メインの公式戦ではYOH(3勝4敗)とIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラード(4勝2敗1分け)が激突。かねてからデスペラードはYOHを「気持ちが見えねえ」と酷評。開幕4連敗から3連勝と盛り返しているYOHとしては、デスペラードに今年の6.7大阪城のIWGPジュニアヘビー級王座戦で敗れた雪辱を果たしたいところだ。
デスペラードはIWGPジュニアヘビーのベルトを携え入場。
開始のゴングが鳴り、YOHはバックを取りにいくが、デスペラードは切り抜け、ここからリストの取り合いに。
デスペラードはヘッドロックで固めるも、YOHは切り抜けてアームロック。デスペラードは回避して首投げ。YOHはヘッドシザーズで返し、両者は一旦離れる。
続いてロックアップからYOHはヘッドロック。デスペラードは切り抜けてスリーパー。YOHは一本背負いで返して腕固め。これはデスペラードが足でロープエスケープ。
今度はデスペラードがバックを取るが、YOHは切り抜け、すばやい腕の取り合いに。続いてYOHはヘッドロックで捕らえるが、デスペラードはヘッドシザーズ。YOHはヘッドスプリングで脱出。デスペラードは挑発するように拍手を送る。
続いてロープワークの攻防となり、YOHはカニバサミから低空ドロップキック。デスペラードが場外に落ちると、YOHはプランチャ。デスペラードがかわすのを読んだYOHは、エプロンに着地。だが、デスペラードはヒザに低空ドロップキックを突き刺す。
デスペラードは場外でYOHを鉄柵に叩きつける。さらにYOHの左ヒザを場外マットに叩きつけるラフファイト。
YOHはカウント18でリングに生還。するとデスペラードはブレーンバスターを炸裂。そしてカバーするが、YOHはカウント2でキックアウト。
デスペラードはYOHの左ヒザにジャンピングボディプレス。そしてデスペラードはYOHに罵声を浴びせる。するとYOHは胸板に張り手を見舞う。だが、デスペラードは逆水平チョップでねじ伏せ、顔面を踏みつける。
デスペラードはYOHを引きずり起こし、串刺しラリアット。そしてカバーするが、YOHはカウント2でキックアウト。するとデスペラードはYOHにインディアンデスロック。その状態でデスペラードは寝転んで挑発。YOHがロープに手をかけると、デスペラードは技を解く際にヒザにニーを落とす。
優勢のデスペラードはニークラッシャーを狙うも、YOHは前方回転エビ固めで切り返す。デスペラードは跳ね返すが、YOHはエルボーを連発。デスペラードはヒザを蹴りつけて動きを止め、ハンマースローを狙う。だが、YOHはロープにしがみつく。するとデスペラードは強烈な張り手。
そしてハンマースローを繰り出すが、YOHはフライングフォアアームをヒット。続いてYOHは串刺しエルボーからネックブリーカードロップ。続いてYOHはブレーンバスターの体勢に入るが、逆にデスペラードが持ち上げる。YOHは着地するも、ヒザを痛めてしまう。すかさずデスペラードは突進。だが、YOHはオーバー・ザ・トップロープで場外に追いやり、プランチャを炸裂。
YOHはデスペラードをリングに戻し、ファルコンアローをお見舞い。デスペラードがカウント2で返すと、YOHはドラゴンスープレックスの体勢に。しかし、デスペラードは後方に下がってコーナーにYOHを打ち付ける。そしてYOHのヒザに低空ドロップキックを見舞い、マフラーホールドを狙う。これはYOHが必死にロープエスケープ。
デスペラードはYOHを引きずり起こし、ニークラッシャーの体勢に。YOHは回避するが、デスペラードはスパインバスター。そしてドラゴンスクリューからマフラーホールドへ。そこからヌメロ・ドスに連携するが、YOHはなんとかロープをつかむ。
デスペラードはYOHをリング中央に運び、コーナー最上段から開脚式のボディプレス。だが、YOHはカウント2でキックアウト。
するとデスペラードは首切りポーズからギターラ・デ・アンヘルを狙う。YOHは切り抜け、ここからエルボーの応酬に。そしてロープワークの攻防に移ると、YOHがドロップキックをヒット。そしてブレーンバスターの体勢から牛殺しを決めてカバーするが、デスペラードはカウント2ではね返す。YOHはヒザを押さえて苦悶の表情。
YOHは雄叫びを上げ、デスペラードを引きずり起こす。しかし、スキをついてデスペラードは丸め込み。YOHは返して、ここから目まぐるしい技の読み合いに。YOHはファイブスタークラッチを仕掛けるが、デスペラードは切り抜けてマフラーホールド。だが、YOHは丸め込みで切り返す。
デスペラードがはねのけると、YOHは逆さ押さえ込み。そしてDIRECT DRIVEを狙うも、デスペラードはノーザンライトスープレックスのように切り返す。
続いてデスペラードはエルボーを叩き込み、ロープへ。だが、YOHはバク転でかわしてトラースキック。デスペラードもかわし、エルボーをヒット。
デスペラードは気合いの雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコの体勢に。しかし、YOHはショルダースルーで返す。
そして突進してきたデスペラードにトラースキックをヒット。続いてドラゴンスープレックスを決めるが、デスペラードはカウント2ではね返す。
するとYOHは気合いを入れ、DIRECT DRIVEを炸裂。この一撃で3カウントを奪取し、YOHがIWGPジュニアヘビー級王者から大きな勝利をあげた。