第6試合は11.6大阪でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて激突する王者・鷹木信悟と挑戦者のザック・セイバーJr.が、それぞれBUSHI、DOUKIをパートナーに前哨戦。 ザックは『G1』公式戦(9.26神戸)で鷹木からタップアウトを奪い、新日本の至宝への挑戦権をゲット。IWGPタッグとの二冠を目論み、前哨戦から多彩な関節技で王者へのダメージ蓄積を狙う。
鷹木としてはザックからベルトを守り抜き、年間最大の舞台である1月の東京ドーム決戦に王者として進みたいところ。今回はBUSHIとの元IWGPジュニアタッグ王者コンビで、海千山千の鈴木軍コンビとの対決に臨む。次期シリーズの『BEST OF THE SUPER Jr.』をにらみ、遺恨関係にあるBUSHIとDOUKIの攻防も必見。
ザックはIWGPタッグ、鷹木は世界ヘビーのベルトを携え入場。ゴング前から鷹木とザックは至近距離で火花を散らす。
先発は鷹木とザック。ザックは巧みにリストを捕獲。鷹木も切り返すが、リストの取り合いはザックが優勢に。ザックは鷹木の左腕を取ってコントロール。鷹木はその状態でロープに押し込む。
ここからすばやい技の切り返し合戦となり、ザックが弓矢固め。鷹木は切り抜けてスライディングラリアットを放つも、ザックはかわし、一旦両者は距離を取る。
次はDOUKIとBUSHIのマッチアップ。ロープワークの攻防では、DOUKIのリープフロッグに対してBUSHIがドロップキック。さらにセカンドロープからティヘラを決める。
続いてBUSHIは突進するも、DOUKIはスタンガン。これを合図に鈴木軍は場外戦に持ち込む。鷹木はザックを鉄柵に叩きつけようとするが、切り抜けたザックはフロントキックをお見舞い。さらに鷹木の顔面を踏みつける。DOUKIは鉄パイプでBUSHIのノド元を痛めつける。
DOUKIはBUSHIをリングに戻して低空ドロップキックをヒット。そして自軍コーナーに運び、ザックと共にBUSHIの顔面を踏みつける拷問攻撃。
続いて鈴木軍がBUSHIにトレイン攻撃。そしてDOUKIのラ・ランツァと、ザックのネックツイストの合体攻撃をお見舞い。
劣勢のBUSHIだったが、ザックとDOUKIを二人まとめてフランケンシュタイナー。ようやくスイッチした鷹木は、ザックに串刺しのパンピングボンバー。さらにエルボーを連発。だが、DOUKIがカットに入り、ザックと共にダブル攻撃を狙う。
しかし、切り抜けた鷹木はザックの上にDOUKIをヒップトス。さらにザックにセントーンをお見舞いし、「来た、来た、来た~!」と気合いを入れる。
ザックはエルボーを連発するが、鷹木は強烈なエルボーで対抗。さらに熨斗紙を狙うも、ザックは回避してフロントネックロック。そして技の読み合いから、ザックは鷹木の腕をマットに叩きつけ、ヒジにストンピングを食らわす。
ザックは鷹木にアームブリーカーを3連発。鷹木もバックエルボー、ナックル、そして龍魂ラリアットを狙うも、ザックはその腕にオーバーヘッドキックをお見舞い。しかし、鷹木も意地の龍魂ラリアットを食らわす。
スイッチしたBUSHIはザックに低空ドロップキック。さらにDDTで突き刺す。BUSHIは串刺しエルボーからミサイルキックをヒット。そして、ロープワークからDOUKIに不意打ちのトペ・スイシーダをヒット。
鷹木はザックの後頭部にパンピングボンバー。そしてL・I・Jタッグはザックにトレイン攻撃を敢行。続いてBUSHIの延髄斬りから、合体のバッククラッカーを食らわすが、カバーはザックがカウント2でキックアウト。
ならばとBUSHIはコードブレイカーへ。だが、ザックが切り抜けると、BUSHIはスピンキックを繰り出す。しかし、ザックは蹴り足を捕らえて関節技へ。すかさず鷹木がグーパンチでカット。
DOUKIは鷹木に襲いかかり、うまく場外に落とすとラ・ケブラーダをお見舞い。リング上、ザックは技の読み合いからBUSHIにサッカーボールキック。そして鷹木の目の前でザックドライバーを完璧に決め、3カウントを奪取した。
試合後、ザックはエプロンに座り、場外の鷹木と舌戦を繰り広げた。