り勝った小島はロープへ。後藤は追走式ラリアットを狙うが、小島はこの動きを読み、ラリアットの相打ちに。すると小島が仁王立ち、一方の後藤は崩れてしまう。
小島は後藤を引きずり起こしてコジコジカッター。そして腕のサポーターを外し、ラリアットを狙ってロープへ。しかし、後藤はカウンターで持ち上げて牛殺しを炸裂。ここでセコンドにはYOSHI-HASHIの姿が見える。
後藤は小島を引きずり起こすが、小島はスキをついて左腕で鋭いショートレンジラリアット。すかさずカバーするも、後藤はカウント2でなんとかはね返す。
小島は雄叫びを上げ、もう一度ラリアットへ。だが、後藤は右腕にキック。そして技の読み合いから、裏GTRを炸裂。そしてトップロープに小島の足を固定して追撃の裏GTR。だが、これも小島はカバーをキックアウト。
後藤は印を結んでキック。だが、小島は切り抜けてラリアットへ。後藤はかわし、続く左のラリアットも切り抜けるが、小島は右のラリアットを豪快にヒット。この一撃で後藤から3カウントを奪い、小島が辛勝を収めた。
試合後、後藤はマットを叩いて悔しがる。その姿を小島は鬼気迫る表情で見つめる。そして後藤がリングを下りると、小島は両腕を突き上げて勝利をアピールしてから退場。