オープニングマッチは大岩陸平&藤田晃生のヤングライオンタッグが、高橋ヒロム&BUSHIにチャレンジ。ヒロムは10.12仙台で大岩、10.13仙台で藤田をシングル戦で下している。

　ヤングライオン二人は疾走してリングイン。胸板にはヒロムの逆水平チョップの傷跡が見える。

　先発の大岩はヒロムにエルボーを連発。さらに胸板への張り手から、ショルダータックルでダウンを奪う。
　続いてヤングライオンタッグはヒロムにダブルのショルダータックルをお見舞い。そして大岩はストンピングを連発する。
　ヒロムが立ち上がると、大岩はエルボーを連打。しかし、ヒロムは逆水平チョップからボディスラムの体勢に。大岩がこらえると、ヒロムはハンマーパンチからもう一度ボディスラムへ。
　切り抜けた大岩はロープに走るが、ヒロムはカウンターの逆水平チョップ。コーナーに控えている藤田にも打撃をお見舞い。
　ヒロムは逆水平チョップと張り手で大岩をコーナーに詰める。大岩も反撃するが、ヒロムは逆水平チョップ一発でダウンを奪う。
　スイッチしたBUSHIは大岩をハンマーパンチでねじ伏せ、ストンピングを浴びせていく。続いてBUSHIは大岩をロープに詰め、胸板に張り手を連打。
　次はヒロムが「どうした？」と挑発し、大岩の胸板に張り手を乱打。大岩もやり返すが、ヒロムは一発でダウンを奪う。そして何度もエビ固めを決め、大岩のスタミナを削っていく。
　ヒロムは逆水平チョップで追い込んでいく。大岩は必死に打撃をやり返すが、ヒロムは一発でダウンを奪う。
　スイッチしたBUSHIは大岩にコーナーを背負わせ、ダブルチョップを連発。そしてカバーするも、大岩はカウント2ではね返す。
　BUSHIは挑発するように大岩の顔を蹴りつける。すると、大岩はカウンターのドロップキックをヒット。
　ようやくスイッチした藤田は、BUSHIに左右のエルボーを連発。さらにハンマースルーからドロップキックをヒット。
　藤田はBUSHIをボディスラムで叩きつけ、逆エビ固めを決める。するとヒロムがキックでカットに入るが、藤田はこらえる。ならばとヒロムは逆水平チョップ。さらにカウンターの逆水平チョップを狙うも、藤田は体当たりで切り抜ける。
　続いて藤田はBUSHIの打撃を切り抜け、横入り式エビ固めを仕掛ける。これを返したBUSHIはエルボーを突き刺す。藤田も必死にエルボーを返し、ロープに走るが、BUSHIは追走式ドロップキック。そしてBUSHIは藤田をボディスラムで叩きつけてから逆エビ固めで捕獲。藤田はたまらずギブアップし、L･I･Jタッグが勝利を収めた。

BUSHI「今日初めて、デビューしたてのヤングライオン、あいつらと試合で絡むことができたよ。まあ、別にやりたかったわけじゃないけどね。どんなもんなのか、見てみたかったよ。

今日まで、数えるほどしか（試合）やってないんじゃないの？　タッグは……２戦目？　まあ、何も感じることはなかったよ、彼らに。ただ、ひとつだけ言うなら、元気はあったね。元気だけは」

ヒロム「（※入れ替わりでコメントスペースに入ってきて）そう、そう、元気、元気、元気だ、元気だ、元気だ。今はいいんだ。今は元気だけでいいんだ。これから先、元気だけじゃ乗り越えられないこともあるけど、今はいいんだ。元気が一番だ。俺は面白かったぞ。

それから、（※ジャケットの胸元を広げて、赤く腫れあがった右胸を見せて）俺だって痛ぇんだよ。ああ、ヒロムちゃん、ほんとに、これマジで３日間、俺はチョップ食らい続けてた。俺だって痛いんだよ。これ、あれが出っちゃったよ。

“ヒロムちゃんスーパーやせ我慢”が出っちゃったよ。“ヒロムちゃんスーパーやせ我慢”を出させた君たちは、素晴らしいと思うよ。さあ、これで次は、日本武道館だな……。さらに元気がいいところを見してくれよ」

大岩「ああ、クソッ。また一昨日とおんなじだ。ほとんどチョップしか、チョップしか使わずに、ここまで追い込まれるなんて……。チョップひとつで、自分もこうやって追い込めるプロレスラーになりたいと、素直に思いました。ありがとうございました」

藤田「今日も負けてしまったんですけど、1ミリも、1ミリもあきらめてないです。絶対、勝ちます。試合前も、負けることなんてミリも考えてないし、昨日の借りを返すことしか考えてなかったです。

でも、まだまだ自分の力が足りないです。もっともっとやります。ありがとうございました」

大岩「強くなります。ありがとうございました」