今大会のセミ(第4試合)とメイン(第5試合)では、7.25IWGPジュニアタッグ王座戦の前哨戦として、挑戦者組・田口隆祐&ロッキー・ロメロ組と王者組・石森太二&エル・ファンタズモ組がシングル二番勝負。セミの田口vs石森に続いて、メインではロッキーとファンタズモが激突。7.11真駒内の6人タッグで、ロッキーはファンタズモのCRⅡをウラカン・ラナで切り返し、フォール勝ちをスコア。その勢いで王者との一騎打ちを突破するか? それともファンタズモが真駒内の雪辱を果たすか?
第4試合で田口は石森に勝利を収めると、さらに生尻を石森の顔面に押し当てる。するとファンタズモが襲撃し、石森と二人がかりで田口を攻めるも、ロッキーが駆けつけ場外に排除。そして、二人に対してトペ・コンヒーロをヒットする。ここで試合開始のゴング。田口は石森をヘッドロックで捕らえ、バックステージに連行。
リング上、ロッキーはファンタズモのTシャツを相手の顔に被せ、視界を奪った状態で逆水平チョップを連発。
さらにバックエルボーでダウンを奪う。ファンタズモは胸板への張り手を返すが、ロッキーは強烈な逆水平チョップでダウンを奪う。
勢いに乗るロッキーはショルダースルー。そしてティヘラを決めると、ファンタズモは場外にエスケープ。ロッキーは「ファンタズモ!」と手拍子を煽る。
ファンタズモはリングに戻ると見せかけ、またも場外へ。ロッキーが場外に下りると、ファンタズモはリングに戻る。ロッキーは笑みを見せてからリングへ。
続いて手四つと見せかけ、ファンタズモは打撃を見舞う。さらにロッキーの耳をつかんでエルボー。
ファンタズモは回転エビ固めを仕掛けるも、ロッキーはしのぐと腕ひしぎ逆十字へ。すかさずファンタズモは逃れて場外へ。
ロッキーが場外に下りるタイミングで、ファンタズモはリングへ。ロッキーがリングに戻ろうとするとファンタズモは場外に下りるが、ロッキーはすばやく場外でファンタズモを捕獲。ファンタズモに逆水平チョップを叩き込み、顔面をエプロンに叩きつける。ロッキーは「ブレーンバスター!」と叫び、場外の薄いマットに投げつける。
ロッキーは鉄柱を用いてファンタズモの左腕に攻撃。そしてファンタズモをリングに戻す。ファンタズモはリングに戻ろうとするロッキーを捕らえると、ブレーンバスターで投げようとするが、こらえたロッキーはロープを用いてファンタズモの腕を攻撃。
さらにロッキーはコーナー上でアームブリーカーを連発。しかし、ファンタズモは背中を引っ掻いて脱出。そしてロッキーをお姫さま抱っこのように抱え上げ、そのままコーナー上に叩きつける。
ファンタズモはロッキーの痛めた腰にニードロップを連発。続いて勢いよくロッキーをコーナーに叩きつけると、ロッキーは転倒。ファンタズモは余裕のヘッドスプリングからカバーするが、ロッキーはカウント2でキックアウト。
ファンタズモはチンロックから、エルボーをロッキーの顔面に打ち付ける。さらに背中に疑惑の右足でサッカーボールキックを連発。そして背中に執拗な引っかき攻撃を敢行。場内にロッキーの悲鳴が響き渡る。
ファンタズモはハンマースルーでロッキーをコーナーに叩きつけ、続いてサイドバックブリーカー。さらにケブラドーラ・コンヒーロからカバーするが、ロッキーはカウント2でキックアウト。
ファンタズモはロッキーの頭部にナックルを連発。そしてもう一度コーナーにハンマースルー。しかし、逆にロッキーが投げつけ、その勢いでファンタズモは場外に転落。
ロッキーはエプロンをダッシュしてノミスギニーをヒット。さらに肩にファンタズモを担ぎ上げ、そのままファンタズモの左腕から肩にかけてを鉄柱に打ち付ける。
ロッキーはファンタズモをリングに戻し、後頭部をはたいてからストンピング。ファンタズモがツバを吐きかけると、ロッキーは怒りのストンピング。ここから両者はエルボーの応酬。
ロッキーが左腕にキックを見舞うと、ファンタズモは悶絶。ロッキーはファンタズモをロープに固定し、胸板にキック。さらにセカンドロープからミサイルキックを見せかけ、着地すると相手のお株を奪うようにファンタズモの背中を引っ掻いていく。
ファンタズモは挑発ポーズを繰り出すが、ロッキーはキックの連発で動きを止め、今度こそセカンドロープからミサイルキック。
ロッキーは場外のファンタズモを追う。しかし、ファンタズモはロッキーの腰をフェンス、鉄柱に叩きつける。さらにファンタズモはロッキーをフェンスの外に放り投げる。ロッキーはカウント17でなんとかリングに生還。
すると、ファンタズモがトップロープからダブルアックスハンドル。そして、その状態のままロッキーの背中を引っ掻く。続いて疑惑の右足で背中にストンピング。
ファンタズモはキャメルクラッチを繰り出すが、ロッキーは手にかみつく。するとファンタズモは顔面かきむしりから、ロッキーの後頭部を叩いて挑発。ここからエルボー合戦となり、ロッキーが雄叫びからのエルボーの連発を打ち込み、さらに旋回式のDDT。
ロッキーはファンタズモを捕らえて逆水平チョップ。続いてフォーエバー・ラリアットを連発。しかし、三発目をかわしたファンタズモは、スピニングアルゼンチンバックブリーカーの体勢に。
だが、切り抜けたロッキーは飛びつき式腕ひしぎ逆十字へ。しかし、ファンタズモはアンクルホールドで切り返す。ロッキーはスピンキックで脱出すると、ファンタズモをコーナー上に設置。そして雪崩式ブレーンバスターを狙うも、ファンタズモはこらえ、背中に引っかき攻撃。
そして、ファンタズモは雪崩式のCRⅡを狙う。だが、ロッキーは回避し、ヘッドバットを連発し、トップコーナーから豪快な雪崩式フランケンシュタイナー。
ここを勝機と見たロッキーはスライスロッキーを決めるも、ファンタズモはカウント2でキックアウト。ロッキーが雄叫びを上げると、ファンタズモは顔面に張り手。
ロッキーは笑みを見せ、顔面への張り手をお返し。さらにソバットで動きを止め、スライスロッキーを狙うも、ファンタズモは空中で捕獲してサイファーウタキを炸裂。だが、カバーはロッキーがカウント2でキックアウト。
ファンタズモはトップロープからフロッグスプラッシュを繰り出すも、ロッキーは寸前で回避。そして田口ばりのケツイェを炸裂。
さらにロッキーはどどんの体勢に入るが、ファンタズモはこらえる。そして、CRⅡを狙うも、ロッキーはリバースで担ぎ上げ、「バレッタ!」と叫び、かつてのパートナーの技であるデュードバスターを決める。
ロッキーはファンタズモにフォーエバー・ラリアットをお見舞い。だが、ファンタズモも串刺しラリアット。しかし、ロッキーはラリアットでダウンを奪う。
カバーをファンタズモがカウント1で返すと、ロッキーはもう一発ラリアット。だが、カバーはカウント2。
するとロッキーはスライスロッキーを狙うも、ファンタズモはロッキーをコーナー上に設置。そしてサミングからバックドロップの体勢に。しかし、ロッキーはこらえ、雪崩式スライスロッキーを狙う。だが、ファンタズモは相手の乳首をつかんで回避し、さらに背中に引っかき攻撃。
続いてファンタズモはスピニングアルゼンチンバックブリーカー。そしてカバーするが、ロッキーはカウント2でキックアウト。ここで残り時間3分のアナウンス。
ファンタズモはサドンデスを繰り出すが、かわしたロッキーは横入り式エビ固め。ファンタズモが返すと、首固め、逆さ押さえ込みとたたみかけるががカウントは2。
ファンタズモがロープに走ると、ロッキーはノミスギニー。さらに「ナカスゾ、コノヤロー!」と叫んでアッパーを叩き込み、スライスロッキーを炸裂。しかし、カバーはファンタズモがカウント3寸前でキックアウト。
ロッキーはブレーンバスターの体勢に入るも、ファンタズモは右足でロッキーの左足を踏みつける。そしてサドンデスを土手っ腹に叩き込み、CRⅡの体勢に。だが、そこからスタイルズクラッシュを炸裂。しかし、ロッキーは執念のキックアウト。
するとファンタズモはロッキーの右腕をつかみ、右足でストンピングを連発。ここで残り30秒のアナウンス。
ファンタズモはサドンデスを狙うが、田口がタオルを手にエプロンに登場。そして残り10秒でタオルを投げるが、ファンタズモはそのタオルをキャッチして放り投げると、ロッキーの顔面を蹴り抜いてカバー。しかし、カウント2でロッキーが返したタイミングで時間切れのゴングが打ち鳴らされ、試合は引き分けに。