5.1福岡の「IWGP Jr.戦」を目前にし、王者デスペラードと挑戦者・石森が最終前哨戦で対決。
両者のマッチアップで試合がスタートし、押し込まれた石森が顔面攻撃で流れを変える。これでデスペラードは青コーナーサイドへ連れ込まれるが、一瞬の隙を突いて脱出した。
金丸対ファレとなり、ファレが金丸の攻撃を余裕で受け流す。すると、デスペラード&DOUKIが連携攻撃を狙うが、ファレが重すぎて不発。そのまま場外へ引き込まれてしまう。
これをきっかけに金丸が孤立し、BULLET CLUBが集中攻撃を開始。踏みつけ攻撃やひっかき攻撃で悲鳴をあげさせる。
金丸のピンチは続き、オーエンズのバックブリーカーとヘッドロックパンチを被弾。しかし、ジャンピングフロントキックでオーエンズを蹴散らし、ようやく赤コーナーへ帰る。
ザック対オーエンズとなり、ザックがフロントキック、エルボースマッシュなどで腕に集中砲火を開始。だが、オーエンズはカウンターニーアタックで逆襲。
それでもザックがオーバーヘッドキックを見舞うと、オーエンズはショートレンジラリアットで報復。スイッチした石森が串刺しダブルニーアタックからネックツイストにいくが、ザックが脚を取って引き倒した。
デスペラード対石森となり、デスペラードがバックドロップで先制。だが、石森がネックツイストで巻き返し、ジャンピングニーアタックへ繋ぐ。するとデスペラードはロコ・モノを見舞うが、石森が怯まずにハンドスプリングオーバーヘッドキックでやり返した。
DOUKI対外道となり、DOUKIがランニングフットスタンプからイタリアンストレッチNo.32で捕獲。これをオーエンズにカットされると、エプロンからデイブレイクを狙うが、ファレがカットする。
その直後、金丸がファレを場外へ落とし、外道にブリティッシュフォールをお見舞い。そこへDOUKIがダイビングフットスタンプを食らわせ、3カウントを奪取した。
金丸「今さら、なんも言うことねぇよ。最後によ、(※ウイスキーの角瓶を手にして)田口のケツにこれ、突っ込んでやるよ、ガッチリと。注入だよ、注入。注入してやるよ、ウイスキー」
DOUKI「いいんだね、注入して?」
金丸「上からじゃねぇぞ、下からだ、田口のヤロー……」
--ノー・アンダータイツだと注入しやすいですね。
金丸「あぁ、ノー・アンダータイツだと注入しやすいよ」
デスペラード「バカヤロー、下から入れたらエライことになるぞ。急性アル中だぞ。気をつけないとダメだぞ」
DOUKI「オジキはよ、言うことねぇみたいだけど、俺は言うことあるぞ。ワト、マイク使ってな、少しは熱くなったと思ったら、(昨日の)バックステージコメント、俺は失望したぞ、テメェ。タッグは合体技の数だ? オイ、オマエ、それでほんとにチャンピオンか、コノヤロー? そんなな、気持ちだったらな、このシリーズわかってんだろ、見たら? 俺とオジキでしっかりな……俺たちのタッグはもう盤石なんだよ。見てわかんだろ、今シリーズ? オマエらがそんな状態だったらな、簡単に(ベルト)獲っちゃうぞ、コノヤロー」
デスペラード「(ウイスキーを)チューって下から注入って、ボラギノールみたいなこと言ってましたけどね……。楽しくてしょうがない、楽しくてしょうがない。こんなにワクワクする相手……あぁ失礼だったかな? 石森の名前、ファンタズモの名前、まず出さずに外の人間の名前ばっかり言ってた。反省しましょう……。俺の目のつけるところが悪かったな。ハァ……いやでも、最高だわ。充実、ほんとに、もう……。こんなに楽しいことないよ。
自分が、自分の中にあるものを自分の意思で並べても、それと同じかそれ以上の数並べてくる相手。こうしよう、じゃあこうしよう……。考えがいがある。なんか、まぁ俺は将棋はヘタクソだし、ルールは知ってるけどヘタクソなんで、例えが間違ってたとしても大目に見てください。詰め将棋……感覚としてはあれに近い。どうやったら詰んでしまうか。俺はどうやったら相手を詰ませられるか。最高……。見た目もいい、技もいい、動きもいい……何がある? 何も穴がないかもしれねぇ。1個穴開けて、そっから広げるのが俺の仕事です、俺の勝ち方です。いままでそうやって勝ってきた。頑張りましょう……頑張って穴開けて、その穴広げてやるよ。石森くん……待っててね」
※ザックはノーコメント
石森「前哨戦、終わったな。いやぁ、長いシリーズだと思ったけど、過ぎてしまったら、アッという間。それだけ、あいつとの闘いに夢中になってた俺がいたんだろう。しかし、読めねぇ……決められねぇ……チクショー……。でもよ、だから面白い。だから面白れぇんだよ、あいつは……」
※ファレ&チェーズ&外道はノーコメント