メイン(第6試合)の公式戦はIWGP USヘビー級王者の棚橋弘至とオカダ・カズチカの黄金カードが実現。これまで幾度となく激闘を繰り広げた両者だが、今回は2019年の7.9ダラスでの『G1』公式戦以来となる激突に。そのときはオカダが勝利を収めているが、現在勢いに乗っているのは棚橋。『G1』に再起を懸けるオカダとしては、強敵棚橋を撃破しスタートダッシュに成功したいところだが、果たして結末は?
棚橋はUSヘビーのベルトを腰に入場。ニューコスチュームのオカダは棚橋を見やると、笑顔を見せる。
開始のゴング、棚橋は場内に手拍子を煽り、エアギターを奏でる。まずはリストの取り合いから、棚橋がヘッドロックで捕獲。オカダは足を取ってグラウンドの展開に持ち込む。
棚橋がバックに回り、そのまま立ち上がると、オカダはリストを捕獲。しかし、棚橋は足を取ってグラウンドに持ち込みヘッドロック。だが、オカダは切り抜けて袈裟固めの体勢に。
すると棚橋はヘッドロックで切り返して締め上げるが、オカダはロープに押し込む。そして離れ際に攻撃すると見せかけてクリーンブレイク。
続いてロープワークの展開ではオカダがショルダータックル。そして早くもレインメーカーを狙うも、棚橋は切り抜けてアームホイップ。オカダもヘッドシザーズで返し、両者は一旦離れる。緊張感漂う攻防に、場内は拍手に包まれる。
今度はロックアップで組合い、オカダが押し込むも、棚橋はうまくヘッドロックで捕獲する。オカダはハンマースルーで投げようとするが、棚橋はクラッチを離さない。
棚橋はそのままグラウンドに持ち込み、オカダを締め上げる。オカダはその状態で立ち上がり、力尽くで逃れようとするが、棚橋は意地で離さない。
ようやくオカダは逃れ、ヘッドロックで切り返す。そしてグラウンドに持ち込んで締め上げていく。そのままスタンドに戻ると、オカダはグイグイと締めていく。
棚橋は離そうとするが、オカダは逃さず、フライングメイヤーからチンロックへ。棚橋は足で場内の拍手を煽り、エルボーで逃れる。
だが、オカダはカウンターのバックエルボーでダウンを奪う。続いてオカダはネックブリーカーからカバー。棚橋がカウント2で返すと、オカダはもう一度チンロック。
棚橋は立ち上がってエルボーで抜け出し、ロープへ。ここから技の読み合いを経て、オカダはフライングメイヤーから低空ドロップキックをヒット。そして踏みつけてレインメーカーポーズ。
オカダはしつこくチンロックで捕獲。棚橋は切り抜けてボディにパンチを連発。そして、オカダの蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー。
続いて棚橋はフライングフォアアームを決め、ボディスラムからセカンドロープに上ってサンセットフリップをお見舞い。
そして棚橋はダッシュすると見せかけ、オカダのヒザに低空ドロップキック。続いてドラゴンスクリューからテキサスクローバーを狙うも、オカダはロープに手をかける。
オカダは一旦場外に下りるも、すぐに棚橋はリングに戻してヒザに低空ドロップキック。オカダはもう一度場外へ。
追いかけた棚橋はリングに戻そうとするが、切り抜けたオカダは棚橋の頭部をエプロンに打ち付けてから、DDTで場外フロアに突き刺す。
オカダは棚橋をリングに投げ入れる。棚橋はエルボーからロープに飛ぶが、オカダはカウンターのフラップジャック。さらにリバースネックブリーカーを決める。
続いてオカダは串刺しエルボーを繰り出すが、棚橋はかわす。そして串刺し攻撃を狙うも、オカダは回避して棚橋をコーナー上に設置するとドロップキックをヒット。棚橋は場外に転落してしまう。
オカダは棚橋を鉄柵に叩きつけ、フロントキックへ。だが、棚橋は蹴り足を捕らえてドラゴンスクリューを敢行。棚橋は雄叫びを上げ、コーナーを上ろうとする。だが、オカダが阻止。
オカダはエプロンでツームストンパイルドライバーの体勢で捕らえるも、棚橋は逃れてドラゴンスクリュー。そして今度こそコーナー最上段から、場外に落ちたオカダに対してハイフライフローを炸裂。
棚橋は先にリングに戻り、ダメージの深いオカダはカウント18でリングに生還。ここで20分経過のアナウンス。
棚橋は突進するが、オカダはリバースネックブリーカーの体勢で捕らえる。しかし、逃れた棚橋はツイスト&シャウトを三連発。
さらに棚橋はスリングブレイドを決めてカバーするも、オカダはカウント2ではね返す。棚橋は気合いを入れ、コーナー最上段からハイフライフローをヒット。
しかし、オカダは食らいながらも後方回転して体勢を切り替え、マネークリップで捕獲。棚橋がロープに手を伸ばそうとするが、オカダは変形のバックブリーカー。そしてマネークリップでさらに締め上げる。棚橋は足でなんとかロープに逃れる。
続いてオカダはツームストンパイルドライバーを狙うも、棚橋はこらえ、逆に持ち上げようとする。しかし、オカダはエルボーを挟んで、もう一度持ち上げようとトライ。切り抜けた棚橋は打撃のコンビネーションから、ツームストンパイルドライバーの体勢に。だが、逆にオカダが持ち上げて、旋回式のツームストンパイルドライバーを炸裂。
そしてオカダはレインメーカーの体勢に入るも、かわした棚橋は前方回転エビ固めを仕掛ける。だが、こらえたオカダはそのまま押さえ込んでエビ固めを繰り出すが、棚橋はカウント2ではね返す。するとオカダはショットガンドロップキックを放ち、ここで25分経過のアナウンスが流れる。
オカダはボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からエルボードロップ。そしてレインメーカーポーズを見せると、レインメーカーの体勢に。棚橋はかわし、逆にレインメーカーを狙うが、オカダはかわす。だが、棚橋はその場飛びのスリングブレイドを炸裂。
そして棚橋はもう一度スリングブレイドを決め、雄叫びを上げてハイフライフローへ。しかし、オカダはヒザで迎撃。
オカダは棚橋のリストをつかんでショートレンジラリアットを叩き込むと、雄叫びを上げてからレインメーカーへ、しかし、棚橋は首固めで切り返す。
オカダは返して突進するも、かわした棚橋はジャーマン。さらにドラゴンスープレックスを決めるが、オカダはカウント1で意地のキックアウト。
ここで両者は激しいエルボーの応酬に。互いにエルボーを同時に打ち込む中で、残り時間1分のアナウンス。
棚橋は顔面への張り手からロープへ。するとオカダはカウンターのドロップキックをヒット。そして開脚式のツームストンパイルドライバーを決めると、最後はレインメーカーでついに棚橋を撃沈。大きな一勝目をつかんだ。