真壁&田口&ワトvsイーグルス&タイガー&大岩の6人タッグマッチ。イーグルス&タイガーは前日の後楽園ホール大会でデスペラード&金丸を破り、第68代 IWGP Jr.タッグ王者となっている。
大岩と真壁の対決で試合が始まり、大岩がショルダータックル3連発で先制。だが、真壁はボディスラムで大岩を投げ捨てて報復。
田口対タイガーとなり、田口が「おめでとうございます!」などと言って握手を求める。そして、隙を見て襲い掛かるも、タイガーに先読みされて失敗してしまう。
それでも田口はジャンピングヒップアタックを繰り出すが、タイガーにかわされて自爆。そこからイーグルス&タイガーがローキックを連発し、田口の尻へ集中攻撃。さらに、ダブル低空ドロップキックも食らわせる。
だが、田口は大岩にカウンタージャンピングヒップアタックをお見舞い。これで大岩谷が孤立する展開となり、真壁とワトがボディスラムで叩きつける。
その後も大岩の劣勢は続き、田口&ワトがダブルカニばさみからサンドイッチ低空ドロップキック。しかし、大岩はドロップキックで田口に一矢報い、ようやく赤コーナーへ帰還。
タッチを受けたイーグルスは、田口をヘッドシザースホイップで投げ、フライングニールキック、串刺しダブルニーアタックで追撃。そして、ニュートラルコーナー最上段から450°スプラッシュを放つが、田口が回避し、ジャンピングヒップアタックで挽回した。
ここで真壁が登場し、ショルダータックル、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連打でイーグルスへ追い討ち。しかし、真壁はダブルハンドラリアットでイーグルスとタイガーをまとめて吹き飛ばした。
ワト対イーグルスとなり、ワトがスワンダイブエルボースマッシュでイーグルスに追撃。そして、キックのコンビネーションを浴びせるが、イーグルスはハイキック→トラースキック→スピンキックの連続攻撃で報復した。
ワト対大岩となり、大岩がショルダータックル、串刺しドロップキック、ボディスラム。そして、逆エビ固めで絞るが、ワトはロープへ手を伸ばす。
さらにワトは、カウンターショルダースルーで大岩を後方へ投げ飛ばし、逆エビ固めで捕獲。大岩も必死に耐えるが、最後は無念のギブアップとなった。
試合後、田口&ワトはイーグルス&タイガーに対し、タイトル挑戦をアビールした。
真壁「楽しいね。いやあ、楽しいね。周りがジュニアの連中、そしてヤングライオン、面白いじゃん。ただあれだね、大岩にはもっともっとアグレッシブに、スケールを超えたようなアグレッシブさが欲しいね。リード(主導権)はテメェが持ってなくても、そこをぶんどるような貪欲さ、そういうのを出してほしいね。言いてぇことはそれだけだ。キャリアが違う、実力が違う、すべてが違うんだよ。その先輩たちに立ち向かう根性だけは認める。でも階段を一つひとつ上るか、2段飛ばしで行くか。それはオメェ次第だ」
田口「(IWGP)ジュニアタッグ、第68代(チャンピオン)でしょ? 68代……次(ベルトを)獲ったら69代ですよ、69。やっときましたよ。いよいよ、69……。69代。しかも、Six or Nine……」
ワト「これって、運命じゃないですか?」
田口「運命……(ワトは)初めてのIWGP(王者になるわけ)でしょ? 獲って。ワトは次シングル(も獲って)2冠だよ。『(BEST OF THE)SUPER Jr.』も獲って3冠だよ。3冠を一気に……(そうなったら)マスターだよ」
ワト「田口さんと組んで1年近くたって、Six or NineとしてIWGPジュニアタッグのベルト、当然意識してるし、タイガーさんとロビー・イーグルスが獲って、同じ本隊同士、あっロビー・イーグルスはCHAOSか……けど、(チャンスを)失った半面、すごく悔しかったから。俺たち、自分と田口さん、いつでもいくって思ってるから。もちろんこれはね、結果を残してから言うべきものなのじゃないかなって思うんで。もちろん『SUPER Jr.』でしっかり残して、Six or Nineで『SUPER Jr.』のメインを、ファイナル(決勝)を闘いたいと思います」
田口「ファイナルですね、決勝ね……」
ワト「でもそのときは、俺が(勝つ)……」
田口「マスターにたどり着くことがゴールじゃなくて、マスターにたどり着いてからが始まりだから。そっからが彼が進む道だから」
ワト「まだ始まってないかもしれない。だから、全力で1試合1試合闘っていく」
田口「始まってないのに、これだけ完成されてるってことは、どうなることやら……」
ワト「最後、大岩にボストンクラブ(逆エビ固め)でギブアップ獲ったけど、場外見たら、目の前にいたのはタイガーマスクさんだけだった。ロビーはどこに行ったのか? 地方だから気を抜いたのか? 真壁さんにやられて場外に寝っ転がってるようじゃ、スキ見つけて、俺がIWGPジュニアのベルト、そして(IWGPジュニア)タッグのベルトも奪ってやるから」
大岩「ああ、ダメだ。ダメだ。この前の(10.24)後楽園とまったくいっしょだ。ワトさんにやられて、同じ技でやられて、ギブアップしてしまいました。なんも成長してない。もっと練習して、強くなります。ありがとうございました」
タイガー「昨日(ロビーと)2人でベルトを獲りました。そして今日は、ベルト獲って第1戦目。まぁ、今日は相手に田口がいたんでね、昨日とは打って変わって和やかな雰囲気になってしまう部分はあるけど、逆に彼は実力があるからああいうことができるわけでね。僕はそれを十分わかってるし、彼が俺たちのこの(IWGPジュニア)タッグのベルトを狙ってくるんであれば、俺はそれなりの臨戦態勢に入るし。僕はもう、郷に入れば郷に従え。誰かがやると言えば、誰とでもやる。そういうスタンスで。あと僕はもう昨日、ロビーのサポートができたなと自分では思ってるしね。主役はロビーだから。だから今度、(11.6)大阪のデスペラード戦、必ずこのベルト守って、2人で東京ドームのリングには、ダブルクラウン、このベルトを持って上がります」
ロビー「ああ、そのとおりさ。このベルトは2本ともトーキョードームまで守り続ける。11月6日のデスペラード戦はタフな闘いになるだろうけど、この前、ベルトを奪ったときとはまた違ったテクニックを披露して守り抜いてみせる。チャンピオンとチャレンジャー、立場が入れ替わったわけだから、戦術も変わるのは当然さ。ここで俺の希望を言わせてもらうなら、100%防衛を果たすことは当然として、過去最大の『WRESTLE KINGDOM』で防衛戦をするのはもちろんだけど、トーキョードームで2試合、そしてそのあとのヨコハマアリーナ、シングルだろうとタッグだろうと、すべて勝利して防衛を果たし、尊敬すべきセンパイであるタイガーマスクと、このシングルのベルトを懸けて闘いたい。そうそう、その前に『BEST OF THE SUPER Jr.』があったな。そこでも優勝を果たしてトロフィーもいただく。そうしたらムダに防衛戦をする必要もなくなるからね」
タイガー「あきらめなければ夢は叶う。(※ロビーに向かって英語で)勝利を祈ってるよ」
ロビー「もちろんさ」