ワトは「I Will Be The Grandmaster!」と叫びポーズを決めると、テーマ曲が流れる。だが、田口がストップし「カッコよく締めちゃダメでしょ!(場内笑)。ダメだって! 今日の主役はマスターじゃないの!」と語りかけ、ワトは「しまった!」とばかりに頭を抱える。
そして田口が「今日はお集まりいただいてありがとうございます!(場内拍手)。尾崎リングアナ、ザキファイナル! 尾崎さん、どうぞ、リングのほうに上がってください!」と促すと、尾崎リングアナがリング上へ。
続いて田口が「本隊が勝ったら、本隊の選手で尾崎さんを見送るっていうことに決めてたんです(場内拍手)」と語ると、大張社長を先頭に本隊の選手がリングイン。
そして、大張社長が「尾崎さん、19年半、新日本を支えてくれて、ありがとうございました(場内拍手)」と花束を贈呈。
続いて尾崎リングアナがマイクを握り、以下の挨拶。
■尾崎リングアナの挨拶
「みなさま、本日ご来場、誠にありがとうございます。いつもどおりの試合なんですけど、たまたま私のわがままを許していただいて、退職という運びとなりまして、今日がファイナルということで、このような試合組んでいただきまして、社長はじめスタッフ、そして選手のみなさま、たいへんありがとうございました(場内拍手)。
このような場があると思わなかったので、まったく何も考えてないノープランなんですが、あまり話してると終電なくなっても困るので、一言だけ。新日本プロレスは、家族と同じくらい家族でした。ありがとうございました!(場内拍手)」
そして尾崎リングアナを中心に、本隊選手が記念撮影。さらに門出を祝う胴上げが行なわれると、尾崎リングアナは本隊の面々と握手をかわし、リングを下りた。
すると、ここで田口がマイクを握り「もう一回、マスターが締めますんで」と無茶ぶり。マイクを手渡されたワトは「今日はありがとうございました! I Will Be The Grandmaster!(場内拍手)」と決めゼリフ。さらに「このあと、尾崎さんの規制退場があります、お願いします!」と“ファイナル規制退場”を告げてからリングをあとにした。