第5試合はG.B.Hの初期メンバーである真壁刀義&本間朋晃&石井智宏&矢野通&越中詩郎が結集し、SANADA&内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIと激突。G.B.H(Great Bash Heel)は06年10月に天山が真壁と越中に声をかけ結成したヒールユニットで、のちに矢野と石井も加わり00年代後半の新日本マットを席巻。注目は16年1月以来、ひさびさの新日本参戦を果たす越中。なお、この試合は特別レフェリーとして、90年代に新日本ジュニアで一時代を築いた保永昇男が裁くことに。
G.B.Hは越中のテーマ曲で入場。L・I・Jはそれぞれのテーマで入場口に姿を表し、5人揃ってから花道を進む。SANADAはIWGP USヘビーのベルトを肩にリングイン。鷹木は『NEW JAPAN CUP』1回戦で激突する石井と至近距離でにらみ合う。
先発で越中が威勢よく飛び出すと、L・I・Jは慌てずグータッチをかわし、スキをついてG.B.Hに奇襲攻撃を仕掛ける。
L・I・Jは真壁にトレイン攻撃を狙うも、真壁は回避。そして内藤とヒロムを二人まとめてラリアットでなぎ倒す。そして内藤に串刺しラリアットを叩き込み、頭部にナックルを落とす。
スイッチした矢野は内藤にヒップアタックを繰り出そうとするも、「やりかたがわかんない!」とあきらめ、コーナーパッドを外す。そして内藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
矢野は越中に「やりますか!?」と呼びかけるが、ここでL・I・JがG.B.Hに襲いかかる。内藤とヒロムは矢野を金具むき出しのコーナーに叩きつける。
続いてヒロムが矢野に串刺しラリアットを決め、「見とけ、こうやんだよ!」と、矢野にヒップアタックを連発し、越中に殴りかかる。
次はBUSHIが矢野にヒップアタック。さらにストンピング。続いて鷹木が矢野に攻撃すると見せかけ、相手コーナーの石井、さらに越中に襲いかかる。
スイッチしたSANADAは矢野をパラダイスロックで捕獲。すると、越中が転がしてロックを解除。そして矢野はSANADAのうしろ髪をつかんで引き倒すと、越中とスイッチ。
越中はSANADAにヒップアタック。さらに真壁がBUSHI、本がヒロムを越中にスローすると、越中はヒップアタックを連発する。
続いて越中はSANADAをヒップアタックで場外に追いやると、エプロンを走り込んで追撃のヒップアタックをヒット。
リング上、真壁と本間がSANADAに串刺しラリアットを連発。そして越中がコーナー最上段からヒップアタックを炸裂。
越中はSANADAにブレーンバスターを狙うも、これは逆にSANADAが投げ返す。次は石井と鷹木のマッチアップ。激しいショルダータックルの応酬は鷹木が勝利。さらに鷹木はボディスラムからセントーンを決め、「来た! 来た! 来た!」と咆哮。
鷹木は石井にグーパンチ&逆水平チョップ。さらに逆水平チョップを決めるが、今度は石井がエルボー&逆水平チョップをたたきこむ。そしてお返しとばかりにショルダータックルで鷹木をなぎ倒す。
今度はエルボー合戦に突入し、競り勝った鷹木は串刺しラリアット。そして突進するが、石井はパワースラムを炸裂。鷹木もブレーンバスターで応戦するが、石井はすぐに立ち上がって意地のブレーンバスター。
今度は真壁&本間が鷹木にサンドイッチ式ラリアット。そして矢野が鷹木をモンキーフリップで金具むき出しのコーナーに叩きつけ、越中がヒップアタックをヒット。最後は本間が小こけしを食らわせてカバーするが、鷹木はカウント2でキックアウト。
ならばと本間はラリアットを食らわすが、鷹木は仁王立ち。そして二発目に対してバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
ここからL・I・Jは本間に対してトレイン攻撃を敢行。さらに鷹木以外の4人がサンドイッチ式低空ドロップキック を決め、鷹木がスライディングラリアット。しかし、カバーは石井がカット。
するとBUSHIが石井をドロップキックで場外に追いやり、トペ・スイシーダをヒット。
リング上、鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。本間はこらえると、エルボーを乱打。しかし、鷹木は左右のエルボー。
本間も反撃のヘッドバットからロープに走るも、鷹木は追走式ラリアット。そしてパンピングボンバーを叩き込んでカバーするが、本間はカウント2でキックアウト。ならばと鷹木はとどめのラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、石井を指差しながら3カウントを奪取。L・I・Jが勝利をつかんだ。
試合後、鷹木は場外の石井と視殺戦を展開。そしてL・I・Jは勝利のグータッチをかわして、リングをあとにした。