第4試合はIWGP世界ヘビー級王者の鷹木が、ノンタイトル戦ながらBULLET CLUBの高橋裕二郎と注目の一騎打ち。前日の8.10後楽園で、裕二郎は鷹木に向け「どいつもこいつも情けねえな、あんなヨソから来た外様の大将にいいようにやられちゃってよ。明日、アイツからキッチリ3カウント取ってやるよ!」と宣戦布告。対する鷹木は「これはある意味、査定マッチだと思ってるぜ、裕二郎。中途半端な試合をしてみろ! 今年、オマエの『G1』はなしだな。オレはもちろん10分以内、いや、5分で勝負つけてやるよ!」と必勝を宣言した。
鷹木はIWGP世界ヘビーのベルトを携え、堂々の入場。
裕二郎はゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛ける。裕二郎は逆水平チョップ、ストンピングからハンマースルー。しかし、鷹木はショルダータックルでなぎ倒す。そして背中にサッカーボールキックをお見舞い。
鷹木はエルボー、ヘッドバットを連発。さらに裕二郎の顔面を蹴りつぶす。
勢いに乗る鷹木は追走式のキチンシンク。そしてボディスラムからエルボードロップ、セントーンとたたみかける。
鷹木は裕二郎の首筋にエルボーを乱打。グロッキー状態の裕二郎を引きずり起こした鷹木は、ハンマースルーを仕掛けるが、裕二郎は力なく倒れ込んでしまう。
裕二郎がフラフラと立ち上がると、鷹木は突進。すると裕二郎はオーバー・ザ・トップロープでエプロンに追いやる。だが、鷹木は裕二郎を捕らえ、場外に向けてブレーンバスターを狙う。しかし、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。そしてフロントキックで鷹木を鉄柵まで吹っ飛ばす。
裕二郎は場外に下りると、鷹木を鉄柵に二度にわたり叩きつける。さらに場外フロアでリバースDDTを見舞い、リングに戻る。
鷹木はカウント14でリングに生還。すると裕二郎が鷹木の頭部にパンチを連発。さらに馬乗りエルボーから、低空キックをヒット。
形勢逆転した裕二郎はボディスラムで叩きつけ、ギロチンドロップ、エルボードロップ、倒れこみヘッドバットとたたみかける。
勢いに乗る裕二郎はバックドロップからカバーするが、これはカウント2。すると裕二郎が顔面を蹴りつけて挑発。鷹木はエルボーで応戦するが、裕二郎はヒザ蹴りからハンマースルー。そして串刺しフロントキックを繰り出すが、鷹木は蹴り足を捕らえてひっくり返す。
続いて鷹木はブレーンバスターを狙うが、こらえた裕二郎はフィッシャーマンズバスターの体勢に。だが、鷹木は相手のお株を奪う手にかみつく反則攻撃。
そして鷹木は追走式ラリアットから、豪快なショルダータックル。続いて鷹木は串刺しラリアットからブレーンバスターをお見舞い。
鷹木は「来た、来た、来たー!」と叫び、熨斗紙の体勢に。裕二郎が回避すると、鷹木はハンマースルー。だが、裕二郎はこらえ、技の読み合いから低空キックをヒット。続いて裕二郎はフィッシャーマンズバスターを食らわせてカバー。だが、鷹木はカウント2でキックアウト。
すると裕二郎はインカレスラムを狙うも、鷹木はこらえる。ここから両者はエルボー合戦へ。鷹木は左右のエルボーからロープへ。だが、裕二郎は切り抜けてラリアットでなぎ倒す。
そして裕二郎はマイアミシャインを炸裂。しかし、カウントは2。裕二郎は「終わりだ!」と叫びピンプジュースを狙う。鷹木がこらえると、裕二郎はトラースキック。そしてピンプジュースの体勢に入るが、鷹木はディフェンス。
そして鷹木は裕二郎をコーナーにぶつけ、跳ね返ってきたところを熨斗紙で叩きつける。さらに鷹木はぶっこ抜きジャーマンからラリアットを決めてカバー。しかし、裕二郎はカウント2でキックアウト。
すると鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と叫び、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。しかし、裕二郎は手にかみついて脱出。そして突進するが、鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
鷹木はパンピングボンバーを繰り出すが、かわした裕二郎は鷹木を突き飛ばし、浅見レフェリーに激突させる。レフェリーは昏倒。
ここでEVILと東郷がリングに乱入し、鷹木にストンピングを乱打。そして二人で鷹木を捕らえると、裕二郎がケインで殴りかかるが、鷹木はキックで応戦。そして、EVILと東郷をラリアットで二人まとめて吹っ飛ばす。
鷹木は裕二郎にパンピングボンバーを食らわす。そして雄叫びを上げると、今度こそラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。だが、レフェリーがカウント2を数えたところで、EVILがレフェリーを蹴り上げる暴挙。
怒りの鷹木はEVILに左右のエルボーからグーパンチ。そしてラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、背後から東郷がローブロー。ここでレフェリーがゴングを要請、鷹木の反則勝ちが告げられる。