11.6大阪で行われる「IWGP Jr.戦」を控え、王者イーグルスと挑戦者デスペラードが前哨戦で対決。なお、イーグルスはタイガーとタッグを組み、10.26後楽園でデスペラード＆金丸からIWGP Jr.タッグ王座を奪取している。

　イーグルスとデスペラードの対決で試合が始まり、イーグルスがセカンドロープのリバウンドを利用したアームホイップを披露。その後、デスペラード＆金丸が2人で襲い掛かるも、イーグルスがデスペラードをヘッドシザースホイップで投げ、金丸にはランニングローキックを見舞う。
　続いて大岩が登場するも、デスペラードが場外へ転落させる。そして、デスペラード＆金丸は場外戦で大岩とイーグルスを痛めつけ、そのまま大岩に集中攻撃をくわえていく。
　だが、大岩はショルダースルーでデスペラードを投げ飛ばし、ようや自軍コーナーへ帰還。スイッチしたイーグルスが、デスペラードをヘッドシザースホイップで投げ、串刺しダブルニーアタック、619、串刺し低空ダブルニーアタックと畳み掛ける。
　続いてイーグルスは脚を取りにいくが、デスペラードが、デスペラードが首固めで奇襲。そして、スクールボーイからマフラーホールドの体勢に入るが、イーグルスが身を守る。
　すると、デスペラードは得意のスパインバスターで叩きつけるが、イーグルスがその場飛びスパニッシュフライでやり返した。
　大岩対金丸となり、大岩がエルボー連打、ショルダータックル、串刺しドロップキックとラッシュ。そして、もう1度ショルダータックルで金丸をなぎ倒す。
　その後、大岩がアームホイップから逆エビ固めを仕掛け、抵抗した金丸にイーグルスがローキックを見舞う。そして、大岩が金丸、イーグルスがデスペラードを逆エビ固めで捕獲。
　しかし、デスペラードがイーグルスを吹き飛ばして大岩と激突させ、復活した金丸がカウンタージャンピングサイドキックで大岩に報復。そして最後は、金丸＆デスペラードの合体バックドロップが火を噴き、大岩を撃沈した。

デスペラード「さて……若いヤツと組んだ前哨戦のタッグなんか、俺の勝ち負けなんか俺にはどうでもいいんだ。お前にもどうでもいいだろう。な？　俺たちの今、競ってるタイトルはシングルだ。そのシングルの前哨戦で……なぁ、前哨戦からシングルやるわけにはいかねぇだろう。お互い、もしかしたら、隠してる手のうちってものがあるかもしれない。そんなもんないかもしれない。でもお前のな、やるたびにいろんな引き出し明けてくるよな。俺、楽しいよ。そういう部分は。惜しむらくは、ベルトを獲ってなんにも発信してないことだ。Twitterで何か言ってるのかもしれないけどさ、Twitterなんてものは、その人間に興味があるヤツしか（見に）いかない。そんなものは拡散力ってものはないんだ。だってそういうヤツらはほっといても情報を取りにいく。違うか？　俺に興味がないヤツでも、ジュニアのシングルのタイトルに興味がないヤツでも、公式に何か情報が一つでも載ってれば、いやでも目につくだろ？　小さな記事でもいい。なんでもいい。そういう部分を、もっとバンバン言ってくれ。日本語と、ほんの少しの英語とスペイン語しかわかんない俺が悪いかもしれないよ。もしかしたら『NEW JAPAN GLOBAL』の方でお前は何か言ってるかもしれない。でも俺に届いてないんだ。たのむ、俺にも何か届けてくれ……」
※金丸はノーコメント

ロビー「誰かが俺になにか言ってたようだな。『なにかコメントしろ』って。毎日毎日、同じようなこと言ってもしょうがないだろ。それに、こうやってジュニアヘビー級の２本のベルトを持っているにもかかわらず、連日負けてばっかりで何をしゃべればいいっていうんだ？　俺がフォールやギブアップを取られたわけじゃないとはいえ、言い訳にしか聞こえないだろ。そんなチャンピオンらしくない、みっともないことなんてできないよ。勝ったらいくらでもしゃべってやるから、もうちょっと待っとけ。あと一歩までいくけど、スルッと勝利を横盗りされてる感じ。デスペラードはこの前のタッグタイトルマッチのビデオを何回も見返してて、それを見るたびに怒りが沸々とわいてきてるんだろ。そんなに何か言ってほしいっていうなら、強烈な言葉を贈ってやるよ。笑い事じゃないぞ。その言葉をお前の肌にしみ込ませてやる。あとで泣き言をいうなよ。俺はタイトルマッチでお前を倒す準備は済ませてる。このベルトは単なるコスチュームの一部じゃないんだ。お前が俺を殺すっていうのなら構わない。俺にはその覚悟はできてる。だけどな、お前が負けてこのベルトを奪い返せなかったら、その落とし前はつけてもらう。まぁ、お前は負けるなんてことは考えてないだろうがな。お前がタイトルを奪えなかったら、ジュニアヘビー級のベルトを懸けての闘い以外にもう１回やってやろう。だけど、その時またお前が負けたら、デスペラード、お前はそのマスクを脱げ。それがお前に残された唯一の道だ。いいな」
大岩「ああ、また、また、ロビーさんと組ませていただいたのに、不甲斐ない結果で終わってしまいました。とても悔しいです。自分はもちろん勝つつもりで闘ったんですけど、あの２人が強すぎて、歯も立たなかったです。まだまだ強くなります。ありがとうございました」