安城市制施行70周年×新日本プロレス創立50周年記念 ×オカダ・カズチカ安城市凱旋試合

日時
2022年11月12日(土)   15:30開場 17:00開始
会場
愛知・東祥アリーナ安城
観衆
2,200人(札止め)

第8試合 30分1本勝負

レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 メインイベントは地元・安城市出身で、今大会の主役であるオカダ・カズチカの凱旋試合。CHAOSの先輩である石井智宏&矢野通を引き連れて、棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃と6人タッグマッチで対戦する。1.4東京ドーム大会でのジェイ・ホワイトとのIWGP世界ヘビー級王座戦を控えているオカダだが、地元のファンの前で勝利を飾り、大一番に向けて弾みをつけたいところだ。

 先発はオカダと棚橋。棚橋をふっ飛ばすと、早速レインメーカーを放とうとしたオカダだったが、棚橋も譲らず、これを阻止してアームドラッグを決めてみせる。
 続いては石井と本間の対戦で、石井が本間の小こけしを失敗させてから、今度は矢野と真壁が向かい合う。真壁は矢野がコーナーパッドを外した、金具が剥き出しのコーナーに叩きつけてパンチ攻撃。そして、棚橋、本間も加わって3人がかりでストンピングだ。
 続いて、棚橋は青天井エルボーを決めてから真壁にタッチ。ピンチが続いた矢野だったが、真壁の髪の毛を引き倒してから石井にタッチだ。石井はショルダータックルで真壁、本間をふっ飛ばすと、棚橋にもブレーンバスターを炸裂させる。
 そして真壁をコーナーに追い込んで逆水平チョップを連打だ。真壁がエルボーで反撃してくるとジャーマンスープレックス。だが、真壁もパワースラムで反撃して棚橋にタッチだ。棚橋はスリングブレイドを発射するが、石井はこれをバックドロップに切り返してオカダにタッチ。
 オカダは串刺しバックエルボーからDDT。続けてリバースネックブリーカーを狙う。だが、棚橋はこれを阻止してエルボー合戦に持ち込んでみせる。そしてドラゴン張り手から突進だ。しかし、オカダはこれを捕まえてリバースネックブリーカーで逆襲する。
 続いてダイビングエルボードロップを放つと、地元でレインメーカーポーズ。だが、棚橋もレインメーカーを許さない。これを阻止して本間にタッチだ。本間は逆水平チョップでオカダをコーナーに追い込み、フェイスクラッシャーから小こけし。しかし、今回も失敗だ。
 だがめげない本間はDDTを食らわせ、リングに入ってきた真壁とサンドイッチラリアット。さらに棚橋がスリングブレイドで追撃すると、ついに小こけしをオカダに決めてみせる。そしてこけしロケットを炸裂させるとこけしドライバーへ。
 だが、石井が入ってきてカット。棚橋を矢野が場外に引きずり出すと、CHAOSはトレイン攻撃だ。続いてオカダは本間にヘビーレイン。本間が頭突きで粘ってくるとドロップキックで黙らせ、開脚式のツームストンパイルドライバーで追撃。最後は必殺のレインメーカーでなぎ倒して、地元凱旋の試合を勝利で飾ったのだった。

COMMENT



 
オカダ「まぁホントに、(第1)試合が始まる瞬間からですかね、ちょっと袖からお客さんを見せてもらって、安城市でこんだけお客さん入って、こんだけ楽しみにしてくれてるんだなと思いましたんで、やっぱりグッとくるものがありましたし、こうやって試合で来て、“ただいま”っていう気持ちもありますし、寂しい部分っていうのもたくさんありますし、歓声がなかったり、ベルトを巻いてませんからね。またそういう気持ちでね、そういうものを持って帰ってきたいなと思いますし、また安城大会ができたらいいなと思います。でもホントにこうやって、安城市もたくさんいろんなこと協力してくれて、いろいろなことを僕だけじゃなくいろんな選手にしてもらえたんで。こういう形をね、もっといろんな所でできるようにしていったら面白いんじゃないかと思いますね。市と協力して試合をしたりとかね。そうやってひとつのね……今回でどんだけ安城市がよかったと思ってもらえるか、僕たちにはわかりませんけど、お客さんもこんだけ、半分ぐらいが安城市の市外から来てもらえたわけですから、そうやってまたこの安城を楽しんでもらって、また来たいなと思ってもらえたらアンバサダーとしてもよかったと思いますし、また安城に限らず、すごいいいきっかけになったんじゃないかと思います。こうやって1人の選手がついて、いろんな市だったり県だったり、そういう形ができたらまた、新しい新日本プロレスになっていくんじゃないかと思いますんで、それもよかったんじゃないかと思います。ただね、ホントにまぁ、変な緊張しましたね。やっぱりタイトルマッチと違う、カッコつけなきゃなってみたいな(苦笑)。まぁ、いつもカッコいつもつけてるんですけど、また違うソワソワしたものありましたし。そのあたりも、試合もして勝つこともできてね、ああやってCHAOSも(リングに)来てもらってですね。やっぱいま、僕があるのは確実にCHAOSのメンバーに支えられてるからあると思いますんで、ここでね、こうやって安城をね、まぁほとんどの選手、安城来たことありますけど、また堪能してもらえましたし、ホントにこの地元で新日本プロレスがいるっていうのが変な感じありましたけど、また帰ってきて、安城市・イコール・プロレスっていうぐらいの熱い市にしていけたらなと思います」
――リングサイドに知り合いの方の顔が見えたりとかありましたか?
オカダ「リングサイドにはまぁ……そうですね、遠くの方、2階の方からは親とか親戚ですね。なかなかやっぱり(会場には来てもらえなくて)、安城だからこそ来てくれるっていう方たちがたくさんいたんで。まぁでも、姪っ子も『怖い、怖い』ってたのが今日来てくれてたんで。まぁ僕、姪っ子に『カズくん』って言われてるんで、カッコいいカズくんが見せられたんじゃないかなと思います。試合終わってもいたんで(照れ笑い)」
――そういう人たちに見られながら試合するって、いつもと違った気持ちですか?
オカダ「いや、そんなことないですかね。照れ臭い部分もないですし、それだけ安城市のみんなに支えられて、こうやって試合できてるんで、照れ臭いっていうのはあんまりなかったですかね。でもなんか、ホントにこの安城市で試合したのはいい経験だなと思って。やっぱり僕たち、いろんな全国回って、僕たちの中ではホントに180分の1かもしれないですけど、安城市からしたら38年分の1なわけじゃないですか。そのあたり、試合するたびにこういうひとつの試合を、当たり前ですけど大事に闘っていかないといけないなと思いましたし、そういうことを知ることができた安城大会でしたね。だからまたこれからも、しっかりしっかりと1試合1試合ね、大事に闘っていい結果残して、またチャンピオンに返り咲きたいと思います」
――安城の人にどういう姿を見せていきたいっていうのは、試合前にありましたか?
オカダ「まぁホントに親戚とかからしたら、映像では見たことあると思うんですけど、お客さんがどんだけ僕に対して声援を送ってくれてるかは会場でないとわからないと思いますし、今回歓声はなかったですけども、拍手とかでどんだけの人に愛されてるかとかわかってもらえたと思うんで、それはすごくよかったなと思いますね」
 


 
――安城の子供が今日の試合を見てオカダ選手にあこがれてくれるようなことがあれば、オカダ選手としてはうれしいものですか?
オカダ「そうですね。昨日の中学校行ったときも、今日の『試合来る子は?』って言って手を挙げてた子もいたんで、そういう子たちもたくさん来てくれたと思いますし、それであこがれてくれたんだったら、すごくうれしいことですけどね。そうなっていかなきゃいけないですよね。ほかの野球とかサッカーにしてもね。そういうスターがいて、そういうスターにあこがれて、子供たちは目指していくんで。そういう子が増えるように、プロレス好きな子が増えるように、僕たちは強くカッコいい姿を見せていかないといけないなと思いますね」
――そういう意味で、オカダ選手があこがれていたプロレスラーは誰だったんですか?
オカダ「いないです(笑)。いないですね。僕はそんな子供のころから(プロレスを)見てないッスからね。中学生ぐらいになって、プロレスが好きになったって感じだったんで。この人が好きだったっていうのは、あんまないですよね。僕が見始めたときは永田さんが活躍してたんで、永田さん……失礼になっちゃいますね(苦笑)」
――安城市でプロレス(大会)をやりたいなと思ったのは、いつぐらいが最初でした?
オカダ「まぁでも、プロレスラーやってるからには、ずっとやりたいなと思ってましたね。まぁでも、何年か前ですけども、市長とお話したときに、僕はそのとき(前回の新日本プロレス安城大会、1984年10月26日)の話、聞いてたんですよ。それからちょっとなかなかタイミングも合わず、今回70周年ってことで『やりましょう』って感じになって。逆にこんだけ溜めてもらってありがたかったなと思いますね。(海外から)凱旋してすぐやったとかだったら、またちょっと違ったのかなと思いますし。たまに帰ってくるぐらいが、温かく迎えてもらえるのかなと。あんまり頻繁に帰って来ても、“また帰ってきたよ”って思われてもあれですからね(苦笑)。またちょっと時間をおいて……とかいって、また再来月とか(笑)だといったらあれですけど。まぁでも、こうやってやりたいって言ってもらえるんだったら僕たちは来るべきだと思いますし、それだけの人が見たいって言ってくれてるわけですからね、それだったら来るべきだと思いますし、どんどんどんどんこれるんであれば来たいなと思いますね」
 
※石井&矢野はノーコメント
 
 
棚橋「日本全国を回るプロレスという競技にとって、その土地出身のレスラーがいるってことは、ホントにね、そのレスラーにとってもそうだし、ましてやね、『G1』チャンピオンで、新日本のオカダ・カズチカが出身の、この愛知県安城市という所、誇らしい気持ちになるよね。俺もね、この超満員の会場を見て、燃えないわけがないし。今日はね、シリーズとはまた違ったこういう特別な大会だったけども、オカダと闘うことによって、いろいろスイッチ入りました。こういう他人に火をつけたり、モチベーションを与えたり、会場のみんなををハッピーにしたりっていうところがね、やっぱりいまこの状況で、新日本のトップに立つべき人間だと思うしね。どれか欠けてもダメだし、俺はいま、ひとつふたつ、みっつぐらい欠けてるから。それを全部取り戻す。あきらめてないから。でも今日はとにかく、いい気づきがありました」
 
※真壁&本間はノーコメント

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