メインは棚橋弘至が新日本電撃復帰を果たしたKUSHIDAとタッグを結成し、BULLET CLUBのKENTA&石森太二組と激突。昨日の7.3後楽園で、KUSHIDAとKENTAはダブル復帰戦(棚橋&KUSHIDA&アレックス・ゼインvsKENTA&石森&外道)を敢行。KUSHIDAが外道をハンマーロックスープレックスで仕留め、復帰を勝利で飾っている。石森の保持するIWGPジュニアヘビーへの挑戦をアピールしているKUSHIDAとしては、今回も勝利をつかみインパクトを残したいところ。棚橋とKENTAは次期シリーズの『G1 CLIMAX 32』公式戦(8.14長野)で激突。今年の1.5東京ドームでIWGP USヘビーを懸けて死闘を繰り広げた両者が、今回も『G1』に向けた前哨戦で火花を散らす。
入場は一人ずつ、KUSHIDA、石森、KENTA、棚橋の順で花道を進む。ゴング前、棚橋は場内に肉体美をアピール。しかし、石森が張り合うと、棚橋は悔しげな表情を見せる。
先発はKUSHIDAと石森。脇の差しあいからグラウンドの展開になると、KUSHIDAが腕を取りにいく。そしてクルックヘッドシザーズへ。石森は三点倒立から脱出に成功。
続いて手四つの体勢から、KUSHIDAはスキをついてアリキック。さらに飛びついて石森の左腕を取る。そしてアームホイップを仕掛けるも、石森も即座に反応。ここで両者は一旦離れる。
石森がKENTAとスイッチすると、棚橋もKUSHIDAと交代。棚橋が手拍子を煽ると、KENTAは独特のテンポで手拍子。だが、棚橋への手拍子が大きいと見るや、KENTAはエプロンに下がる。
すると、場内はKENTAの独特のテンポの手拍子を送る。だが、すぐに棚橋が元に戻す。両者は手拍子の応酬を繰り広げる。
そして棚橋が距離を詰めると、KENTAは身体をロープの外に出してエスケープ。すると棚橋も同じポーズを見せ、「中でやろうぜ!」と呼びかける。
KENTAは棚橋を蹴りつけてからヘッドロックで捕獲。だが、棚橋はヘッドロックを取り返す。KENTAはハンマースルーを仕掛けようとするが、棚橋はクラッチを離さず。
するとKENTAは髪をつかんで回避。すかさず、棚橋もKENTAの髪をつかむ。そして棚橋はボディブロー。だが、KENTAもエルボーで反撃。しかし、串刺し攻撃を切り抜けた棚橋は、セカンドロープからフライングクロスボディ。そしてエアギターを奏でる。
次はKUSHIDAがKENTAにロープ越しのアームブリーカー。さらにKUSHIDAは追撃のアームブリーカーからロープへ。だが、KENTAはバックエルボー。
ここでBULLETタッグは場外戦に持ち込む。KENTAは棚橋に馬乗りパンチ。石森も鉄柵を用いてKUSHIDAを痛めつける。
戦場がリングに戻ると、KENTAはKUSHIDAを自軍コーナーにハンマースルーで叩きつける。そしてBULLETタッグは二人がかりでKUSHIDAの顔面に足を押しつける。
次は石森がKUSHIDAの左腕に腕殺しを敢行。KUSHIDAは逆水平チョップで反撃するが、石森が逆水平チョップで押し込む。そしてKENTAがロープを用いたアームブリーカー。
KENTAは自軍コーナーに戻ろうとするKUSHIDAを捕らえ、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
劣勢のKUSHIDAだったが、KENTAにハンドスプリングエルボー。ようやくスイッチした棚橋はKENTAにパンチの連打。石森が襲いかかるも、棚橋は顔面への張り手で一蹴。
続いて棚橋はKENTAに串刺しドロップキックからハーフハッチスープレックス。さらにスリングブレイドを狙うも、KENTAはかわして場外に落とそうとする。棚橋はロープをつかんで逆上がりでカムバックしようとするも、KENTAは低空ドロップキックで食い止める。
ここからBULLETタッグは場外戦に持ち込む。KENTAは場外フロアでKUSHIDAにDDT。石森は棚橋に顔面かきむしり。
KENTAは棚橋をリングに戻してカバー。棚橋がカウント2ではね返すと、KENTAは首4の字で捕獲。棚橋は足をロープにかける。
続いてKENTAは金具むき出しのコーナーに棚橋をハンマースルー。そして背中に引っかき攻撃をお見舞い。
スイッチした石森はコーナー最上段に座り、KENTAが捕らえた棚橋の背中に対し、普通にコーナーを下りて引っかき攻撃。
続いて石森は棚橋を金具むき出しのコーナーに叩きつける。スイッチしたKENTAは棚橋の背中を引っ掻くが、棚橋も同じ攻撃をお返し。
するとKENTAはパンチ、フロントキックを連発。棚橋も蹴りを繰り出すが、KENTAは掟破りのドラゴンスクリューからSTFで捕獲。KUSHIDAがカットに入ろうとするも、石森が場外に追いやる。
ここでKENTAは棚橋をレフェリーに叩きつけ、無法状態を作る。KENTAは棚橋をDDTで突き刺すと、リング下から松葉杖を取り出す。その松葉杖で殴りかかるも、棚橋はかわしてスリングブレイドを炸裂。
次はKUSHIDAと石森のマッチアップ。KUSHIDAはコーナー最上段からのブレーンチョップを決めると、キックの連発からフライングクロスボディ。さらに前方回転エビ固めの体勢からフットスタンプを決めてカバー。これは石森がカウント2ではね返す。
するとKUSHIDAはアームブリーカーを決め、石森の腕を蹴りつける。そしてヒップトスの大勢から腕ひしぎ逆十字で捕獲。棚橋もKENTAをテキサスクローバーで捕らえる。だが、石森がロープエスケープ。
するとKUSHIDAは石森にハンマーロックスープレックスを狙う。石森が回避すると、KUSHIDAは石森の腕にドロップキック。そしてホバーボードロックを狙うが、石森は空中で食い止め、サイファーウタキを炸裂。しかし、カバーはKUSHIDAがカウント2ではね返す。
ここでKENTAは棚橋をバックステージに連れ出す。リング上では石森がブラディークロスの体勢に。だが、こらえたKUSHIDAは石森の腕を蹴りつける。
しかし、石森は負けじとラ・ミスティカ式Bone Lockで捕獲。するとKUSHIDAは逃げることができず、無念のタップアウト。BULLETタッグが勝利を収めた。