2月20日（日）札幌で行われる「KOPW争奪戦」を前に、鈴木と矢野が前哨戦で激突。

　鈴木軍がゴングを待たずに襲い掛かり、いきなり乱闘で試合がスタート。だが、矢野がロープワークでフェイントをかけて鈴木の動きを止め、平手で頭を叩く。
　続いて矢野は鈴木をスローイングし、コーナーの金具へ叩きつけようとする。だが、鈴木が身を守り、矢野の突進をかわして金具へ衝突させる。
　しかし矢野は、鈴木を鉄柵へ叩きつけて挽回。そして、隠し持っていた手錠をトップロープへかけ、反対側に鈴木の手首をかけようとする。
　だが、鈴木が脱出し、ロープを利用した腕ひしぎ逆十字固めで矢野に報復。そして、鉄柵攻撃をお返しし、動きをストップさせる。
　矢野がリングへ戻ると、TAKAが顔面かきむしり、金丸が低空ランニングフロントキック、鈴木がアキレス腱固めなどで追撃。だが、矢野は鈴木のハンマースルーを切り返してコーナーの金具へぶつけ、マンハッタンドロップで逆転した。
　永田対金丸となり、金丸が低空ドロップキックで先制。しかし、永田が串刺しフロントハイキックで報復し、カウンターフロントスープレックスからナガタロックIIを極める。
　続いて永田はロープへ走るが、控えの鈴木が背中を蹴って妨害。すかさず金丸がシャイニング延髄斬りを浴びせ、青コーナー最上段へ戻った。
　小島対TAKAとなり、小島がマシンガンチョップをお見舞い。だが、金丸と鈴木がカットへ入り、鈴木軍が3人がかりで小島に波状攻撃を食らわせる。
　それでも小島は、コジコジカッターでTAKAに報復。そして、右肘のサポーターを脱ぎ捨ててロープへ走るが、TAKAがジャンピングフロントハイキックで身を守る。
　さらにTAKAは、逆さ押さえ込みを繰り出し、ジャンピングニールキックをお見舞い。ところが、小島が怯まずにラリアットを打ち込み、TAKAから3カウントを奪った。

矢野「（手錠をハメられた手首を押さえながら）痛えな、この野郎！ あんなことされたら動けねえじゃねえか、バカ野郎！」
　
小島「（手錠をハメられた手首を見せながら）なんで何の罪もない俺が逮捕されなきゃいけないんだよ。クソッ！ これこそ冤罪じゃねえかよ。（手錠を外そうとするが外すことが出来ず、苛立ちながら）テンコジ警察呼んじゃうぞ、この野郎……」
　
※永田はノーコメント
　
　
鈴木「オイ、矢野よ、手錠つけるとかつけねえとかまどろっこしいこと言うなよ。こうしようぜ。俺とお前のKOPW、最初から手錠を一つずつ持ち寄って、そしてノーDQだ。どう使おうが、（頭を指して）ここ次第だ。オイ、てめえ、手も足も全て結んで札幌の地で頭から雪の中にぶっ刺してやる。まどろっこしい。それがいいよな？ なんなら持ってきた手錠で俺とお前を繋いだっていいんだぜ、最初っから！ いいじゃねえか、それで。殴り合いだ、殴り合い。ワンツースリーのフォールなんかいらねえよ。ノックアウト、ギブアップ、それだけでいいじゃねえか。オイ、矢野よ、お前が手錠手錠言うなら、手錠を持って来い。俺も手錠を持って行く。1個ずつ持って来て殴り合おうぜ」
　
※金丸はノーコメント。TAKAは「うううう……」と唸りながら一人で控室へ