セミファイナル(第8試合)では海外修行から凱旋帰国を果たした海野が、オスプレイの保持するIWGP USヘビーのベルトに挑戦。
海野は11.5大阪にて、内藤哲也を下しUSヘビー防衛に成功した直後のオスプレイに襲い掛かり、次期挑戦をアピール。これまで海野はオスプレイに21年11月のブリティッシュヘビー級王座戦、そして今年の10.1イギリスとシングルで2連敗。今回は三度目の正直を狙う戦いに。新日本のホープがリベンジを果たすと共にUSヘビーのベルトをゲットするか? それともオスプレイがまたも返り討ちにするか?
海野は師匠ジョン・モクスリーから渡されたライダースジャケットを手に花道を進む。そして客席のあいだを練り歩いてからリングイン。続いてギデオン・グレイに呼び込まれ、レジェンドレスラーのハヤブサを彷彿とさせるマスクを被ったオスプレイが姿を現す。そして、USヘビーのベルトを腰に巻いたオスプレイはマスクを脱ぐと、オージー・オープンとTJP&アキラを従えて入場。
開始のゴングが鳴ると、まずはロックアップ。海野はロープまで押し込み、クリーンブレイクと見せかけて胸を突き飛ばす。
するとオスプレイはやり返し、両者はもつれるようにロープ際で押し合う。オスプレイは海野にロープを背負わせ、クリーンブレイクと見せかけて逆水平チョップ。
だが、海野はかわしてエルボーを連発。続くロープワークの攻防では、海野がエルボーでなぎ倒す。だが、オスプレイはネックアップで即座に立ち上がる。
続いてオスプレイはバク転から早くもオスカッターへ。すると海野は切り抜けてDEATH RIDERの体勢に。オスプレイも切り抜け、両者はすばやい技の読み合いから一旦距離を取る。
続いて両者は激しいエルボー合戦に突入。オスプレイはフロントキックを見舞うが、海野はボディスラムの体勢から無造作に落とし、ランニングのエルボーアッパーをヒット。
海野はオスプレイにエルボーからフライングメイヤー。そしてスリーパーを決め、首筋にエルボーを落とす。さらに串刺し攻撃を狙うが、オスプレイはキックで回避。そしてスタンガンを決めてから、強烈なフロントキックを食らわせてカバ-。だが、海野はカウント1で意地のキックアウト。
するとオスプレイは強烈な逆水平チョップを連発。さらに後頭部にエルボーを落としてから、コーナーに詰めてショルダータックル。さらにサイドバックブリーカーを決めてカバー。これはカウント2。
続いてオスプレイは海野にストンピングを重ね、さらにフライングメイヤーからネックロックで捕獲。さらにブレーンバスターで持ち上げるが、海野は着地。そしてカウンターのバックエルボーから低空ドロップキックをお見舞いする。
海野はオスプレイにエルボーを連発。さらにショルダースルーで叩きつけ、串刺しエルボーからネックブリーカードロップの体勢に。オスプレイは切り抜けるも、海野は腕を取って意地のネックブリーカードロップを食らわす。
続いて海野は膝蹴りの連発から頭部にショットガンドロップキック。オスプレイが場外に落ちると、海野はエプロンからトペ・コンヒーロを炸裂する。
海野はオスプレイをリングに戻し、コーナー最上段からミサイルキックをヒット。そしてフィッシャーマンズスープレックスを決めるが、カウントは2。
ならばと海野はオスプレイの首筋にエルボーを執拗に落としてからハンマースルー。だが、オスプレイはハンドスプリング式のスクリューキックで海野を場外に落とすと、豪快なプランチャを炸裂。
オスプレイは海野をリングに投げ入れ、ピッピー・チェリオをお見舞い。だが、カバーは海野がカウント2でキックアウト。
するとオスプレイはパワーボムの体勢に入るも、海野はこらえる。怒ったオスプレイは顔面にステップキック。しかし、海野も顔面への膝蹴りで応戦。そして激しいエルボーの応酬に突入。
競り勝った海野はロープに走るが、オスプレイはサマーソルトキック。しかし、海野は即座に延髄斬りを返す。続くドロップキックをかわしたオスプレイはその場飛びシューティングスタープレス。だが、海野は両膝で迎撃。
そして海野はポップアップ式のパワーボムから、ハンマースルーを仕掛ける。海野はフランケンシュタイナーのように飛びつくも、オスプレイはさっきのお返しとばかりにシットダウン式パワーボムで切り返す。
オスプレイは海野を引きずり起こしてチェルシーグリン。海野が切り抜けると、オスプレイはスピンキック。これも海野は回避するが、オスプレイはハイキック。だが、海野は技の読み合いから、ドロップキックをヒット。さらに追撃のショットガンドロップキックを顔面に叩き込む。
海野はオスプレイをコーナー最上段に設置し、雪崩式攻撃を狙う。オスプレイは海野をリングに落とし、攻撃を狙う。だが、海野はロープを揺らしてオスプレイの動きを止め、今度こそ雪崩式ブレーンバスターを狙う。
しかし、オスプレイはヘッドバットで動きを止め、チーキー・ナンドス・キックをお見舞い。そしてファルコンアローで叩きつけると、コーナー最上段からファイヤーバ-ドスプラッシュを炸裂。しかし、海野はカウント2で必死にキックアウト。
ならばとオスプレイはオスカッターを仕掛けるも、こらえた海野はDEATH RIDERの体勢に。オスプレイも回避し、シットダウン式パワーボムを炸裂。海野はカウント2で返すが、オスプレイは今度こそオスカッターを炸裂。しかし、カバーは海野が何とかカウント2ではね返す。
するとオスプレイはうつ伏せ状態の海野の後頭部にエルボーを乱打。海野がロープに手をかけると、オスプレイは頭部を踏みつける。さらに海野の顔面を無慈悲に蹴り上げる。
父の海野レフェリーが試合を止めるような動きを見せると、海野は父の足をつかんで阻止。そして海野は立ち上がると、「止めるな!」と叫ぶ。
すると、オスプレイはサイレント・ウィスパーを連発。海野は必死に立ち上がるも、オスプレイは捕えてチェルシーグリンを炸裂。そしてヒドゥンブレードを繰り出すが、海野はかわすと、立ち上がってニーアッパーを食らわす。
そして海野は変形のツイスト&シャウトを連発し、リバースブラディサンデーを炸裂。しかし、カバーはオスプレイがカウント2ではね返す。
ならばと海野はDEATH RIDERの体勢に。これをオスプレイはリバーススープレックスで返すも、カバーは海野がブリッジではねのける。
続いてオスプレイはストームブレイカーを狙うが、海野は回避。するとオスプレイはサイレント・ウィスパーを決め、ヒドゥンブレードの体勢に。だが、海野はポップアップ式のエルボーアッパー。
続いて海野は変形のネックブリーカードロップを食らわすも、これもカバーはカウント2。ならばと海野は変形のDEATH RIDERを決め、とどめのDEATH RIDERの体勢に。だが、オスプレイはポップアップ式エルボーで切り返すと、一気にヒドゥンブレードを炸裂。そしてカバーするが、海野はカウント2で意地のキックアウト。
だが、これで万事休す。オスプレイは追撃のヒドゥンブレードを食らわせると、最後はストームブレイカーで粘る海野を葬った。