第1試合ではタイガーマスク&YOH&大岩陵平が、NEVER6人タッグ王者の“HOUSE OF TORTURE”EVIL&高橋裕二郎&SHOと対峙。50周年記念大会をEVILたちが、その無法ファイトで大荒れの幕開けとするか?
タイガーは初代タイガーマスクのタイツを彷彿とさせる色合いのパンタロンで入場。H.o.Tはディック東郷を帯同し、NEVER6人タッグのベルトを携え入場。EVILの手にはNEVERシングルのベルトも見える。
H.o.TはToo Sweetサインをかわすと、ゴングを待たずに奇襲攻撃。EVILはYOH、裕二郎は大岩を場外で痛めつける。
リング上、タイガーはSHOの串刺し攻撃を切り抜けると、ケブラドーラ・コンヒーロをお見舞い。続いてキックの連発からカンガルーキック。さらにフライングクロスチョップを炸裂し、ダブルアームスープレックスを決める。
次はYOHがEVIL、裕二郎に連続でドロップキック。さらにSHOとのロープワークの攻防を制し、低空ドロップキックをヒット。
続いてYOHは大岩と共にSHOにダブルのショルダータックル。大岩はカバーするが、SHOはカウント2でキックアウト。ならばと大岩はロープに走るが、SHOはキチンシンク。そしてストンピングの乱打から、コーナーに追い詰め両足を大岩の首元に押し付ける。
次はEVILが大岩の背中にハンマーパンチ。さらにボディスラムで叩きつけ、腕をひねってから裕二郎にスイッチ。裕二郎はその腕にパンチを落とし、さらにストンピングを連発。
大岩もエルボーで反撃するが、裕二郎は強烈な逆水平チョップ。そしてロープにはりつけてフロントキックを顔面に炸裂。続いて裕二郎はロープに走るも、大岩は打点の高いドロップキックをヒット。
大岩はエルボーの連発からショルダータックル。さらにボディスラムを狙うも、こらえた裕二郎は逆にボディスラム。だが、カバーはタイガーとYOHがカット。
ここで裕二郎はロープに走るも、YOHとタイガーがキックの波状攻撃。そして大岩がサイドスープレックスを決めてカバーするも、EVILがカット。
ならばと大岩は雄叫びを上げ、裕二郎に逆エビ固めを狙う。しかし、裕二郎はこらえると、大岩の足を払って顔面に低空ドロップキック。
続いて裕二郎はフィッシャーマンズバスターを狙うが、大岩は首固めで切り返す。裕二郎が返すと、大岩はロープへ。だが、裕二郎はカウンターのラリアット。カバーを大岩が返すと、裕二郎はとどめのピンプジュースを炸裂。この一撃で3カウントを奪取した。


裕二郎「オイ、内藤! お前、憶えてるか? 昔は一緒にタッグを組んでいて、一緒に修行もしたし、海外にも行った。だからよ、明日は汚いことは一切なしだ。介入もしねえ。もちろんこいつ(ケイン)も使わねえ。明日はよ、正々堂々とやろうぜ」

SHO「ハッピー・アニバーサリー。何のって? 俺たちHOUSE OF TORTUREが出来てもうすぐ半年だよ。めでたいな。新日本の50周年とかな、そんなの知らんがな。どっちにしろ今年も来年もこれからもずっと俺たちの年だ」

EVIL「(東郷を伴って現われ、持参したイスに座ると)オイ、いいか。歴史なんて関係ねえんだよ。新日本の顔はこの俺だ。そして、HOUSE OF TORTUREだ。それからよ、『NEW JAPAN CUP』優勝、それも当たりめえだ。よく覚えておけ」

大岩「50周年の、こんな大舞台の第1試合で、情けない試合をしてしまって、ホントにすみません。自分はまだまだなんで、明日からもっと練習して、どんどん強くなります! ありがとうございました!」

タイガー「新日本プロレス50周年ということで、佐山さんは今ちょっと調子悪くてですね、この何日間か、ずーっと電話で話をしてて。ホントに今日、来たかったと。来たかったんだけど、ホントに申し訳ないということで。今年50周年イヤーということですから、どこかで必ず顔を出したいと言ってくれてるので、佐山先生はどこかで必ず来てくれると思います。やはり50周年ということで、今回このコスチューム、タイツとかにしてしまうと、大人の事情がいろいろあるので、こういう形でパンタロンの形にして、マスクも初代のキバ付きのモデルということで。ファンの方に、僕とは全然比べものにならないですけども、少しでもタイガーマスクというものを体感してもらえたらなと。僕とは別のタイガーマスクということで。だから今日は技も、チャンスがあればということで、まぁクロスチョップとかはできたんでよかったですけども。入場曲も、会社の方がすごく気を使ってくれて。知ってます? あの入場テーマ。佐山さんの幻のテーマで『ローリング・ソバット』っていう曲なんですけど、何度か会場で流れたと思うんですけど。本来であれば古舘伊知郎さんの入場テーマ、あれはもう佐山さんの特許なんでね、僕があれで入場するのはおこがましいですけど。今回はこれでやらせてくださいということで、佐山さんにも了解を得て。笑ってましたけど。

とにかく新日本プロレス50周年、今日はまけてしまったけど、新日本プロレスはいいスタートを切ったと思います。これからどんどんどんどん新日本プロレスは上がっていくと思います。選手みんな頑張ってますし、目が輝いてますんで、大丈夫です。僕も今回『NEW JAPAN CUP』に出ますんで、頑張ります!」
※YOHはノーコメント。