第4試合の公式戦ではIWGP USヘビー級王者の棚橋弘至(1勝1敗)とタマ・トンガ(1勝1敗)が激突。両者は過去に一度だけ、16年の『G1』公式戦で対戦し、そのときはタマが勝利。今回、3年ぶりに『G1』エントリーを果たしたタマとしては、USヘビー級王者の棚橋は格好の相手となる。
タマには邪道が帯同する。棚橋はUSヘビーのベルトを腰に入場。
開始のゴング、棚橋は場内の手拍子を煽る。そしてロックアップで組み合うと、棚橋がタマをロープに押し込む。そしてクリーンブレイクで離れた棚橋は、「ヨシ!」と気合いを入れる。
続いてロックアップからタマがリストを取る。棚橋も切り返し、腕を絞っていく。そしてヘッドロックで捕獲。
タマはロープに飛ばそうとするが、棚橋はヘッドロックを離さずフライングメイヤーへ。だが、タマは切り抜け、グラウンドの攻防から両者は一旦離れる。
そしてロックアップで組み合うと、今度はタマがロープに棚橋を押し込み、クリーンブレイクと見せかけて襲いかかる。だが、棚橋はかわしてエルボーを連発。
さらに棚橋はセカンドロープからフライングクロスボディを決め、エアギターを奏でる。しかし、背後からタマがガンスタンの体勢に。棚橋が切り抜けると、しつこくタマはガンスタンを狙う。
これも回避した棚橋はフライングフォアアーム、エルボードロップ、サンセットフリップとたたみかける。そして突進してきたタマをエプロンに追いやるが、タマは棚橋の頭部を捕らえてスタンガン。
ここでタマは上半身のコスチュームを脱ぎ、エルボードロップをお見舞い。そして棚橋の頭部にパンチを振り下ろす。
タマはチンロックで棚橋を捕獲。そして胸板にハンマーパンチを連発。棚橋も太陽ブローで反撃するが、タマはスリーパーで捕獲。棚橋は腰から崩れてしまう。タマはそのままグラウンドで締め上げていく。
棚橋はその状態で立ち上がり、エルボーで脱出。さらにエルボーを連打するが、タマは父キング・ハクのトンガンデスグリップのように喉をつかむ。
棚橋が逃れると、タマはキック。棚橋はその蹴り足を捕らえると、タマの喉をつかんで反撃。さらにドラゴンスクリューを決める。続いて棚橋はセカンドロープからサンセットフリップをお見舞い。
そして棚橋はテキサスクローバーを狙うも、またもタマは喉をつかんで回避。続いてタマは串刺しボディアタック。棚橋はかわすとロープに走るが、タマは捕獲して一気にトンガンツイストを炸裂。
ここでタマは掟破りのスリングブレイドを敢行。さらにハイフライフローを決めるが、棚橋はカウント3寸前でキックアウト。
勢いに乗るタマはマットを叩いて手拍子を煽り、ガンスタンの体勢に。棚橋は切り抜け、ツイスト&シャウトを狙うが、タマもトンガンツイストの体勢に。だが、棚橋が意地のツイスト&シャウトを炸裂。さらにスリングブレイドを決め、カバーをタマが返すと、今度はハイフライアタックをお見舞い。
続いて棚橋は気合いの雄叫びからハイフライフローを放つが、これをよけたタマは、すばやい動きでガンスタンを炸裂。タマがカバーするも、棚橋はカウント2で返すと、そのまま横十字固めへ。見事3カウントが入り、棚橋が一瞬の切り返しで勝利を収めた。
試合後、タマは悔しさをあらわにする。満身創痍の棚橋はセコンドの肩を借りて退場。