セミファイナルではJUST TAP OUT代表のTAKAみちのくが、IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードと対決。両者はこれまで鈴木軍として共に活動し、2015年にはタッグを組んでGHCジュニアタッグ王座を戴冠。いまや新日本ジュニアのトップへと躍進を遂げたデスペラードを、今年デビュー30周年を迎えたベテランのTAKAはどう打ち崩すのか?
TAKAはJUST TAP OUT仕様の青いコスチュームで、髪を立てずに垂らして登場。デスペラードはIWGPジュニアヘビーのベルトを携えてリングイン。
開始のゴングが鳴ると、両者は首相撲からリストの取り合いに。TAKAはフライングメイヤーを繰り出すが、デスペラードはヘッドシザーズで返す。TAKAは脱出してスリーパー。
デスペラードは回避し、ヘッドロックで捕らえる。続いてロープワークの攻防となり、ショルダータックル合戦を展開。TAKAはカニバサミで転倒させ、ジャスト・フェイスロックへ。デスペラードはロープに逃れると、一旦場外へ。
デスペラードがリングに戻ると、TAKAは手四つを誘いつつ、不意打ちのキック。そして、デスペラードの左腕にキックを見舞う。
デスペラードも串刺しの低空ドロップキックで反撃。さらにTAKAの左足にドラゴンスクリュー。そしてTAKAの左ヒザにボディプレスを浴びせてからレッグロック。TAKAはロープエスケープ。すると、デスペラードは離れ際、TAKAのヒザにニーを落とす。
続いてデスペラードはエルボーを連発。TAKAはサミングを繰り出すが、これを防いだデスペラードはインディアンデスロックに持ち込む。TAKAは必死にロープエスケープ。そして場外で出て間を外す。
デスペラードは「中でやりましょう!」と呼びかける。業を煮やしたデスペラードが場外に下りた瞬間、TAKAはリングへ。そしてリングに入ろうとしたデスペラードのヒザに低空ドロップキック。さらにロープ越しのドラゴンスクリューを、外回転と内回転と連発。
デスペラードが場外に落ちると、TAKAは鉄柱を用いてデスペラードの両ヒザを打ち付ける。さらに鉄柱を使った裏4の字固めで痛めつける。
TAKAはリングに戻ると「早く入ってこいよ、オラ!」と挑発。デスペラードがリングに戻ろうとすると、TAKAは相手の両足を踏みつける。
さらにTAKAはデスペラードの両ヒザにエルボーを連発。デスペラードは胸板への張り手を連発するが、TAKAは顔面かきむしりでひるませ、4の字固めへ。デスペラードは悲痛な声を上げながらロープに逃れる。
TAKAはデスペラードの足を踏みつけながら、「負けたらベルトもらうよ!」と挑発。デスペラードは逆水平チョップで反撃。しかし、TAKAはスキをついてジャスト・フェイスロックで捕獲。デスペラードはすぐにロープに逃れる。
デスペラードは顔面かきむしりからロープへ。だが、TAKAは巧みにジャスト・フェイスロックで捕らえてニヤリ。しかし、デスペラードも切り抜けてマフラーホールドへ。これはTAKAがロープエスケープ。
デスペラードはTAKAを引きずり起こすと、ヒザに蹴りを見舞う。TAKAも同じ攻撃を繰り出し、意地の張り合いに突入。TAKAはデスペラードの両ヒザを蹴り付ける。そして蹴ってこいとばかりに両手を広げる。するとデスペラードはTAKAのヒザにトラースキック。
TAKAはヒザへのキックを連発し、「来いよ、どっちだ?」とヒザを差し出す。するとデスペラードは「こっち!」と叫んで強烈なエルボー。そしてバックドロップで叩きつけてカバー。TAKAが返した瞬間に、デスペラードはマフラーホールドで捕獲。
だが、TAKAも回避してジャスト・フェイスロックへ。そしてクルックヘッドシザーズに連携する。その状態でTAKAは腕も決めるが、デスペラードはロープエスケープ。
ならばとTAKAはみちのくドライバーIIを狙うも、デスペラードは切り抜けてエル・エス・クレロ。TAKAが返すと、続いて横入り式エビ固めへ。そして、TAKAが返した瞬間にマフラーホールドを狙うも、TAKAは丸め込みで切り返す。
デスペラードが返すと、TAKAは弁慶の泣き所を蹴りつけてからラ・マヒストラル。デスペラードは返すも、TAKAは顔面にニー。そしてすばやくクルックヘッドシザーズで捕獲。その状態で腕も決めるが、デスペラードはなんとかロープに逃れる。
ここを勝機と見たTAKAはみちのくドライバーIIの体勢に。だが、デスペラードは切り抜けてスパインバスター。さらにギターラ・デ・アンヘルで叩きつけてカバーするが、TAKAはカウント2でキックアウト。
ならばとデスペラードは雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコを狙う。回避したTAKAはサミングからニー。さらにグーパンチをヒット。デスペラードもラリアットを狙うが、かわしたTAKAはスーパーK。
そしてTAKAは追撃のスーパーKを狙うも、デスペラードはカウンターのロコ・モノをヒット。最後はピンチェ・ロコを炸裂し、粘るTAKAから3カウントを奪取した。
試合後、デスペラードは大の字のTAKAを引きずり起こす。TAKAはデスペラードの肩のIWGPジュニアヘビーのベルトに手をかけ、言葉をかける。
TAKAが立ち上がると、デスペラードは握手の手を伸ばす。だが、TAKAは応えると見せかけてサミング。そしてすばやくリングをあとに。