メインイベント(第8試合)では『WTL』公式戦として、“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組(1勝0敗)と、“オージー・オープン”マーク・デイビス&カイル・フレッチャー組(1勝0敗)が初対決。オージー・オープンは11.5大阪でIWGPタッグ王者FTRに対して、『WTL』を制覇し1.4東京ドームでの王座挑戦をアピール。二連覇を狙う毘沙門との戦いは、重要な一戦となる。
オージー・オープンはギデオン・グレイに呼び込まれ入場。毘沙門は如意棒と邪羅蛇羅棒を手に花道を進む。ゴング前、気合いの入った両チームは口争いを見せる。
先発はYOSHI-HASHIとデイビス。ロックアップで組み合うと、デイビスがロープまで押し込む。続く逆水平チョップをかわしたYOSHI-HASHIは、エルボーの連発からヘッドロック。
だが、デイビスはハンマースルーを仕掛け、ここからショルダータックルの応酬に。YOSHI-HASHIは不意打ちのバックエルボーを決めるも、デイビスはショルダータックルでなぎ倒す。
スイッチしたフレッチャーはYOSHI-HASHIに強烈な逆水平チョップ。さらにエルボーの連発を見舞ってハンマースルー。しかし、YOSHI-HASHIは逆に投げつけ、ここから毘沙門がダブルのショルダータックル、ざんまいをお見舞い。そしてデイビスには太鼓の乱れ打ちを食らわす。
毘沙門はフレッチャーにも太鼓の乱れ打ちを見舞い、雄叫びを上げる。後藤は場外でデイビスを鉄柱に叩きつける。YOSHI-HASHIはフレッチャーを鉄柵にハンマースルー。
劣勢のオージー・オープンだったが、スキをついて毘沙門をハンマースルーで同士打ちさせる。さらに毘沙門を抱え上げ、リングを半周してから鉢合わせ攻撃をお見舞い。
戦場をリングに戻したオージー・オープンは、後藤に波状攻撃。フレッチャーのキックから、デイビスがセントーンを食らわす。そしてデイビスはYOSHI-HASHIを場外で鉄柵に叩きつける。
フレッチャーは後藤に打撃の乱打を浴びせてから、デイビスに交代。デイビスは後藤をボディスラムで叩きつけ、クラウンズアップのポーズを決めながらカバー。後藤が返すと、デイビスは腕固めを決める。これは後藤が足をロープにかけてエスケープ。
デイビスは後藤を蹴りつけながら自軍コーナーに追い込むと強烈な逆水平チョップ。スイッチしたフレッチャーも鋭い逆水平チョップを乱打し、さらにエルボーを連発。
劣勢の後藤だったが、フレッチャーにチョップで反撃。さらに追走式ラリアットを振り抜き、YOSHI-HASHIとスイッチ。YOSHI-HASHIはフレッチャーにバックエルボー。さらに逆水平チョップ、ソバット、ネックブリーカードロップとたたみかける。
続いてYOSHI-HASHIは追撃の逆水平チョップから、フレッチャーをロープに固定してショットガンドロップキック。さらにもう一発低空ドロップキックを決めてカバー。これはフレッチャーがカウント2ではね返す。
そしてYOSHI-HASHIはフレッチャーを捕らえ、KUMAGOROSHIの体勢に。フレッチャーが切り抜けると、YOSHI-HASHIはトラースキック。フレッチャーは回避し、逆にトラースキックを放つ。YOSHI-HASHIもよけるが、フレッチャーはすばやい動きでハーフネルソンスープレックスを炸裂。
次は後藤とデイビスのマッチアップ。両者はラリアットの相打ちを連続で展開。そして技の読み合いから、後藤はローリングラリアットでデイビスをなぎ倒す。後藤はデイビスを引きずり起こし、村正からブルドッキングヘッドロックを炸裂。カバーはデイビスがカウント2ではね返す。
すると後藤は牛殺しを狙うも、デイビスは回避。そして後藤をボディスラムで叩きつけ、セントーンをお見舞い。ここからオージー・オープンは後藤に合体攻撃を狙う。しかし、YOSHI-HASHIがカットに入り、デイビスに隠し狭間。さらにフレッチャーにはトレイン攻撃を見舞い、続けてダイビングの後藤ごとハントを炸裂。
カバーをフレッチャーがカウント2ではね返すと、毘沙門は一気に消灯を狙う。だが、フレッチャーはキックで切りぬけ、吹っ飛んだYOSHI-HASHIをデイビスが場外に引きずり込む。そしてフレッチャーは後藤に垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。
今度はオージー・オープンの反撃。デイビスが後藤を担ぎ上げ、放り投げるとフレッチャーがキックをお見舞い。さらにオージー・オープンは合体カッターを炸裂。しかし、デイビスのカバーは後藤がカウント2でなんとかはね返す。
するとデイビスは後藤をコーナーに座らせ、強烈なスライディングエルボーを炸裂。そしてアルゼンチンバックブリーカーのように担ぎ上げるが、回避した後藤は牛殺しを食らわす。
スイッチしたYOSHI-HASHIはデイビスにラリアット。だが、仁王立ちのデイビスはエルボーで反撃。YOSHI-HASHIもエルボーを返し、打撃の応酬に突入。
YOSHI-HASHIはデイビスをトラースキックからのラリアットでなぎ倒してカバー。デイビスがカウント2ではね返すと、YOSHI-HASHIはカルマを狙う。だが、デイビスは回避し延髄斬りをヒット。
ここからオージー・オープンはコリオリスを一気に狙うも、後藤がカット。そして後藤はフレッチャーを担ぎ上げるが、フレッチャーは脱出。すると毘沙門はフレッチャーに隠し狭間。
続いて毘沙門はデイビスにGYRを狙うも、デイビスは回避し、後藤をエプロンに追いやる。すかさずフレッチャーがドロップキックで後藤を場外に排除。
そしてオージー・オープンはYOSHI-HASHIにサンドイッチラリアット。続いて今度こそコリオリスを炸裂し、フレッチャーがYOSHI-HASHIから3カウントを奪取。オージー・オープンが昨年度覇者から大きな勝利をゲットした。