第4試合の公式戦ではIWGPタッグ王者ザック・セイバーJr.(4勝1敗)が高橋裕二郎(2勝0敗)と対決。開幕4連勝と好調をキープしていたザックだが、10.3愛知でついに石井智宏の前に公式戦初黒星。ここで勢いを取り戻したいところ。裕二郎は(2勝3敗)と黒星が先行しているが、開幕戦では『G1』三連覇を狙う飯伏幸太を撃破。またも大仕事を成し遂げるか?
裕二郎はダンサーのピーターを伴い入場。ザックはIWGPタッグのベルトを腰に花道を進む。
開始のゴング、両者は言葉で挑発しあう。そして裕二郎はタックルを仕掛けるが、切り抜けたザックはグラウンドに持ち込んですばやい動きを見せる。
一旦離れると、裕二郎はザックをレフェリーに突き飛ばし、ローブローを狙う。だが、ザックはその腕を捕獲。すかさず裕二郎はロープに逃げる。
続いてザックがバックを取る。すると裕二郎はレフェリーをつかみ、ザックに急所蹴りを放つ。しかし、ザックはその足をアンクルホールドで捕らえる。裕二郎はロープエスケープからエプロンに逃れるも、ザックはロープ越しのフロントネックロックで捕獲。
場外戦に流れ込むと、ザックは裕二郎の左肩を固め、そのままリングに投げ入れる。そしてザックは裕二郎の左腕にキックを連発。
だが、裕二郎はその蹴り足に噛み付き攻撃。さらにザックをダウンさせ、低空キックをヒット。裕二郎は場外にエスケープしたザックを鉄柵に打ち付ける。
そしてピーターからケインを受け取ると、ザックの首筋に一撃を浴びせる。その間、ピーターはレフェリーの気を引いてアシスト。
ザックがカウント13でリングに戻ると、裕二郎はフライングメイヤーから、尻餅状態のザックにエルボーを連発。さらに低空キックからカバーするが、ザックはカウント1でキックアウト。
裕二郎はザックを引きずり起こし、エルボーからヒザ蹴り。さらに串刺しフロントキックからカバーするが、ザックはカウント2で跳ね返す。
続いて裕二郎はバックドロップ。そして挑発するように顔面に張り手。怒ったザックはヨーロピアンアッパーカットを連発。さらに裕二郎の左腕を両足で攻め込む。
裕二郎はキックからフィッシャーマンズバスターを狙うも、ザックは切り抜けると裕二郎の左腕を強引にマットに叩きつける。
続いてザックは裕二郎の左腕を巧みに捕獲し、マットに固定してそこ目掛けてストンピング。さらに裕二郎の左腕にアームスクリュー。そして両腕で締め上げるが、裕二郎はロープエスケープ。
裕二郎はザックの串刺し攻撃を切り抜け、技の読み合いからリバースDDTをお見舞い。続いてザックをロープにはり付けるとフロントキックをヒット。そして肩に担ぎ上げるも、ザックはフロントネックロックで捕獲。しかし、裕二郎は強引にフィッシャーマンズバスターで叩きつける。
続いて裕二郎はインカレスラムを狙うも、ザックは回転十字架固めで返す。裕二郎が返すと、ザックは左ヒジにストンピング。ここからすばやい技の読み合いを経て、裕二郎はインカレスラムを炸裂。
裕二郎はザックを引きずり起こす。ここからザックがキック、裕二郎が逆水平チョップを打ち込み合う。裕二郎が打ち勝つも、ザックはエルボーで反撃。裕二郎もエルボーを返し、激しい応酬に。
競り勝った裕二郎はラリアットを繰り出すが、かわしたザックはオクトパスホールドを狙う。しかし、裕二郎は強引に担ぎ上げてマイアミシャインを炸裂。だが、カバーはザックが必死にカウント2でキックアウト。
ならばと裕二郎はピンプジュースを狙うも、ザックは切り抜けて相手の左腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。しかし、裕二郎もラリアットで反撃。
そして裕二郎はピンプジュースの体勢に。ザックは切り抜けるも、技の読み合いから裕二郎はピンプジュースを炸裂。そして雄叫びを上げ、一気にBIG JUICEを狙うが、ザックは脇固めで捕獲。そこからアームロックとヘッドシザースの複合関節技を仕掛けると、裕二郎はたまらずギブアップ。ザックが公式戦5勝目をスコアした。