第3試合では第三世代の雄・永田裕志とIWGPタッグ王者の後藤洋央紀が激突。今年キャリア30周年を迎える永田としては、50周年の『NJC』で健在ぶりを見せたいところ。『NJC』最多優勝3回を誇る後藤も、14年ぶりにその記録の更新を狙ってるのは間違いない。互いに一歩も引かない真っ向勝負で、ストロングスタイルの真髄を見せてくれることだろう。
永田は気合いのこもった表情で花道を進む。後藤はIWGPタッグのベルトを腰に、錫杖を持って入場。
開始のゴング、まずはロックアップからリストの取り合いに。続いて永田は後藤をフェイスロックで捕獲。しかし、すぐに後藤は切り抜けてスリーパー。
永田もハンマーロックで切り返すが、後藤はロープエスケープ。すると永田は離れ際にローキック。
次はロックアップから永田がヘッドロック。後藤は逆にヘッドロックで切り返すが、永田はハンマースルー。すると後藤はショルダータックルでなぎ倒す。
今度はエルボーの応酬。競り勝った後藤は串刺し攻撃を狙うも、永田は強烈なフロントキック。後藤が場外にエスケープすると、永田は鉄柵にハンマースルー。そして突進するが、後藤はカウンターのキックで切り抜けるとラリアットへ。だが、永田は避けて鉄柱に誤爆させる。
永田は強烈なキックを叩き込み、後藤をリングに戻す。そして後藤の痛めた右腕にストンピングを浴びせ、アームブリーカーから腕ひしぎ逆十字へ。だが、後藤は足をロープにかける。
永田は後藤の背中にサッカーボールキック。さらにキックを連発し、またもアームブリーカーへ。そして追撃のキックを胸板に叩き込んでいく。
後藤は蹴り足を捕らえ、エルボーを落とすと、さらに永田のアゴにヘッドバット。今度は後藤が左のミドルキックを連発。そして村正からブルドッギングヘッドロックを決める。
後藤は永田を引きずり起こすも、永田はスキをついて右腕を捕獲。後藤が逃れようとすると、永田はエルボーを叩き込んでロープへ。しかし、後藤はショルダータックルでなぎ倒し、背中にサッカーボールキック。
永田が場外にエスケープすると、後藤も場外へ。しかし、永田は鉄柵にハンマースルー。それにひるまず、後藤はラリアットで永田をなぎ倒す。
後藤は永田を引きずり起こし、エプロンに頭部を連発で叩きつける。そしてリングに戻すと気合を入れ、コーナー最上段へ。だが、永田は起き上がり、雪崩式攻撃を狙う。後藤もこらえ、両者はコーナー上でエルボー合戦を展開。
競り勝った永田は雪崩式のエクスプロイダーのように投げつけてカバー。後藤はなんとかカウント2でキックアウト。
永田は串刺しフロントキックを決めるが、後藤はひるまずエルボー。永田はエクスプロイダーを狙うも、後藤は切り抜け、追走式ラリアットをお見舞い。
後藤は咆哮し、永田に牛殺しを炸裂。カバーを永田が返すと、後藤は引きずり起こしGTRを狙う。だが、永田は回避して垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
ここから両者は激しいエルボーの応酬を繰り広げる。競り勝った後藤はキックでダウンを奪う。そして後藤はラリアットを繰り出すが、永田はナガタロックⅡに切り返す。そこから腕固めに移行し、白目の神が降臨。後藤は必死に足をロープにかける。
永田は吠えると、強烈なキックの波状攻撃。そしてアームブリーカーからタイナーを食らわせ、バックドロップへ。だが、後藤は身体を浴びせかけて逃れる。ならばと永田は延髄斬りを繰り出すも、後藤はかわすと後藤式を決め、技アリの3カウントを奪取した。
試合後、後藤は右腕を押さえ苦悶の表情。永田は悔しげに退場する。後藤は3.9後楽園の2回戦でディック東郷と対峙することに。