第1試合は3.10山梨と3.13尼崎の『NJC』2回戦のダブル前哨戦、棚橋弘至&タイガーマスクvsバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ。棚橋とファレ、タイガーとオーエンズが決戦を前にしのぎを削る。

　棚橋は先発を買って出るが、オーエンズはタイガーを要求する。

　先発はこの両者。タイガーはキックの連発からフライングボディアタック。さらに軽快な足払いからスピンキック。だがオーエンズもエルボーで反撃。そして串刺し攻撃を狙うも、タイガーは切り抜ける。だが、エプロンからファレがショルダータックル。
　続いてファレはタイガーを鉄柵に叩きつける。オーエンズも場外でタイガーにパンチを見舞ってから、リングに戻す。
　オーエンズはタイガーにサイドバックブリーカーを食らわせカバー。タイガーがカウント2で返すと、オーエンズはサーフボードストレッチ。続いてファレと共にタイガーを踏みつけて体重を浴びせる拷問攻撃。
　次はファレがタイガーの背中にエルボー。そして相手コーナーの棚橋をラリアットで場外に落とす。ファレがレフェリーの気を引くと、そのスキにオーエンズはタイガーの首元をロープを用いて攻撃。
　スイッチしたオーエンズはタイガーの腹部にストンピング。そして弓矢固めで痛めつけてから、棚橋にエルボー。
　次はファレがタイガーに串刺しボディアタック。そしてオーエンズがタイガーを捕らえ、ファレが突進するも、タイガーは切り抜けて誤爆を誘う。ファレはオーエンズの上にボディプレスを見舞うかたちに。
　ようやくスイッチした棚橋はファレの膝に低空ドロップキック。さらにドラゴンスクリューをお見舞い。エプロンのオーエンズにもロープ越しのドラゴンスクリュー。
　そして棚橋はファレにテキサスクローバーを仕掛けようとするが、ファレはロープに手をかける。ファレはダウンした状態で棚橋の喉を捕らえ、グラネードを狙う。
　しかし、棚橋は切り抜けて張り手。そしてロープに走るも、ファレが相手のお株を奪う低空ドロップキックを膝にお見舞い。棚橋はダメージでのたうち回る。
　スイッチしたタイガーはファレにダイビングヘッドバット。カバーをファレが返すと、タイガーは腕ひしぎ逆十字へ。しかし、ファレは足をロープにかける。
　タイガーはキックを連発し、コーナー最上段からクロスボディ。だが、ファレは空中で受け止めてボディスラム。そしてエルボードロップを突き刺してカバーするが、タイガーはなんとかカウント2でキックアウト。
　ここからBULLETタッグはトレイン攻撃へ。タイガーはファレの突進を切り抜けるも、オーエンズがカウンターのCトリガー。最後はBULLETタッグがタイガーにグラネードランチャーを炸裂。ファレが3カウントを奪取した。

　試合後、オーエンズはタイガーに馬乗りパンチ。セコンドのヤングライオンが制止するが、オーエンズは振り切ってパッケージドライバーの体勢に。これはレフェリーがストップする。するとBULLETタッグはふてぶてしくリングをあとに。

　
ファレ「こんなのほんの味見程度だ！ 明日の本番はもっとキツいのをタナハシに食らわせてやる！ 明日、ヤマナシで、タナハシにGENERALの力を思い知らせてやる！」
　

　
チェーズ「タナハシ、去年の『G1』を忘れたとは言わせないぞ！ チェーズ…違う、このCh-ACE Owensがオマエを倒した！ 明日もファレがキッツイのをお見舞いしてくれる！ オレは明日試合がないけどな…」
　

　
ファレ「でも、オレのセコンドに付いてくれていいぞ」
チェーズ「あぁ、心の支えとして役に立てるかもしれない」
ファレ「心の支え」
チェーズ「オレたちは一生一緒だからな！ それは誰にも変えることができないぞ！」
　
　

　
棚橋「（※肩を借りてインタビュースペースに着くと、いったん床に仰向けになったが、体を起こして片ヒザ立ちになり）あーっ！ 油断した。あそこでね、ファレが低空（ドロップキック）来ると思わないじゃん。ヒザ死んだ！」
　

　
棚橋「（※立ち上がって）どんな状況でも、戦い抜いてきたから。明日は、最後の最後まで、諦めない。そう、（※胸を指差して）ネバー・ギブアップ！」
　
※タイガーはノーコメント。