メイン(第5試合)のIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟(2勝0敗)とIWGPタッグ王者ザック・セイバーJr.(1勝0敗)による公式戦。両者は2009年にドイツの団体wXwのトーナメントで戦い、そのときは鷹木が相手のお株を奪う関節技で勝利。12年ぶりの対決で軍配が上がるのは?
ザックはIWGPタッグ、鷹木はIWGP世界ヘビーのベルトを腰に入場。
開始のゴング、鷹木はザックをロープに押し込み、逆水平チョップを放つ。だが、ザックはかわして不敵な笑みを見せる。
続いて手四つの体勢から、ザックがすばやく足を取ってテイクダウン。グラウンドのすばやい攻防となり、ザックが押さえ込むも、鷹木は跳ね除けて一旦距離を取る。
今度は鷹木がバックに回るも、ザックも切り返してグラウンドに持ち込み、弓矢固めへ。これは鷹木が切り抜ける。
ザックはトリッキーな動きでフロントネックロック。鷹木はハンマースルーからバックエルボー。そして龍魂ラリアットを狙うも、ザックは相手の腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。しかし、鷹木もかわしスライディングラリアット。これもザックはかわし、両者はすばやい技の読み合いを展開。最後は鷹木がショルダータックルでなぎ倒す。
ザックがリングに下りると、鷹木は空中技を見せかけ、リング上で内藤哲也のように天に腕を突き上げるポーズを見せる。
ザックがリングに戻ると、鷹木はヒップトス。さらにフライングメイヤーから袈裟固め。さらにグラウンドで肩と首を決めにいく。
続いて鷹木はヘッドロック。ザックは切り抜けてロープに飛ばす。そして鷹木にアームドラッグを仕掛けるも、こらえた鷹木は力まかせに持ち上げて叩きつける。そしてセントーンを繰り出すが、ザックはヒザで迎撃。そしてネックツイストから低空ドロップキックで鷹木を場外に落とす。
ザックは鷹木をリングに戻し、ヨーロピアンアッパーカットを連発。さらにストンピングを顔面に浴びせる。ザックは鷹木の両腕をクロスして締め上げるも、鷹木は足でロープエスケープ。続いてザックはネックロック。鷹木は切り抜けようとするが、ザックは意地で離さない。
鷹木は強引にネックロックを外すが、今度はザックがコブラツイスト。鷹木はヒップトスからバックエルボー、ナックル。さらに龍魂ラリアットと見せかけ、DDTで突き刺す。鷹木はショルダータックルでザックを吹っ飛ばすと、ザックは後頭部をコーナーパッドに打ち付ける。
鷹木はザックに逆水平チョップを連発。さらにヘッドバットを叩き込んでから串刺しラリアットをお見舞い。続いてロープに走るが、ザックは飛びつきフロントネックロック。だが、鷹木はブレーンバスターで叩きつけ、セントーンを食らわす。
鷹木は「来た、来た、来たー!」と叫び、ザックにパンチを見舞っていく。ザックもヨーロピアンアッパーカットを返すが、鷹木はパンチでダウンを奪う。これはレフェリーが注意。
鷹木はザックに逆水平チョップを連発。ザックはその腕を捕らえるが、鷹木はこらえて担ぎ上げる。しかし、ザックはエプロンに着地し、ロープ越しに鷹木を複合関節技で捕獲。
続いてザックは鷹木の右腕をねじり上げ、強引にマットに叩きつける。さらにザックは鷹木の右腕を捕らえ、オモプラッタのように締め上げる。
ザックは鷹木の胸板に挑発するようにキックを連発。だが、鷹木は蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。続いてスライディングラリアットを狙うも、かわしたザックは鷹木の右腕にアームツイスト。
さらにザックは鷹木のヒジをマットに固定し、そこ目掛けてストンピングを叩き込む。そして鷹木の胸板を蹴り上げる。
鷹木もエルボーで応戦するが、ザックがエルボーで競り勝つ。しかし、鷹木はスキをついて熨斗紙を炸裂。
そして鷹木はバックを取るが、これはザックが切り抜ける。だが、鷹木はザックの左足をロープにかけ、右足にスライディングラリアットを見舞う。
続いて鷹木はパンピングボンバーを狙うも、ザックは飛びつき腕ひしぎ逆十字へ。そして三角締めに移行する。鷹木は力づくで持ち上げてパワーボム。さらに裏STFを決めるが、ザックは必死にロープに手をかける。
すると鷹木はザックに振り子式のジャーマンを炸裂。そして「オイ! オイ! オイ!」と雄叫び。鷹木は一気にMADE IN JAPANの体勢に入るも、ザックは切り抜けてジャーマン。だが、鷹木はすぐに立ち上がりバックドロップで叩きつける。
鷹木はラリアットを狙うも、ザックはその腕にフロントキック。さらに相手の腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。しかし、鷹木も意地の龍魂ラリアットを決める。さらにスライディングラリアットを炸裂。
鷹木はもう一度MADE IN JAPANの体勢に入るが、ザックは前方回転エビ固め。さらにジャパニーズレッグロールクラッチ。鷹木が返すと、ザックはサッカーボールキック。しかし、鷹木は負けじとすぐに立ち上がり、ショートレンジのパンピングボンバーを決める。
鷹木はザックを引きずり起こし、コーナー最上段に設置。そして雪崩式ブレーンバスターを狙うが、ザックは切り抜けてアームロックを決める。そして飛びつきDDTを敢行。
さらにザックはラ・ミスティカのように飛びつき、変形のクラーキー・キャットで捕獲。鷹木は必死にロープエスケープ。
続いてザックはアームブリーカーを連発。だが、三発目は鷹木がスリーパー。そしてポップアップ式のデスバレーボムを狙うも、ザックは背後に周りスリーパー。鷹木はそのままリバースの熨斗紙で叩きつけるが、すかさずザックは腕ひしぎ逆十字で捕獲。
鷹木は脱出すると、ザックの頭部にスライディングエルボーを決める。続いて鷹木はパンピングボンバーを狙うも、ザックは飛びつく。鷹木がこらえると、ザックはすばやい動きで一気にザックドライバーを炸裂。そしてカバーするが、鷹木はカウント3寸前でキックアウト。
すると、ザックは鷹木の首筋から胸板にかけてエルボーを落としていく。だが、鷹木は気合の表情でそのまま立ち上がり、ザックを担ぎ上げる。しかし、ザックは切り抜けてオクトパスホールドへ。
すると、鷹木は力づくで切り抜けてデスバレーボムで叩きつける。鷹木は立ち上がると左右のエルボー。そしてショートレンジラリアットでザックをダウンさせる。
鷹木はザックを引きずり起こそうとするが、ザックは顔面に張り手。しかし、鷹木は左右のエルボーから胴締めスリーパーへ。。切り抜けたザックはサッカーボールキック。
しかし、鷹木は蹴り足を捕らえる。ザックは張り手を繰り出すが、鷹木は一気にMADE IN JAPANを炸裂。カバーはザックがカウント2でキックアウト。ここで25分経過のアナウンス。
すると、鷹木はパンピングボンバーを炸裂するが、右腕のダメージで顔をしかめる。そして、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、ザックは切り抜ける。だが、鷹木はナックル。そして、ショルダータックルでザックをなぎ倒し、もう一度ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。ザックはスリーパーで切り抜けようとするが、鷹木は強引に担ぎ上げる。
だが、ザックは逃れ、グラウンドのオクトパスホールドに持ち込む。さらに三角締めに移行。鷹木は立ち上がって持ち上げようとするが、ザックが腕ひしぎ逆十字に切り替えると、鷹木はたまらずタップアウト。ザックが世界ヘビー級王者から価値ある勝利を収めた。