26,085人を動員した1.4東京ドーム大会の熱狂も冷めやらぬ中、大田区総合体育館で開催される『NEW YEAR DASH!!』。全対戦カードを事前発表せず、入場時に判明するシステムで行われる。
第1試合は、新日本プロレス本隊の本間&タイガー&成田と、HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎&東郷が対決する6人タッグ戦となり、いきなり乱闘で試合がスタート。
早くもタイガーが孤立してしまうが、EVILにカンガルーキックを食らわせ、風車式バックブリーカーで東郷を叩きつける。
ところが、裕二郎が場外からタイガーのロープワークを妨害し、鉄柵攻撃をお見舞い。これをきっかけにタイガーは防戦一方となり、東郷がマスクを剥がしにかかる。
その後もタイガーはピンチが続いたが、タイガードライバーで裕二郎に逆襲。タッチを受けた成田が、ハーフハッチ、腕ひしぎ逆十字固め、コブラツイストなどでさらに痛めつける。
すると裕二郎は、成田の顔面をかきむしって流れを変え、低空ランニングフロントキックで逆襲。しかし、成田はEVILと裕二郎を激突させ、ジャンピングフロントハイキックでEVILを蹴散らした。
本間対EVILとなり、本間がショルダータックル、逆水平チョップ連打、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー。だが、次に放った小こけしはEVILがかわし、トレイン攻撃からフィッシャーマンバスターを食らわせる。
続いてEVILはEVILを仕掛けるが、本間が回避し、カウンターこけしロケットをお見舞い。そして、タイガー&成田がサンドイッチローキックで追撃し、本間が今度こそ小こけしを命中させる。
それでもEVILはラリアットを浴びせるが、本間はヘッドバットで報復。ところが、東郷がレフェリーの注意を引きつけ、裕二郎がケイン攻撃を食らわせる。そして最後は、EVIL&東郷がマジックキラーでダメ押しし、本間を葬った。
NEW YEAR DASH!!
- 日時
- 2023年1月5日(木) 17:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・大田区総合体育館
- 放送
- 観衆
- 2,713人
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|中林泰人
MATCH REPORT
COMMENT
EVIL「(※ディック東郷を引き連れて現れる)オイ、何なんだよあの野郎! 俺らのステージを邪魔しやがってよぉ! オイ、鈴木、デスペラード! オマエら何で成田を助けに来たんだコノヤロー! ふざけやがって! まぁいいや。オマエらがその気だったらよぉ、3人まとめて叩き潰してやるからな、よく覚えとけ! (※東郷に)よし、行くぞ!」
※東郷と裕二郎はノーコメント。
本間「(※インタビュースペースにたどり着くと床に倒れ込み)アー、アー、アー、クソッ! 2023年の戦い始め、HOUSE OF TORTURE、新年早々クソみたいな戦い方しかできねぇな! でもよぉ、負けたのは事実だよ。負けて始まり、這い上がってやるよ! 這い上がってやるよ! もう這い上がるしかねぇんだよ! アー、『WRESTLE KINGDOM』にも出れねぇ! 『WORLD TAG LEAGUE』にも出れねぇ! もちろん『G1 CLIMAX』にも出れねぇ! そんな“当たり前”、クソ食らえだよ! 俺は何としても這い上がってやる! どんなことがあろうと俺は絶対諦めねぇ!」
※タイガーマスクはノーコメント。
※まず鈴木がニヤニヤしながらインタビュースペースに。その後、デスペラード、成田の順で現れる。
成田「オイ、HOUSE OF TORTURE! ふざけんなコノヤロー! ナメやがって! アイツら絶対潰してやるからな!」
鈴木「オイ、イーブー! イーブー! イーブー! そんな小っちゃいところによぉ、収まってんじゃねえよ! オイ、他の虫ケラども! テメーらまとめてぶっ飛ばしてやるぞコノヤロー! テメー、前のシリーズからよぉ、『WORLD TAG LEAGUE』じゃチョコマカチョコマカしやがってよぉ! ナメてんのかコノヤロー! あぁ!? (※デスペラードに)なぁ?」
デスペラード「まぁ鈴木軍はなくなっちゃったっすけど、だからって別に、無理矢理別の方向に進む必要もないわけで。ボス……いや、鈴木さんが言ってくれたようにさ、やりてぇことやってんだからそれでいいだろ。で……だ、“やりたいこと”で今、ふと思ったんですが、成田君、同じ方向を向いてんだったらさ、お互い頭数合わせるだけでもいいんじゃない? 別に“協力”はしなくていいんだよ。“共闘”がとりあえずできればそれだけでいいんだよ。まぁオマエがイヤだっつったら、別にこっちはどっちでもいいんだけどさ」
※成田は視線を落とし、無言を貫く。
デスペラード「悩んでそうだなぁ。俺は後で返事聞くよ(※と、先に立ち去る)」
※鈴木は笑みを浮かべて成田に視線を送る。成田はしばらく鈴木の方を見ていたが、無言のまま立ち去る。
鈴木「“ストロングスタイルの息子”なんだろ? 『SON OF STRONG STYLE』なんだろ? 日本のプロレス界で、先人が残したストロングスタイル、俺が全て持ってるぞ。(※立ち去りながら)考えれば分かるだろ……」