第3試合はIWGP女子王座決定トーナメント1回戦として、ジャジー・ガーベルトとアバ・ホワイトが対決。新たに産声を上げたIWGP女子王座を巡り、シード1選手を含む7選手がしのぎを削るトーナメント。その決勝戦は11月20日の新日本×スターダム合同興行『『Historic X-Over』有明アリーナ大会で行なわれ、このイギリス大会からトーナメントが幕を開けることに。身長185cmのガーベルトは、かつてアルファ・フィーメルのリングネームでワールド・オブ・スターダム王座を戴冠。イギリスの団体で活躍するアバにとっては試練の1回戦となる。
開始のゴング、両者はリング中央でにらみ合い。アバは胸を突き飛ばし、ここからロックアップで組み合う。これをガーベルトは力で吹っ飛ばす。
続くロックアップもガーベルトがアバをはねのける。ならばとアバはショルダータックルを仕掛けるが、ガーベルトは仁王立ち。そして逆にショルダータックルでダウンを奪う。
負けじとアバはエルボーを見舞うも、ガーベルトは強烈なエルボーでお返し。アバは必死にエルボーを連発し、ダブルチョップでひるませる。
怒ったガーベルトは突進するが、アバは側転で切り抜け、串刺しのスピンキックからハイキック。さらにガーベルトをロープのあいだに固定し、エプロンでY字バランスの体勢からレッグドロップを食らわせる。
ガーベルトが場外に落ちると、アバはエプロンからサッカーボールキック。しかし、ガーベルトは蹴り足を受け止め、転倒させる。そしてリングに戻って馬乗りエルボーを乱打。
ガーベルトがカバーすると、アバは必死にカウント2でキックアウト。するとガーベルトはアバをアナコンダマックスで捕獲。アバは足をロープにかけてエスケープ。
ならばとガーベルトはバックブロー。しかし、かわしたアバは打撃のコンビネーションから、サイドスープレックスの体勢に。だが、持ち上がらず、逆にガーベルトがアバを肩に担いでコーナーに叩きつける。
そしてガーベルトはフライングメイヤーからアバの胸板にパンチを連発してからカバー。アバがカウント2ではね返すと、ガーベルトはハンマーパンチを乱打しカバー。これもアバはカウント2で必死にキックアウト。
するとガーベルトはロメロスペシャルを決め、そのまま空中で変形のカベルナリアに移行。そしてガーベルトはアバに串刺し攻撃を狙う。アバはかわしてエルボー。さらにソバットを決め、串刺しラリアットを連発。
しかし、続くシザーズキックはガーベルトがかわし、バックを取る。アバはバックエルボーで切り抜け、今度こそサイドスープレックスでガーベルトを投げることに成功。
そしてアバは雄叫びを上げ、シザーズキックを叩き込んでカバー。だが、ガーベルトはカウント2でキックアウト。ならばとアバは低空ながらブレーンバスターでガーベルトを投げきってカバー。しかし、これもカウントは2。
するとアバはパイルドライバーの体勢に入るが、ガーベルトはショルダースルー。その勢いを利用しアバは丸め込もうとするも、こらえたガーベルトはアバの首をつかんで引きずり起こし、雄叫びを上げる。
だが、アバは相手の手を振り切りソバットでダウンを奪う。そしてロープに走るも、ガーベルトはカウンターのバックブロー。そして変形のパイルドライバーでアバをマットに突き刺し、ここでダブルダウン状態に。
ガーベルトはなんとかカバーするも、アバはカウント1で意地のキックアウト。ここから両者は打撃の乱打戦。そしてアバは体勢が崩れながらも強引にゴッチ式パイルドライバーを決めてカバー。しかし、ガーベルトはカウント2でキックアウト。
するとアバはパンチを叩き込んでからガーベルトを引きずり起こし、エルボーを繰り出す。だが、アバはイノキプレックス(変形バックドロップホールド)で切り返し、3カウントを奪取。トーナメント準決勝進出を決めた。