メイン(第5試合)は9.5メットライフドームでロビー・イーグルスのIWGPジュニアヘビー級王座に挑む高橋ヒロムが、復帰戦としてDOUKIと対決。
ヒロムは、8月22日に新日本プロレスの公式YouTubeで緊急LIVE配信を敢行。その中で新日本プロレスに対し、タイトルマッチの前に8.27後楽園にてシングルマッチでの復帰戦を要求。そして、対戦相手として「今回、ジュニアタッグリーグ(『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』)に出られずムシャクシャしてるんだろうなあ」とDOUKIの名を挙げ、「そういう感情を抱えてる人間こそ、俺の相手にふさわしい」とアピールした。
この動画メッセージを見たDOUKIは、自身のTwitterで「俺を指名してくれたのは嬉しい。ただお前にとって俺はただのリハビリ相手か? シングルでもなんでもやってやる。そのかわり勝ったら俺がロビーに挑戦していいんだよな」と、挑戦権の譲渡を要求。さらにDOUKIはヒロムの挑戦について「納得してないし簡単に決まったのには腹が立ってた」と憤りをあらわにした。ヒロムが王座戦を前に復調ぶりを見せるか? それともDOUKIがその足元をすくうか?
DOUKIは鉄パイプを持ち、気合い充分の表情で花道を進む。ヒロムはファンからの応援メッセージが書かれた、カラフルな横断幕を手に入場。
DOUKIはゴングを待たずに奇襲攻撃。場外戦に持ち込むと、ヒロムを鉄柵に叩きつける。ヒロムも同じ攻撃をやり返し、両者は意地をぶつけ合う。そしてエルボーの応酬を繰り広げ、共にカウント19でリングにギリギリ生還。
ヒロムはもう一度場外戦に持ち込んで鉄柵にハンマースルー。さらにショットガンドロップキックをお見舞い。
ヒロムは手拍子を煽り、もう一度DOUKIにショットガンドロップキックを炸裂。そして「帰ってきたぞー!」と雄叫びを上げる。
続いてヒロムは場外へのセントーンアタックを狙うも、これはDOUKIが回避。今度はロープワークの攻防から、技の読み合いに。DOUKIは地獄突きをお見舞い。ヒロムはカサドーラを狙うも、DOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に。しかし、ヒロムはアームホイップで返し、またもすばやい技の読み合いに。DOUKIは一旦場外にエスケープ。
ヒロムはエプロンを走ってミサイルキックを狙うが、かわしたDOUKIは鉄パイプ攻撃を見舞う。さらにパイプを用いてネックブリーカードロップ。
ヒロムがリングに戻ると、DOUKIはバックエルボー。そしてチンロックから足を用いたフルネルソンで固める。そこから押さえ込むが、ヒロムはカウント2でキックアウト。
ヒロムはDOUKIの胸板に逆水平チョップ、さらに張り手。だが、DOUKIは顔面かきむしりでひるませてロープへ。するとヒロムはバックエルボー。さらにショットガンドロップキックで場外に落とす。
そして、ヒロムは今度こそエプロンからミサイルキックをヒット。ヒロムはDOUKIをリングに戻し、ブレーンバスターの体勢に。DOUKIは切り抜けるも、ヒロムはハサミワザ。そして串刺しラリアットから低空ドロップキックをヒット。
勢いに乗るヒロムはファルコンアローを決めるが、DOUKIはカウント2でキックアウト。
ヒロムはターンバックル・デスバレーボムを狙うも、DOUKIは脱出。そして、土遁の術の体勢に入るが、ヒロムは切り抜けてロープへ。すると、DOUKIはカサドーラの体勢から、土遁の術につなげる。だが、カバーはカウント2。
ならばとDOUKIはデイブレイクを狙うも、ヒロムは受け止めてブレーンバスターの体勢に。DOUKIは着地し、トリッキーな動きから延髄斬り。
そしてイタリアンストレッチNo.32で捕獲するが、ヒロムは足でロープエスケープ。続いてDOUKIはウラカンホイップ。そして突進すると、ヒロムはカウンターのフロントスープレックスを狙うが、DOUKIはうまく切り抜けてロープを上る。
しかし、ヒロムは捕獲して投げっぱなしジャーマン。DOUKIは立ち上がり雄叫びを上げ、もう一度突進。しかし、ヒロムはフロントスープレックスでコーナーパッドに叩きつける。
そしてターンバックル・デスバレーボムを決め、雄叫びを上げると、もう一度DOUKIを両肩に担ぎ上げる。
DOUKIは脱出すると地獄突き。そして突進するが、ヒロムはポップアップ式のシットダウンパワーボム。
そしてヒロムは「こんなもんか?」と叫んでから、両肩に担ぐ。DOUKIは暴れてエプロンに回避。すかさずヒロムはトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを狙うが、DOUKIはうまく場外に追いやり、ラ・ケブラーダを炸裂。
さらにDOUKIはトップコーナーに上ってDOUKIボムを狙うが、ヒロムは阻止。そして雪崩式ブレーンバスターの体勢に入るも、DOUKIは回避。しかし、ヒロムはもう一度コーナーを上りカサドーラボムをお見舞い。
ヒロムはTIME BOMBを狙うも、DOUKIはうまく切り抜けイタリアンストレッチNo.32を決める。ヒロムが逃れようとすると、DOUKIは足をつかんでさらに締め上げる。ヒロムはなんとかロープエスケープ。
DOUKIはエプロンに出ると、「立て!」と叫ぶ。そしてデイブレイクを繰り出すが、ヒロムはトラースキックで迎撃。そしてトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを仕掛けるも、DOUKIはウラカンラナで切り返す。
DOUKIは場外マットにヒロムを設置すると、エプロンをダッシュしてラ・ランツァを突き刺す。そしてDOUKIは今度こそトップコーナーからDOUKIボムを炸裂。
DOUKIはヒロムを引きずり起こし、カウント17でリングに戻す。続いて雄叫びからデイブレイクを決めてカバーするが、ヒロムはカウント2でなんとか返す。
ならばとDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に入るが、ヒロムは丸め込みで返す。DOUKIは延髄斬りからロープに走るが、ヒロムは追走式ラリアット。さらに技の読み合いからジャーマン。DOUKIはすぐに立ち上がるが、ヒロムはラリアット。続くカバーをカウント1ではね返したDOUKIは、ジャーマンでお返し。
ヒロムもすぐに立ち上がるが、DOUKIはラリアット。だが、ヒロムもカバーをカウント1で返す。ここから両者はラリアットの相打ち。そして勝利への執念を見せるようにカバーの応酬を繰り広げてから、共に大の字に。
続いて両者はヒザ立ち状態でエルボー、張り手の応酬。そしてヒロムはトラースキックからラリアット。しかし、カバーはDOUKIがカウント2でキックアウト。
するとヒロムはビクトリー・ロイヤルを狙うも、DOUKIは切り返す。そして逆さ押さえ込みをはさんで、ラリアットでヒロムをなぎ倒す。
DOUKIは雄叫びを上げ、土遁の術・改を決めるが、ヒロムはカウント3寸前でキックアウト。ならばとDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に入るも、ヒロムはコンプリートショットで切り返す。
ヒロムは叫んで気合いを入れ、技の読み合いからビクトリー・ロイヤルを炸裂。そして最後はTIME BOMB IIで粘るDOUKIを撃沈。29分43秒、残り17秒のところでヒロムが辛勝を収めた。