ヘビー級の棚橋とJr.ヘビー級のYOHが初対決する『NJC』1回戦。棚橋は2005年(第1回)と2008年(第4回)の優勝者でもある。
序盤、棚橋が腕を取っていくと、YOHが切り返して反対に腕を絞る。その後、手四つの力比べで棚橋が押し込むと、YOHはブリッジでディフェンス。
さらにYOHはヘッドロックを繰り出すが、棚橋が切り返して強烈に絞り上げる。苦しくなったYOHはコーナーを利用して技を解き、左膝を低空ドロップキックで撃ち抜く。
たまらず棚橋が脚を押さえてもがくと、YOHは低空ドロップキックとアキレス腱固めで追い討ち。さらに、ストンピングとトーキックを膝へ集中させる。
だが、棚橋はYOHの右脚を取ってドラゴンスクリューをお返し。そして、エルボー→太陽ブロー→膝へのトーキックというコンビネーションを2連続で浴びせ、ダイビングサンセットフリップへ繋ぐ。
さらに棚橋は、低空ドロップキックからテキサスクローバーホールドで締め上げ、YOHをロープエスケープさせる。しかしYOHは、棚橋の右脚にもドラゴンスクリューを食らわせて逆転。
たまらず棚橋がロープへもたれかかると、YOHは背後からドラゴンスクリューをお見舞い。そして、スターゲイザーを決めるが、棚橋はロープへ手を伸ばす。
その直後、YOHは低空ドロップキックで追撃し、ブレーンバスターの体勢に入る。しかし、棚橋がツイスト&シャウトへ切り返し、同じ技をもう1度繰り出してからドラゴンスクリューを見舞う。
続いて棚橋はスリングブレイドを狙うが、YOHが回避してジャーマンスープレックスホールド。これを棚橋がキックアウトすると、YOHは串刺しバックエルボーから雪崩式攻撃を仕掛ける。そして、抵抗した棚橋の側頭部にハイキックを浴びせ、雪崩式ブレーンバスターを敢行。
さらにYOHは、そのままクラッチを離さずに立ち上がるが、棚橋が切り返し、カウンタースリングブレイドでなぎ倒す。ところが、なんとYOHもスリングブレイドをお返しし、ファルコンアロー式牛殺しで追撃。
次にYOHはドラゴンスープレックスを狙うが、棚橋が振り解く。だが、YOHがカウンタートラースキックを食らわせてダウンさせる。
さらにYOHはDIRECT DRIVEを仕掛けるが、棚橋が抵抗。するとYOHは、逆さ押さえ込みの体勢から再びDIRECT DRIVEの体勢に入るが、ここも棚橋が脱出して張り手を食らわせる。
その直後、棚橋はその場飛びスリングブレイドでYOHをなぎ倒し、最後はドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪取した。
試合後、棚橋が声をかけて拳を差し出すと、YOHは自分の拳を合わせた。
新日本プロレスSTRONG SPIRITS Presents NEW JAPAN CUP 2022
- 日時
- 2022年3月2日(水) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・日本武道館
- 放送
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- 観衆
- 2,007人
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第6試合 時間無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2022』1回戦※棚橋が2回戦進出レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
棚橋「だいぶヒザを攻め込まれたけど、まずは1回戦突破。ここまでしっかりYOHとシングルマッチをやるのは初めてかな? “ちょっと見ない間に”っていう言葉が…本当ちょっと見ない間に…やっぱ揉まれてるね、新日本プロレスのジュニアの中で。今までどうしてもタッグのイメージがあったかもしれないけど、今こそチャンスだと思うよ」
棚橋「1回戦で倒しといてなんだけど、YOHはまだこれからチャンスあると思うよ。よしっ、『NEW JAPAN CUP 2022』、ちょっくら優勝してきます!」
YOH「(しばらく沈黙してから)……魔法のような時間でした。ありがとう」