第2試合は田口隆祐&マスター・ワト&クラーク・コナーズ&邪道vs石森太二&エース・オースティン&クリス・ベイ&外道。ワトと石森は1.4東京ドームのIWGPジュニアヘビー級王座4WAYマッチ、“ワイルドヒップス”田口&コナーズとオースティン&ベイは11.27名古屋の『SJTL』公式戦の前哨戦となる。
石森はIWGPジュニアヘビーのベルトを腰に入場。ゴング前、田口組はビールで乾杯。しかし、ワトだけはコナーズが「ワカ~イ」と水を渡す。一方のBULLET CLUBはToo Sweetサインをかわす。
先発は外道と邪道。ロックアップで組み合うと、邪道がロープに押し込んでクリーンブレイク。だが、外道はサミングを食らわせる。
ここからBULLET CLUBが邪道に波状攻撃。しかし、邪道はトレイン攻撃を切りぬけ、今度は田口組が外道にトレイン攻撃を敢行。最後に邪道が逆水平チョップで外道からダウンを奪う。
そして邪道はグリーンキラーを狙うが、オースティン&ベイがカット。さらにオースティン&ベイはワイルドヒップスに連携攻撃を次々決め、最後にコナーズにその場飛びムーンサルトプレス&ギロチンドロップをお見舞い。
続いてBULLET CLUBは、邪道を蹂躙。石森はチョーク攻撃を見舞う。スイッチしたオースティンは邪道にカードスクラッチ。
そしてオースティンは邪道の顔面に足を押し当てる拷問攻撃。次はベイがオースティンのアシストで邪道に低空ドロップキック。だが、カバーは邪道がカウント2ではね返す。
するとベイは邪道にキックのコンビネーションを決め、技の読み合いからサイドバックブリーカーをお見舞い。続いてベイはパンチを浴びせていくが、邪道は気合いを入れ、カウンターのショルダータックルで吹っ飛ばす。
次はコナーズとオースティンのマッチアップ。コナーズはショルダータックルからバックエルボー。ベイがカットに入るも、コナーズは豪快なショルダータックル。そしてワイルドヒップスが連携のヒップアタックをオースティン&ベイに連発。
ここでワイルドヒップスはオースティン&ベイにダブルのケツイェを狙うが、かわしたオースティン&ベイはキックで排除。
次はワトと石森のマッチアップ。石森はすばやい動きから、スワンダイブで飛びつく。しかし、ワトは切りぬけ、逆にスワンダイブエルボーを発射。
だが、石森はYes Lockで捕獲。これを切り抜けたワトは打撃のコンビネーションからフェイスクラッシャーを炸裂。しかし、カバーは石森がカウント2ではね返す。
ならばとワトはレシエントメンテを狙うが、石森はこらえる。するとワトは串刺し攻撃の体勢に入るが、切り抜けた石森はコンプリートショットでコーナーに打ち付ける。
スイッチした外道はワトにチンクラッシャー。そしてトラースキックを放つも、ワトは回避。だが、外道はストンピングから外道クラッチを狙う。
切り抜けたワトは外道にジャーマンスープレックスを狙うが、オースティン&ベイがカット。するとワイルドヒップスがオースティン&ベイを場外に排除。
ここから田口組は外道に波状攻撃。ワイルドヒップスのダブルのヒップアタックから、ワトが前方回転エビ固めを仕掛け、すかさずベンダバールに移行。外道からギブアップを奪った。
試合後、ワトは石森にベルトを巻くポーズで挑発した。
コナーズ「(※缶ビール片手に現われて)勝利は“TOO SWEET”。(日本語で)コレハ、ビール、“TOO SWEET”。オレタチノ ケツハ、“TOO SWEET”。アシタ、“THE ACE OF BEYCE(エース・オブ・ベイス)”は敗北を味わうこととなる。(田口に)アリガトウ」
田口「今日はオートバイじゃないですね?」
コナーズ「(日本語で)ジャナイネ」
田口「(※ビールを飲んで)モーターサイクルじゃねえぜ。だから飲んでやってるぜ。美味いぜ。サッポロブラックラベルだぜ」
コナーズ「(ビールを飲む田口に)最上級のビールだ。勝利の後は一味違うね。明日、勝とうぜ!」
田口「オースチンの太もも、へし折ってやるぜ、俺たち! 俺らのケツのほうが硬いぜ! 硬い……固い決意だぜ、オイ! 上手いこと言ったぜ。固い決意だぜ」
コナーズ「……ハーイ…」
田口「分かる?」
コナーズ「(※なぜか自信たっぷりに日本語で)ワカール。♪I saw the sign and it opened up my eyes♪(エイス・オブ・ベイスの『ザ・サイン』)。アイツらをぶっ倒すぞ! ベイべー! “THE ACE OF BEYCE”、じゃあな明日だ(と歌いながら上機嫌で控室へ)」
田口「(コナーズの様子を見ながら)多分分かってないぜ」
ワト「俺は東京ドームで必ずIWGPジュニアヘビー級王座を獲ると確信している。俺の中で帰ってきてから今日まで、俺は凄く自信になり、自信がつき、その自信を東京ドームでさらけ出す覚悟ができている。そのつもりで今日の藤沢大会。しっかりとジュニアタッグのメンバー、対戦相手にも凄い2人組がいたけど、あの2人もジュニアのチャレンジャーとして負けたくない。そんな気持ちが今日の勝利を導いたのかなと思います。
そして毎回、俺が勝った時、俺たちのチームが勝った時、必ず会場の端、2階席の端、端にいるお客さんまでみんなに俺のことを知ってもらいたい。だから、(※右手を額に当てて、遠くを見るような仕草をしながら)必ずこうやって、こうやって、探すんですよ。こっちを見てほしいだろ? だから、俺もこうやって見ている皆さまを見るんですよ。そして、東京ドームで必ず、(※腹を叩きながら)ここにもっともっと輝くものが来るからさ。一緒に見て楽しもうよ、プロレスを」
※邪道はノーコメント
ベイ「今日の結果は気にしてない」
オースティン「問題ない。ゲドーを倒すのに4人も必要だったのさ」
ベイ「それに、アイツらは始終反則をしていた」
オースティン「アイツらはルールを知らねえんだ!」
ベイ「アイツらは俺の髪を引っ張った」
オースティン「BULLET CLUBはルールを守る。俺たちがルールを作る。そういうことだ。次はクラーク・コナーズとタグチが相手だ。アイツらのことはよく分かってる」
ベイ「アイツらのことを分かってるだって? 実は、俺もクラークのことは分かっている。俺のNJPW (STRONG)デビュー戦で、俺はアイツを倒したからな」
オースティン「そうなのか? 実は俺もNJPWのデビュー戦でクラーク・コナーズを倒したんだ! 初めて『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場した時も、アイツと闘って勝っている。つまり、どういうことか分かるか? クラーク、俺たちはお前がどんな選手か知っている! タグチ、お前は『BEST OF THE SUPER Jr.』の俺との試合では運が良かったが、今じゃ俺のウェポン(武器)がどんなものか、よく分かってるだろ? お前はファンキーウェポン(ケツ)を持っているかもしれないが、(自分の足を指さして)そんなものこのウェポンには敵わない」
ベイ「敵わない!」
オースティン「お前ら2人はコミュニケーションを取るのに苦労しているようだな。逆に、俺たちは常に完璧なコミュニケーションを取っている」
ベイ「トップ選手になるには、時にはつまずいたり負けたりすることもある。今日の結果はL(“負け”を表すloseの頭文字)だったが、今日の俺たちはそんなアルファベットに興味はない…」
オースティン「アルファベットの最初から始めようぜ」
ベイ「何事もこのアルファベットから始まる…」
2人「(声を合わせて)A、B、Cは1、2、SWEET!」
ベイ「お前のケツをぶっ飛ばしてやるぜ!」
石森「オイ、ワト! もう少しギア上げてくんねえと話になんねえよ。見ての通り、全然疲れてねえよ。各地を転々と会場に移動しているだけで、そっちのほうがよっぽど疲れるって話でよ。そういえば昨日(のコメントで言っていたが)、最強なエンジンを持ってるんだって? その最強なエンジンはよ、疲れねえのかよ。
もしそうなら、その最強なエンジンを選手バスにもつけて、よりさらに快適にしてくれよ。っていうかよ、昨日のコメントよ、文章だけよく何度も見たら、お前はF1レーサーかよ? (※腰に巻いたIWGPジュニアのベルトをパンパンと叩き)このベルトに挑戦すんだろ? なあ? 大丈夫か、オイ!? でも、なんかワトのことを考えてると、こっちまで疲れてくるからよ。今日はここまでだ」
※外道はノーコメント