メイン(第6試合)の公式戦ではオカダ・カズチカ(5勝0敗)とIWGPタッグ王者タイチ(2勝3敗)が激突。両者は過去に三度対戦。オカダの“新日本デビュー戦”ではタイチが勝利を収めているが、ひさびさの対戦となった2月の札幌決戦ではオカダが勝利。同年の『G1』公式戦でもオカダがタイチにマネークリップでレフェリーストップ勝ちをスコア。
約1年ぶりの大戦となる両雄。公式戦で連勝街道を突き進むオカダが、さらに白星を重ねるか? それとも黒星先行と厳しい戦いが続いているタイチが意地を見せるか?
タイチはディーヴァのあべみほを伴い、IWGPタッグのベルトを携え入場。
開始のゴングが鳴ると、タイチはリング中央に歩を進める。オカダはその周囲を回って様子を伺う。
ロックアップで組み合うと、オカダはタイチをロープに押し込み、攻撃を仕掛けると見せかけてクリーンブレイク。すかさずタイチがキックを放つも、オカダは切り抜けてヘッドロックで捕獲。
タイチはハンマースルーを仕掛けるも、オカダはグリップを離さず締め上げていく。タイチはバックドロップを狙うも、オカダは回避。だが、タイチは喉輪で捕獲し、オカダを横転させる。
タイチはオカダを場外に蹴り出すと、鉄柵にハンマースルー。だが、これは逆にオカダが投げつける。さらにオカダは場外フロアでDDTを敢行し、リングに戻る。
オカダはもう一度場外に下り、タイチをリングに戻そうとするが、タイチはスキをついてオカダを鉄柵に打ち付ける。さらにケーブルコードでチョーク攻撃を敢行。
続いてタイチは場外マットを外し、かたいフロア目掛けてお返しのDDTを炸裂。タイチはオカダをリングに投げ入れてカバーするが、これはカウント2。
するとタイチはチンロックを決めるが、オカダは足でロープエスケープ。タイチはオカダにコーナーを背負わせ、顔面に足を押し当てる。オカダはタイチをにらみつけ、エルボーを連発。タイチは喉輪で反撃。さらにグラウンドで喉輪を敢行。レフェリーが注意すると、「こうだ、チョークは!」と両手でオカダの喉を絞める。
続いてタイチはオカダの顔面にステップキック。串刺し攻撃はオカダが切り抜け、突進してきたタイチにフラップジャックを炸裂。
オカダはタイチを引きずり起こし、ランニングのバックエルボー。さらに串刺しエルボーからDDTとたたみかける。
そしてツームストンパイルドライバーを狙うも、タイチは回避。続いて川田利明ばりのスピンキックを決める。タイチは串刺しのアックスボンバーから、背中にサッカーボールキックをお見舞い。
しかし、オカダは「来い来い来い!」と挑発。タイチは胸板にキックを見舞うが、オカダは蹴り足を捕らえてフロントキック。そして突進するが、かわしたタイチはジャンピングキック。さらに強烈なバズソーキックをヒット。
ここでタイチはパンタロンを脱ぎ、天翔十字鳳を放つ。しかし、オカダは切り抜けてレインメーカーの体勢に。だが、タイチは喉輪落としで切り返す。
タイチはオカダを引きずり起こしてブラックメフィストを狙う。しかし、オカダは回避してマネークリップで捕獲。タイチがロープに逃れようとすると、オカダは逆さ押さえ込みの体勢からレインメーカーへ。かわしたタイチがロープに走ると、オカダはカウンターのドロップキックを突き刺す。
そしてもう一度マネークリップへ。その状態でタイチは立ち上がり、ロープに逃れようとするが、オカダはバックブリーカーで叩きつけ、さらにマネークリップで締め上げる。タイチは必死に足でロープエスケープ。
するとオカダはタイチをボディスラムで叩きつけ、ダイビングエルボードロップを投下。そしてレインメーカーポーズを披露し、レインメーカーを狙う。だが、タイチはかわし、天翔十字鳳へ。
オカダは切り抜けると、抱え上げてツームストンパイルドライバーを狙うが、脱出したタイチは今度こそ天翔十字鳳を炸裂。しかし、カバーはオカダがカウント2でキックアウト。
タイチは雄叫びを上げ、オカダを引きずり起こすとブラックメフィストを狙う。しかし、オカダも腰を落として踏ん張る。そして逆にツームストンパイルドライバーの体勢に。
タイチもこれを切り抜け、フロントキックをお見舞い。オカダも同じ技を返し、両者はフロントキック合戦で意地をぶつけ合う。ここから打撃の応酬となり、タイチがカウンターのエルボーを炸裂。そしてタイチ式ラストライドを狙うも、オカダはショルダースルーから押さえ込む。しかし、タイチは必死にカウント2でキックアウト。
そしてジャンピングキックを放つが、オカダはかわすとレインメーカーへ。タイチが切り抜けると、オカダはロープに走る。するとタイチはドロップキックをヒット。
タイチが雄叫びを上げたところで20分経過のアナウンス。タイチは握り拳からバックドロップを狙うも、オカダはこらえる。するとタイチは後頭部へのラリアットからジャンピングキック。そしてデンジャラスバックドロップで突き刺してカバーするが、オカダはカウント2で必死にキックアウト。
ならばとタイチは首切りポーズからブラックメフィストを狙うが、オカダは回避してローリングラリアット。だが、タイチは倒れず。そしてアックスボンバーを狙うが、オカダはかわしてローリングラリアット。だが、タイチもラリアットを同時に放ち、オカダがヒザから崩れ落ちる。
競り勝ったタイチはアックスボンバーを狙うも、オカダはドロップキック。タイチはすぐに立ち上がるも、オカダは旋回式のツームストンパイルドライバーをグサリ。
そしてオカダはレインメーカーを繰り出すが、かわしたタイチはタイチ式外道クラッチ。オカダはカウント3寸前で跳ね返す。するとタイチはバズソーキックを叩き込んでから、横綱式カチ上げエルボーの体勢に。しかし、オカダは切り抜けて開脚式ツームストンパイルドライバーで突き刺すと、最後はレインメーカーでタイチを撃沈。接戦を制し、破竹の6連勝をスコアした。