両者リングアウトの裁定から鷹木とタイチの要望によって実現した再試合。
鷹木は逆水平チョップ、タイチはローキックを繰り出す。激しい打撃の応酬に競り勝ったタイチはフロントキック。だが、鷹木はショルダータックル。
するとタイチもフロントキック。そして技の読み合いから、鷹木がバックエルボー、ナックル。だが、龍魂ラリアットはタイチが喉輪で返す。するとヒロムがチョークをタイチに決めるが、デスペラードが妨害。
ヒロムとデスペラードは激しいチョップ合戦に突入。そしてロープワークの攻防では、デスペラードがうまくヒロムを場外に追いやる。しかし、BUSHIがデスペラードに低空ドロップキック。
すると金丸&DOUKIがBUSHIにトレイン攻撃を狙うも、BUSHIは回避。そしてティタンがロープウォークからミサイルキックで金丸&DOUKIを場外に追いやり、てラ・ケブラーダを炸裂。
場外では鷹木とタイチがパンピングボンバーとアックスボンバーの応酬。そして組み合うと、タイチが上手投げを狙う。鷹木は切り抜けるも、タイチは鉄柵に叩きつけてから外道クラッチでカウント3以上、押さえつける。そしてタイチは先にリングに戻るも、鷹木もカウント19でリングにギリギリ生還。
驚きの表情のタイチに対し、鷹木はグラウンドコブラツイストを決め、技アリの3カウントを奪取した。
WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022
- 日時
- 2022年11月26日(土) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館
- 放送
- 観衆
- 1083人
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第3試合 30分1本勝負(再試合)
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
BUSHI「今日の、対戦チーム相手にいたな、ジュニアタッグチーム。このジュニアタッグリーグにエントリーしてる金丸、DOUKI。どうやらオマエらな、今年のタッグリーグ戦、成績しか見てないものの、調子悪そうじゃないか。それに対して俺とティタンは、今のところ2勝1敗。しかもその1勝は、メインでジュニアタッグチャンピオンチームから取った大きなものだ。なぁ、オマエらとどこで当たるのか、まだ詳しく見てないけどさ、わからないけど、楽しみにしてるよ」
ヒロム「ヘイヘイヘイ、いいじゃん、鷹木さん! 何で勝ったのかは知らないけど、ガッツリとスリーカウント取ったんだろ? 聞こえたぞ。ワン、ツー、スリーが聞こえた。素晴らしいじゃないか。俺と、デスペラードも、最高に楽しんですよ。技なんかさぁ、今日、出してないんじゃない? チョップ、エルボーだけ、打ち合ったんじゃないの?
でもさ、デスペラードとは、それができるんだ。気持ちのぶつかり合いだけで、試合になっちまうんだよ。でもさ、いずれか、いいよね……アイツとチョップだけ、エルボーだけでやり合ってさ、チョップだけで、エルボーだけでスリーカウント取ってやりたいよ。なんか今日、そんなふうに思いまった。思いました……。『思いまった』って今、俺言っちゃった? 言っちゃったよね。『思いまった』って? 『思いました』だから。『思いまった』じゃないよ。『思いました』だよ。わかってる?
それぐらい、感情が揺さぶられてる。そういうことです。でも、やっぱり昨日はね、黒パンのアイツを見て、まぁちょっとばかし、心が揺らいだっていうかね、焦りが出ちゃったよ。今日もあの黒パンの格好できたらどうしよう? それが不安で、昨日は眠れませんでした。でもまぁ、よかった。ほんとに(昨日は)忘れただけみたいだね。助かったよ。やっぱ、黒パンのアイツを見ちゃうとさ、なんか……こう、なんていうのかな…………あの時……ンー…………まぁいいや……」
ティタン「今日も、“エル・インモルタル”ティタンはここにいる。今日はL・I・Jと一緒に勝利を取った。これで次のリーグ公式戦、ケビン&KUSHIDAに向けていい波に乗ってきたぞ。BUSHIと俺は、必ずアイツらを倒す。そしてまた2ポイントを得て、決勝戦に近づく。リーグ優勝をつかみ取るのは俺たちだ。このリーグはL・I・Jが制覇する。このリーグはティタンとBUSHIのものだ。優勝者としてメキシコに帰るんだ。パレハ(パートナー)、やろうぜ!」
鷹木「昨日に引き続き、これで2連勝だ。なぁ、後楽園の負けなんて、これで帳消しだろ。ただよ! 2連勝してるってのに、どうも気味悪いのは、タイチの世界に引きずり込まれてるような気がしてならねぇな。だがどんな世界であろう、どんなスタイルであろう、俺は自分のスタイルを貫くだけだからな。
タイチ、何を考えてるのかわかんないがな、面白いルールを提案してこいよ。俺は毎回言ってんだろ。前回のファンタズモ戦もそうだ。ファンが望むルールだったら、俺はなんでも構わねぇ。ただ俺も、提案する方向性は決まってっから。今年最後のKOPW、今年最も強烈な争奪戦、いや! 新日本で一番壮絶な試合をやってやる」
デスペラード「これが私の本当の姿ですよ。昨日はたまたまあんなことがありましたがね、そんなもん……まぁ、オマエらも忘れたころにいきなりお見舞いしてやるからな。気をつけろよ。ま、そんなことはどうでもいい。ヒロム、あぁやっぱ楽しいな。オマエとやってんは楽しんな。パカパカパカパカいつまでも殴り合ってよ、IQの低~いプロレスやんの最高に楽しいよ。あとはえーと、石森、ワト、1コ前(の試合)でやってたな……俺たちの熱についてこれるかな?」
DOUKI「(※スペイン語で)F●●KING スーパースター!ティタンとBUSHI!アイツらは一方はスーパースターで、もう一方はルチャドール気取りのチームだ!オマエら準備できてるか?やる気はあるのか?俺たちは準備バッチリだぞ、このヤローが!」
金丸「オイオイ、ルチャの動きはもうDOUKIに任せて、BUSHI、テメェのマスク剥ぎ取ってやるからよ。覚えとけ、この野郎……」
DOUKI「(※スペイン語で)オマエのマスクも剥ぎ取ってやるよ、ティタン!」
タイチ「もう試合終わってんだろ、先に?え?リングアウト、両者リングアウトで終わってんだろ?なに熱くなってんだよ。残業させんなよ、俺に。もう1試合させたな。ギャラ払え、オマエ。2試合分のギャラ。どうでもいいんだ。差、あとはルールだ。どうでもいいんだ、今日の勝ち負けなんて。探り合いだ、こんなもんは。クッキリと。おぼろげじゃない、クッキリと、KOPWのルールが浮かんだよ。
リングアウト、両者リングアウト、もう必要ないんだ、俺たちに。だけどな、場外でもやりてぇんだったら、やってやろうじゃねぇか。外でも。外に出したいんだったら、好きなだけ出しやがれ。付き合ってやるよ、それに。だけどな、リングアウト、場外、関係ねぇんだ。なんだったら反則も、全部関係ねぇんじゃないか。いらねぇんじゃねぇか、俺たちに。そうだな。
いいな、世間はサッカーで、サッカーのワールドカップでわいてるな。やっぱり、点を取ったり取られたりっていうのはよ、全世界が熱狂するもんだな。よくわかったよ。まずはルールのプレゼン対決の場を用意しとけ。そっからだ、まずは。俺と鷹木、2回ともやってきたろ。そこでまずルールをはっきりさせようじゃねぇか。結果はそれからだ。きっちり、きっちり決めてやるよ」