第4試合は7.11札幌でのIWGPタッグ選手権試合(挑戦者・内藤哲也&SANADAvs王者・タイチ&ザック・セイバーJr.)の前哨戦、内藤&SANADA&BUSHIvsタイチ&ザック&DOUKI。
ここまで内藤&SANADAが王者組に敬意を示して(?)サインを求めれば、タイチは内藤の挑発に乗っかり誕生日プレゼントを用意するなど、さまざまな心理戦を繰り広げてきた両軍。前日の前哨戦では鈴木軍が勝利しているが、そその試合後に内藤は「今日のリベンジも兼ねて、明日は俺とSANADAの勢いを偉大なタッグチャンピオンチームであるタイチ選手とザック・セイバーJr選手に見せつけてやるぜ」とコメントを残している。
タイチ&ザックはIWGPタッグのベルトを携え入場。鈴木軍はザックのテーマ曲で花道を進む。タイチがマイクを突き出すと、内藤はそれをつかんで歌うような仕草を見せ、電源が入ってないと指摘。試合前、鈴木軍は“デンジャラステッカーズ”タイチ&ザック組の新しいタオルを場内にアピール。
ゴングを待たずにL・I・Jが奇襲攻撃を仕掛ける。内藤はタイチにチョーク攻撃。
SANADAはリング上でザックと技の読み合い。丸め込みの応酬から、SANADAがパラダイスロックを狙うが、ザックは回避して腕固めで捕獲。SANADAは足でロープエスケープ。
するとザックは執拗にSANADAの左腕を絞り上げ、そこ目掛けてタイチがキック。さらにタイチはトップロープを用いてSANADAの左腕を痛めつける。さらに往年の川田利明ばりのスピンキックを繰り出す。
次はDOUKIが、タイチが捕らえたSANADAに対してトップコーナーから、往年のパトリオットを彷彿させるパトリオットミサイルをヒット。
劣勢のSANADAだったが、ザックにドロップキックをヒット。スイッチした内藤はザックの右足にストンピングを連発。さらにエルボードロップを落としてからBUSHIにスイッチ。
BUSHIはザックの右足をセカンドロープを用いて締め上げ、さらにそこ目掛けて低空ドロップキックをお見舞い。そしてレッグロックで痛めつけてから、内藤に交代。
内藤はザックの髪をつかんで挑発し、右足にストンピングを乱打。続いて内藤はフェイントを入れて、ザックの右足にコーナーミサイルをヒット。次は内藤とSANADAがザックにトレイン攻撃を狙う。ザックは切り抜け、内藤にネックツイスト。そして、SANADAにも高度な技の読み合いからネックツイストをお見舞い。
スイッチしたタイチは内藤の顔面にステップキック。SANADAがカットに入るが、タイチは喉輪。内藤が救出に入ると、タイチは喉輪で応戦。
内藤&SANADAはタイチにダブル攻撃を狙うが、タイチは二人まとめて喉輪。すると、内藤&SANADAが逆に二人がかりでタイチに喉輪を見舞う。続く攻撃を切り抜けたタイチは、二人まとめてアックスボンバーでなぎ倒す。
タイチはSANADAに串刺し攻撃を狙うが、SANADAは切り抜けてフランケンシュタイナー。タイチが場外に回避すると、SANADAは鮮やかなプランチャをお見舞い。そして場内に拍手を求める。
SANADAはタイチをリングに戻し、スワンダイブで飛びかかる。タイチが避けるとSANADAは着地。ここからSANADAがエルボー、タイチはキックの応酬。SANADAはローリングエルボーを決めると、すかさずタイチはジャンピングキックでダウンを奪う。
次はBUSHIとデスペラードのマッチアップ。BUSHIはセカンドロープからティヘラ。さらにDDTで突き刺してカバーするが、これはカウント2。続いてフィッシャーマンズスクリューを狙うも、DOUKIは回避。そして延髄斬りでBUSHIを場外に落とし、ラ・ケブラーダを炸裂。
DOUKIはBUSHIをリングに戻し、デイブレイクをお見舞い。だが、カバーはBUSHIがカウント2でなんとかキックアウト。ならばとDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に。しかし、内藤がカット。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
内藤&SANADAは連携攻撃から、SANADAがザックをSkull Endで捕獲。内藤はタイチの天翔十字鳳を回避すると、コリエンド式デスティーノを炸裂。
内藤はDOUKIをBUSHIにスロー。するとBUSHIはコードブレイカーを決め、最後はMXを炸裂。この一撃で3カウントを奪取し、L・I・Jが前日の前哨戦の雪辱を果たした。