G1 CLIMAX 31

日時
2021年9月19日(日)   12:30開場 14:00開始
会場
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
放送
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観衆
2,188人

第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦

VS

  • (1敗=0点)

  • (1勝=2点)

境界線

レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 メイン(第6試合)の公式戦はIWGP USヘビー級王者の棚橋弘至とオカダ・カズチカの黄金カードが実現。これまで幾度となく激闘を繰り広げた両者だが、今回は2019年の7.9ダラスでの『G1』公式戦以来となる激突に。そのときはオカダが勝利を収めているが、現在勢いに乗っているのは棚橋。『G1』に再起を懸けるオカダとしては、強敵棚橋を撃破しスタートダッシュに成功したいところだが、果たして結末は?

 棚橋はUSヘビーのベルトを腰に入場。ニューコスチュームのオカダは棚橋を見やると、笑顔を見せる。

 開始のゴング、棚橋は場内に手拍子を煽り、エアギターを奏でる。まずはリストの取り合いから、棚橋がヘッドロックで捕獲。オカダは足を取ってグラウンドの展開に持ち込む。
 棚橋がバックに回り、そのまま立ち上がると、オカダはリストを捕獲。しかし、棚橋は足を取ってグラウンドに持ち込みヘッドロック。だが、オカダは切り抜けて袈裟固めの体勢に。
 すると棚橋はヘッドロックで切り返して締め上げるが、オカダはロープに押し込む。そして離れ際に攻撃すると見せかけてクリーンブレイク。
 続いてロープワークの展開ではオカダがショルダータックル。そして早くもレインメーカーを狙うも、棚橋は切り抜けてアームホイップ。オカダもヘッドシザーズで返し、両者は一旦離れる。緊張感漂う攻防に、場内は拍手に包まれる。
 今度はロックアップで組合い、オカダが押し込むも、棚橋はうまくヘッドロックで捕獲する。オカダはハンマースルーで投げようとするが、棚橋はクラッチを離さない。
 棚橋はそのままグラウンドに持ち込み、オカダを締め上げる。オカダはその状態で立ち上がり、力尽くで逃れようとするが、棚橋は意地で離さない。
 ようやくオカダは逃れ、ヘッドロックで切り返す。そしてグラウンドに持ち込んで締め上げていく。そのままスタンドに戻ると、オカダはグイグイと締めていく。
 棚橋は離そうとするが、オカダは逃さず、フライングメイヤーからチンロックへ。棚橋は足で場内の拍手を煽り、エルボーで逃れる。
 だが、オカダはカウンターのバックエルボーでダウンを奪う。続いてオカダはネックブリーカーからカバー。棚橋がカウント2で返すと、オカダはもう一度チンロック。
 棚橋は立ち上がってエルボーで抜け出し、ロープへ。ここから技の読み合いを経て、オカダはフライングメイヤーから低空ドロップキックをヒット。そして踏みつけてレインメーカーポーズ。
 オカダはしつこくチンロックで捕獲。棚橋は切り抜けてボディにパンチを連発。そして、オカダの蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー。
 続いて棚橋はフライングフォアアームを決め、ボディスラムからセカンドロープに上ってサンセットフリップをお見舞い。
 そして棚橋はダッシュすると見せかけ、オカダのヒザに低空ドロップキック。続いてドラゴンスクリューからテキサスクローバーを狙うも、オカダはロープに手をかける。
 オカダは一旦場外に下りるも、すぐに棚橋はリングに戻してヒザに低空ドロップキック。オカダはもう一度場外へ。
 追いかけた棚橋はリングに戻そうとするが、切り抜けたオカダは棚橋の頭部をエプロンに打ち付けてから、DDTで場外フロアに突き刺す。
 オカダは棚橋をリングに投げ入れる。棚橋はエルボーからロープに飛ぶが、オカダはカウンターのフラップジャック。さらにリバースネックブリーカーを決める。
 続いてオカダは串刺しエルボーを繰り出すが、棚橋はかわす。そして串刺し攻撃を狙うも、オカダは回避して棚橋をコーナー上に設置するとドロップキックをヒット。棚橋は場外に転落してしまう。
 オカダは棚橋を鉄柵に叩きつけ、フロントキックへ。だが、棚橋は蹴り足を捕らえてドラゴンスクリューを敢行。棚橋は雄叫びを上げ、コーナーを上ろうとする。だが、オカダが阻止。
 オカダはエプロンでツームストンパイルドライバーの体勢で捕らえるも、棚橋は逃れてドラゴンスクリュー。そして今度こそコーナー最上段から、場外に落ちたオカダに対してハイフライフローを炸裂。
 棚橋は先にリングに戻り、ダメージの深いオカダはカウント18でリングに生還。ここで20分経過のアナウンス。
 棚橋は突進するが、オカダはリバースネックブリーカーの体勢で捕らえる。しかし、逃れた棚橋はツイスト&シャウトを三連発。
 さらに棚橋はスリングブレイドを決めてカバーするも、オカダはカウント2ではね返す。棚橋は気合いを入れ、コーナー最上段からハイフライフローをヒット。
 しかし、オカダは食らいながらも後方回転して体勢を切り替え、マネークリップで捕獲。棚橋がロープに手を伸ばそうとするが、オカダは変形のバックブリーカー。そしてマネークリップでさらに締め上げる。棚橋は足でなんとかロープに逃れる。
 続いてオカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、棚橋はこらえ、逆に持ち上げようとする。しかし、オカダはエルボーを挟んで、もう一度持ち上げようとトライ。切り抜けた棚橋は打撃のコンビネーションから、ツームストンパイルドライバーの体勢に。だが、逆にオカダが持ち上げて、旋回式のツームストンパイルドライバーを炸裂。
 そしてオカダはレインメーカーの体勢に入るも、かわした棚橋は前方回転エビ固めを仕掛ける。だが、こらえたオカダはそのまま押さえ込んでエビ固めを繰り出すが、棚橋はカウント2ではね返す。するとオカダはショットガンドロップキックを放ち、ここで25分経過のアナウンスが流れる。
 オカダはボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からエルボードロップ。そしてレインメーカーポーズを見せると、レインメーカーの体勢に。棚橋はかわし、逆にレインメーカーを狙うが、オカダはかわす。だが、棚橋はその場飛びのスリングブレイドを炸裂。
 そして棚橋はもう一度スリングブレイドを決め、雄叫びを上げてハイフライフローへ。しかし、オカダはヒザで迎撃。
 オカダは棚橋のリストをつかんでショートレンジラリアットを叩き込むと、雄叫びを上げてからレインメーカーへ、しかし、棚橋は首固めで切り返す。
 オカダは返して突進するも、かわした棚橋はジャーマン。さらにドラゴンスープレックスを決めるが、オカダはカウント1で意地のキックアウト。
 ここで両者は激しいエルボーの応酬に。互いにエルボーを同時に打ち込む中で、残り時間1分のアナウンス。
 棚橋は顔面への張り手からロープへ。するとオカダはカウンターのドロップキックをヒット。そして開脚式のツームストンパイルドライバーを決めると、最後はレインメーカーでついに棚橋を撃沈。大きな一勝目をつかんだ。

COMMENT


 
--久しぶりの棚橋選手との試合、リングでのマイクでもありましたけども、オカダ選手の中でもかなり特別なものを感じるところがあったんじゃないですか?
オカダ「そうですね。なんだろな……やっぱり、まあ、12年2月、6月と(大阪府立体育会館でシングルマッチを)やって、先に入場したっていうのは2月だけなんで、そしてまたこの同じ会場で……なんかグッときましたよ。正直、ほんとに。まあでも、グッときて、終わるだけでもしょうがないんで、ここでやっぱりなにかを、きっかけをつかまないといけないと思ってましてね。まあほんとにでも、目が覚めましたよ、棚橋弘至と闘うことによって」
 

 
--そしてリングの上でも、まさにこう、レインメーカーが帰ってきたんだというのもアピールされました。改めてこの意味、どういうところにあるのか教えてください。
オカダ「まあね、やっぱり僕も、こういう状況の中で、いろいろと迷ってる部分っていうのは、それがやっぱり試合にも、リング上にも出て来てると思いましたし、そんな迷ってる状態で勝てるほど棚橋弘至っていうのは甘くないんで。やっぱり(US)チャンピオンですし。もっと衰えてるかと思ったら、全然衰えてないッスよ。疲れないなと改めて思いましたし。やっぱりそういう、いろいろと吹っ切れましたよ。まあほんとに、リング上でも言ったように、やっぱりプロレスラーが元気与えていかないと。こんな迷ってる人間が、“プロレス面白いでしょ”“みんなで元気なっていこう”“楽しくなりましょうよ”って言ってられないですから。そんな迷った男にはね、そんなこと言う資格はないし、ほんとに出せるものすべて出して、闘っていこうかなと。そういう意味ではほんとに、棚橋弘至が初戦でしたし、まあ最高のスタートが切れたんじゃないかと思います」
 

 
--まさに大きな1勝を挙げてここからスタートしていくという『G1 CLIMAX』ですけど、オカダ選手自身、タイトルという意味ではちょっとしばらく遠のいているところもあります。もちろん圧倒的な存在感をこの日本で見せ続けてはいますけど、その『G1』というタイトルに向けての新たな決意、どんなものがあるか教えてください。
オカダ「そうですね、やっぱり、前回、2014年ですか、西武ドームで優勝して、この前はメットライフドームで、同じ会場で試合して、シングルマッチで負けてるって中で、やっぱり、タイトルを獲りたいなと、改めて思いましたし、ほんとに存在だけでやっていけるほど新日本プロレスのリングって甘くないと思うんで、やっぱり、強い人っていうのはやっぱり強くなきゃダメだし、強くある・イコール・チャンピオンにならないといけないと思うんで、しっかりチャンピオンとして、まあねIWGPはチャンスはないですけど、こうやって『G1』は今、みんな平等にチャンスがあるわけなんで、それをしっかり獲って、また進んで生きたいなと思います」
 
 


 
棚橋「(※重い足取りで壁伝いに引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くや崩れ落ち、フロアに突っ伏す。そのままで)悔しいなあ……悔しいなあ……。(※上半身を起こし、壁にもたれかかるように座り直して)もう、オカダに追いつくのは、難しいかな……。今、5勝7敗3分……。2つ負け越してるんでね。(※集まっている報道陣の顔を一人ひとり確かめたあとで)でもね、止まってられないから」
 

 
棚橋「まだ、一つ目だから。こっから盛り返していけば、優勝が見える。絶対優勝して、リベンジする相手が多いな! 鷹木、そしてオカダ。(※ここでリング上での“こんなとこで満足してんじゃねえよ、バカヤロー!”という叫びが聞こえてくると、ポツリと)そうだな。こんなので満足してちゃダメだな。オカダの言う通りだ。今できることを全力で。ただ、俺たち新日本プロレスには、もっと! 先があるだろ!(※ゆっくり立ち上がって控室へ)」

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