『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Aブロック公式戦
高橋ヒロム(5勝3敗=10点)と石森太二(6勝2敗=12点)が優勝決定戦進出をかけて激突。
ゴングと同時に石森がショットガンドロップキックを放っていくと、場外へ転落したヒロムに鉄柱攻撃。
続けて、石森はヒロムの左肩を鉄柱に打ちつけると、一足先にリングへ戻りコーナーパッドを外していく。
場外カウント16でリングに戻ったヒロムに対し、石森は左ヒザへ低空ドロップキックを放つ。
余裕な表情の石森は、動きの止まったヒロムの左腕を絞っていくと、そのまま左肩へエルボーを振り下ろし、変型コブラクラッチを極めていく。
なかなか主導権の掴めないヒロムは、ハサミワザで反撃に出ると、タランチュラ式首四の字から串刺しラリアット、ランニング低空ドロップキックをお見舞い。
さらに、ヒロムは場外へ転落した石森にエプロンサイドからのジョンウーを発射し、「オッシャー、行くぞ!」と気合を入れ直し、リング上でファルコンアローを放っていく。
だが、石森もかかと落とし、コーナーパッドへのコンプリートショットでヒロムのペースを崩すと、金具むき出しのコーナーにヒロムの左肩を打ちつけて、左腕へコードブレイカーも決める。
そして、石森はサイファーウタキを狙っていくが、ヒロムはこれをヘッドシザースホイップで切り返すと、石森のハンドスプリングをキャッチしそのままジャーマン。
しかし、すぐさま起き上がった石森もカナディアンデストロイヤーで返していく。
リング上で倒れる両者に場内から手拍子が送られると、2人はリング中央でエルボー合戦へ。
これは石森が押し込んでいくが、ここでヒロムはカウンターのショットガンドロップキックからコーナーデスバレーボムを決めると、TIME BOMBの体勢へ。
これを食らいたくない石森は距離を取るも、ヒロムはポップアップ式パワーボムをお見舞いすると、Dへ移行。
石森はすぐさまロープへ逃れると、ヒロムのビクトリーロイヤルをBone Lockで切り返すが、ヒロムもすぐにロープへ。
中盤、石森は技の掛け合いからサイファーウタキを決めると、お返しとばかりにポップアップ式パワーボムを敢行。
しかし、ヒロムはキックアウトと同時にDで石森を捕獲。
ヒロムは雄たけびをあげながら絞っていくが、石森はなんとかロープへ逃れるも、ここを勝機と見たヒロムはトラースキック、ヒロムちゃんボンバーで畳みかける。
続けて、ヒロムはもう一発ヒロムちゃんボンバーを狙っていくが、ここで石森がカウンターのラリアット一閃。
そして、石森はリバースブラディサンデーからブラディークロスの体勢に入るが、ヒロムも意地を見せ逆に石森を担ぎ上げコーナーデスバレーボムへ。
だが、石森はこれをひらりとかわすと、ヒロムの左肩をコーナーパッドが外れた鉄柱へ激突させる。
悲鳴をあげるヒロムに対し、石森はショルダーバスターも決めると、勝負をかけたラ・ミスティカ式Bone Lockへ。
しかし、ヒロムはこれを横入り式エビ固めで切り返しDへ移行するが、石森はそのままヒロムを担ぎあげマットに叩きつける。
そして、石森はとどめのブラディークロスを決めにかかるが、ヒロムはこれもDで切り返し捕獲すると、ロープへ逃れる石森をリング中央に引き戻し、スタナーから再びDで締め上げる。
何度も持ち上げようすると石森に対し、ヒロムは執拗に締め上げていくと、最後は石森の意識が飛び、レフェリーストップでヒロムが勝利をおさめた。
この結果、ヒロムと石森が(6勝2敗=12点)でAブロック首位で並び、直接対決を制したヒロムが優勝決定戦進出をはたした。