メインイベント(第8試合)はBブロック公式戦として、エル・デスペラード(1勝0敗)がTJP(1勝0敗)と激突。オーソドックスな技にこだわりを持つデスペラードと、流れるように精度の高い攻撃を繰り出すTJPのつばぜり合いは必見だ。
TJPにはフランシスコ・アキラがセコンドとして帯同。
開始のゴング、ロックアップで組み合うとデスペラードがコーナーに押し込む。だが、TJPは体勢を入れ替えてクリーンブレイク。デスペラードは拍手を送る。
続いてデスペラードがヘッドロック。しかし、TJPは切り抜けてオクトパスホールドを狙う。だが、デスペラードはすばやくロープエスケープ。
今度はリストの取り合いに。TJPは華麗な動きからスクリューヘッドシザーズホイップ。デスペラードもヘッドシザーズを繰り出すが、TJPは抜け出して弓矢固め。デスペラードが脱出すると、TJPはカバー。これをデスペラードが返すと、TJPはヘッドスプリング。
TJPの流れるような動きにデスペラードは拍手を送り、握手の手を差し伸べる。TJPは応えるが、デスペラードは足を踏みつける。
怒ったTJPはデスペラードの腕を捕らえる。だが、デスペラードはロープを用いて巧く逃れると顔面かきむしり。
続くロープワークの攻防では、TJPがロープにはさまりデスペラードをおびき寄せる。そして巧く場外に排除し、華麗なプランチャを炸裂。
TJPはデスペラードの腰をエプロンに叩きつけ、さらに鉄柱に打ちつける。TJPはデスペラードをリングに戻し、顔面を踏みつけていく。さらに背中にニーを叩き込んでスリーパーで捕獲。
デスペラードはエルボーで脱出してロープへ。するとTJPはカニバサミからリバースインディアンデスロック。そして鎌固めから、変形のアームブリーカーを決める。たまらずデスペラードは場外にエスケープ。
デスペラードがリングに戻ると、TJPはボディスラムで叩きつけてセントーン・アトミコ。カバーはデスペラードがカウント2でキックアウト。
続いてTJPはデスペラードに顔面ウォッシュ。だが、デスペラードもカウンターのスピアーで反撃。さらにショルダースルー、バックエルボーからバックドロップへ。TJPは回避しようとするも、デスペラードは意地のバックドロップ。しかし、カバーはカウント2。
ならばとデスペラードは串刺し攻撃へ。TJPはキックで逃れるも、デスペラードは相手の足を捕らえて外回転のドラゴンスクリュー。そしてストレッチマフラーを仕掛けるも、TJPはすばやくロープエスケープ。するとデスペラードはつまずいたと見せかけ、膝にニーを落とす。
TJPがエプロンに逃れると、デスペラードはブレーンバスターの体勢で捕らえる。だが、TJPは逆に持ち上げて、デスペラードの腹部をロープの上に落とす。そしてロープ上のデスペラードに、ダイビング・ボディプレスをお見舞い。
続いてTJPはマンバスプラッシュを炸裂するが、デスペラードはカウント3寸前でキックアウト。しかし、デスペラードはダメージでうめき声を上げる。
TJPはデスペラードを肩に担ぎ上げるも、デスペラードは切り抜けて技の読み合いに。TJPはトラースキックを決めるが、デスペラードもカウンターのスパインバスターを炸裂。
デスペラードは雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコの体勢に。しかし、TJPは脱出して変形のオクトパスホールドで捕獲。デスペラードは回避してストレッチマフラーに持ち込む。しかし、TJPは丸め込みで切り返す。
デスペラードは跳ね除けるも、TJPはカニバサミからSTF。だが、デスペラードは首固めで切り返す。
これを返したTJPは、トリッキーな動きからバックドロップを炸裂。ここから両者は激しいエルボーの応酬に。そしてTJPはロープに走るが、デスペラードはバックエルボー。
続くデスペラードの串刺し攻撃を切り抜けたTJPは、トルネードDDTをお見舞い。そして二発目のマンバスプラッシュを繰り出すも、デスペラードはよけると横入り式エビ固めのフェイントからストレッチマフラーで捕獲。そしてヌメロ・ドスを狙うが、TJPは脱出を試みる。するとデスペラードはデュードバスターを炸裂。
デスペラードは雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコへ。しかし、TJPはウラカン・ラナで切り返す。デスペラードがカウント2で跳ね返すと、TJPはトラースキック。だが、デスペラードは渾身のロコ・モノをヒット。そしてピンチェ・ロコを狙うも、TJPはリバーススープレックス。
しかし、デスペラードはブリッジワークで立ち上がると、今度こそピンチェ・ロコを炸裂。この一撃で難敵TJPから価値ある勝利をつかんだ。デスペラードは開幕2連勝、TJPは1勝1敗に。