試合後、両者は大の字状態。棚橋はその体勢で、石井に言葉をかけると、ロープをつかんで必死に立ち上がる。そしてベルトを手に咆哮しながら勝ち名乗りを受ける。石井はセコンドの肩を借りず、自力で退場。棚橋はその背中を見つめると、マイクを握る。
■棚橋のマイクアピール
「石井さん! 本当にありがとうございました!(場内拍手)。今回は急でしたが、またどこかでやりましょう(場内拍手)。そして、SANADAー! 約束どおり、チャンピオンベルトは取り戻したからな(場内拍手)」
するとここでチェーズ・オーエンズがIWGPタッグのベルトを腰に巻いてリングイン。そして棚橋からマイクを奪ってマイクアピール。
■オーエンズのマイクアピール
「タナハシ、おめでとう。これでオマエはIWGP USヘビー級チャンピオンに返り咲いた。タナ、去年の『G1』を覚えてるか? 何が起こったか覚えてるか? USヘビー級王者だったエースから、この俺がワン、ツー、スリーで3カウントを獲った。だが、一度もベルトに挑戦できずにここまできた! でもな、俺はタッグのベルトを獲ったから、もうそのベルトに興味はない。俺はもうそのベルト未練はないんだけど、“この男”はほしいようだ」
すると、ここで黒い覆面帽子を被り、BULLET CLUBのロゴマークが入ったベストを着た男が、棚橋の背後に近づきナックルを叩き込む。さらにその男はパルプフリクションを炸裂。そして覆面帽子を脱ぐと、なんと正体はジュース・ロビンソン!
さらにジュースは棚橋をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、スピンしながらマットに叩きつけてKOすると、USヘビーのベルトを抱え上げる。そしてオーエンズとToo Sweetサインをかわすと、USヘビーを強奪したまま花道を引き上げた。棚橋はセコンドに抱えられるように退場。