コグリンがグレシャム対決する「チャレンジマッチシリーズ」の第7戦。
握手で試合が始まり、ロックアップでコグリンがグレシャムをコーナーへ押し込む。だが、グレシャムがヘッドロックで絞り上げ、ネックブリーカーで追撃。そして、すぐさま再びヘッドロックを極める。
続いてグレシャムは両手両脚を駆使してコグリンの腕を固め、またもやヘッドロックを繰り出す。そして、側転でフェイントをかけると、ヘッドロックを離さずに首投げを連発していく。
その後、コグリンがヘッドシザースを繰り出すと、グレシャムが首を抜いて脱出。するとコグリンはカナディアンバックブリーカーの体勢で担ぐが、グレシャムが背後へ着地。
だが、コグリンが俵返しで投げ捨て、ベアハグで追い討ち。そして、ヘッドロックを回避してグレシャムを持ち上げる。しかし、グレシャムが体重を浴びせて押し潰し、スクールボーイで3カウントを狙う。
さらにグレシャムはドロップダウンからリープフロッグを繰り出すが、コグリンがキャッチしてベアハグを極める。そして、バックを取って投げようとするが、グレシャムはロープへ逃れる。
続いて手四つの力比べになり、押し込まれたグレシャムが後転で切り返す。すると、コグリンが逆さ押さえ込みを仕掛け、グレシャムが返した直後に首固めにいく。これをグレシャムが切り返して押さえ込むと、コグリンがさらに切り返す。ここから切り返しの応酬となり、両者がグルグルとリング上を転げ回る。
その後、グレシャムがその場飛びフランケンシュタイナーを繰り出すも、コグリンが切り返して押さえ込む。その直後、グレシャムが首投げからヘッドロックを狙うが、コグリンが切り返してヘッドシザースにいく。
これをグレシャムが回避すると、今度はコグリンが首投げからヘッドロックを仕掛ける。だが、ヘッドシザースに切り返したグレシャムが同時に左脚も抱えて押さえ込み、3カウントを奪取した。
試合後、グレシャムが握手を要求。コグリンは少し戸惑う様子も見せたが、ガッチリとグレシャムの手を握った。
【試合後コメント】
グレシャム「(※イスに座り)アレックス、お前は素晴らしいプロレスラーだった。だが、俺を倒すにはそれ以上の何かがまだ必要だな。(※立ち上がり)俺はピュアな闘いを得意とするプロレスラーだ。お前の技術が優れていることは知っているが、俺の前では何の意味もない。俺のやってきたことこそがすべてだ。リングをリスペクトし、この競技をリスペクトしているんだ。それこそ俺たちのユニットTHE FOUNDATIONがしてきたことだ。俺は世界中を旅し、(※カメラを指さし)お前のようなヤツらを男女問わず見てきた。今日の試合に感謝する。なぜならアレックス、お前という男を知ることができたからだ。お前はこれまで見てきたヤツらの中で1番将来性がある。いつの日か俺やほかのTHE FOUNDATIONメンバーの前に立ちはだかる相手になることだろう。それは新日本やROHにとってだけではなく、プロレス界においても意義のあることだ。今日で終わりじゃないぞ。アレックス、お前からは目を離さないようにするぜ。次の対戦を楽しみにしている。だが、次に闘うときは今回ほど簡単にはいかないぞ。覚えておけ、(※右腕の筋肉を示し)俺はTHE FOUNDATIONだ」
コグリン「クソッ!!(※と叫んでコメントスペースのイスを吹き飛ばす)どのくらいの期間、このチャレンジマッチをやってきた!? 3~5ヶ月か!? 時が流れるのは早いな。何の進歩も感じられない! 少しもよくなっていると感じられない! 俺だってイライラしてるんだよ! 毎回、毎週、毎日負けてばかりだ! ピンフォールやサブミッションでやられてばかりだ。何かが変われば絶対に大きく変わることができる。道場で少しでもよくなろうと毎日努力しているんだ! (※カメラを指さし)ジョナサン・グレシャム、お前とは2年前にも闘ったな。覚えているだろ? (※指で小さな隙間を作り)あのときもあと少しのところだった。そして今日はお前にもっと近づいた。次こそは3度目の正直だ。次に対戦するときは、黒タイツを着たヤングライオンなんかじゃない。レスラーとして独り立ちしてみせる。誰も俺を止めることはできない。お前は“オクトパス”なんかじゃない。また闘おう」