メイン(第7試合)の公式戦は、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(8勝2敗)とタイチ&ザック・セイバーJr.組(8勝2敗)。この勝利チームが12.15両国の優勝決定戦に進出することに。両チームは9.5メットライフドームでIWGPタッグ3WAYマッチで対戦(もう1チームは内藤哲也&SANADA組)。そのときはタイチがYOSHI-HASHIを沈めている。CHAOSタッグがそのときのリベンジを果たし、ファイナリストとなるか? それともIWGPタッグ王者が返り討ちにし、両国の“土俵”へと勝ち進むか?
タイチ&ザックはIWGPタッグを携えて入場。先発でYOSHI-HASHIが登場すると、最初はザックが向かい合う。だが、タイチがニヤリと笑い、先発を買って出る。
開始のゴング、YOSHI-HASHIはロックアップで組み合うとロープに押し込む。クリーンブレイクで離れると、タイチは拍手を送る。
続くロックアップもYOSHI-HASHIが押し込み、ここもためらいながらクリーンブレイク。タイチはもう一度ロックアップで組み合おうとするも、YOSHI-HASHIはキックを見舞いヘッドロックで捕獲。
続いてショルダータックルの応酬となり、タイチは稽古を付けるように胸を出す。するとYOSHI-HASHIが胸を出して「オマエが来い!」と挑発。タイチは「うるせえ!」」キックを浴びせロープに走るが、YOSHI-HASHIはショルダータックルでなぎ倒す。
怒ったタイチはYOSHI-HASHIを自軍コーナーに押し込み、ザックにスイッチ。ザックはエルボーを連発するが、後藤&YOSHI-HASHIはダブルのショルダータックルを決め、ざんまいをお見舞い。そしてタイチには太鼓の乱れ打ちを食らわす。
続いて後藤&YOSHI-HASHIはザックにさるかに合戦から、太鼓の乱れ打ちをお見舞い。だが、タイチが襲いかかり、今度は鈴木軍タッグが後藤&YOSHI-HASHIにユニオーネの竜巻の乱れ打ちを見舞い、一気に挽回する。
ここで鈴木軍タッグは場外戦に持ち込む。タイチはYOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつけ、足を踏みつけていく。ザックも後藤のヒザを痛めつける。
後藤がカウント19でリングにギリギリ生還すると、鈴木軍タッグは二人がかりで足関節を見舞う。続いてタイチが後藤の左ヒザにストンピングを連発。さらに足殺しを展開する。
スイッチしたザックも、タイチが固定した後藤のヒザにフロントキック。続いて弓矢固め、リバースインディアンデスロック、鎌固めと矢継ぎ早に関節技を繰り出していく。
鈴木軍タッグはすばやいスイッチワーク。今度はタイチが後藤のヒザにストンピング。そしてヒザ踏みつけ、後藤の顔面に張り手を見舞い挑発。
劣勢の後藤は張り手を返すが、タイチはヒザを蹴りつけて動きを止めて、フロントキックへ。後藤は蹴り足を捕らえるも、タイチは喉輪。しかし、後藤は切り抜けてローリングラリアットを炸裂。
ようやくスイッチしたYOSHI-HASHIは、鈴木軍タッグに逆水平チョップの乱れ打ち。さらにタイチにソバットからネックブリーカードロップ。
続いてYOSHI-HASHIはブレーンバスターの体勢に入るが、タイチは切り抜ける。そしてタイチはリストをつかんでスピンキックを食らわす。
タイチはYOSHI-HASHIの顔面にステップキック。そして引きずり起こし、フライングメイヤーから背中に強烈なサッカーボールキック。続いて聖帝十字陵を決めるが、YOSHI-HASHIは切り抜けてバタフライロックを狙う。
しかし、タイチもこらえてブラックメフィストの体勢に。YOSHI-HASHIは切り抜けてスピンキック。さらにカウンターのトラースキックから、KUMAGOROSHIの体勢に。タイチがこらえると、ザックがフロントキック。だが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。
そしてYOSHI-HASHIはタイチに突進。これをかわしたタイチはジャンピングキック。すかさず後藤が飛び込み、タイチをラリアットでなぎ倒す。だが、ザックが後藤のヒザに低空ドロップキック。そしてヘッドロックで捕らえるが、後藤は気合いのバックドロップで叩きつける。リング上は四者がダウン状態。
続いてタイチとYOSHI-HASHIが打撃戦を展開。タイチのキックに対し、YOSHI-HASHIはエルボーで応戦。競り勝ったタイチは「来いよ、オラ!」と挑発。
YOSHI-HASHIは気合いのエルボーを乱打。しかし、最後はタイチがジャンピングキックでダウンを奪う。タイチはパンタロンを脱ぐとバズソーキック。YOSHI-HASHIは切り抜けてバックを取るも、タイチはオーバーヘッドキック。そしてタイチはアックスボンバーを繰り出すが、逆にYOSHI-HASHIがカチ上げ式ラリアットでなぎ倒す。
スイッチした後藤はタイチに村正。そしてブルドッキングヘッドロックを食らわせてカバーするも、タイチはカウント2でキックアウト。
ならばと後藤は担ぎ上げようとするも、タイチはこらえてヒザを蹴りつける。続いてロープワークの攻防に移るも、後藤はヒザから崩れてしまう。
タイチはニヤリを笑みを見せ、「どうした? 立てよ」と引きずり起こす。後藤はヘッドバットを食らわせるが、タイチは鋭いカーフキック。
スイッチしたザックは後藤のヒザにフットスタンプ。さらにロメロスペシャルのように足を固定し、そのままジャンプして足を痛めつける。
続いてザックはニークラッシャーを狙うが、後藤はこらえる。するとザックはカニバサミからクロスヒールホールド。YOSHI-HASHIがカットに入ると、タイチが場外に連れ出す。
ザックは後藤の左ヒザにストンピングを乱打。さらに頭部を蹴りつけて挑発。後藤は蹴り足をつかんでエルボー。そして技の読み合いから、裏GTRをお見舞い。
タイチが後藤に襲いかかると、YOSHI-HASHIが食い止めて串刺しラリアット。続いて後藤&YOSHI-HASHIがタイチに後藤ごとハントを食らわす。
そして後藤&YOSHI-HASHIはザックに隠し狭間から、激烈一閃を炸裂。しかし、後藤はヒザを押さえて転倒。それでも気合いを入れて消灯の体勢に入るが、タイチがカット。
そしてタイチがYOSHI-HASHIを聖帝十字陵 、ザックがヒザ十字固めで後藤を捕らえる。後藤は必死にロープに手をかける。
ならばとタイチ&ザックは後藤にユニオーネの竜巻を連発。そしてタイチがバズソーキックを浴びせ、ザックがジャックナイフ式エビ固め。だが、後藤はカウント2で意地のキックアウト。
するとタイチ&ザックはザックメフィストを狙うも、YOSHI-HASHIが阻止。だが、タイチ&ザックはYOSHI-HASHIを俺とザックで排除する。
そしてタイチ&ザックは天翔ザックドライバーの体勢に入るが、後藤は切り抜ける。しかし、すかさずザックが後藤を捕らえ、タイチが腹部にソバット。
続いてザックのエルボーからタイチがハイキックをヒット。さらにタイチがタイチ式ラストライドで叩きつけ、ザックがサッカーボールキックからカバーするも、後藤はカウント3寸前ででキックアウト。
タイチ&ザックはとどめの天翔ザックドライバーを狙うも、ここでYOSHI-HASHIがタイチの足を場外からつかんで阻止。すかさず後藤が一瞬のスキをついてザックを後藤弐式で押さえ込み、技アリの3カウントを奪取。後藤&YOSHI-HASHIが逆転勝利を収め、優勝決定戦進出を決めた。